NHK朝ドラ「虎に翼」~第13週「女房は掃きだめから拾え?」#64
寅子(伊藤沙莉)と多岐川(滝藤賢一)は代議士・立花幸恵(伊勢志摩)と共にラジオ番組に出演。家庭裁判所の存在は広く知られるようになる。
寅子の活躍の一方で、よね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)、そして梅子(平岩紙)は予想もしていなかった事態に直面していた。
【「虎に翼」おさらい】⇒“候補者名簿”に「コロンコロン」の文字。おまけに《脚本協力 足立紳》と来れば…
【本日のツボ】
「茨田りつ子降臨!」と「残念すぎる光三郎」
※※以下、ネタバレあります※※
多岐川発案の「愛のコンサート」。月曜からここまで引っ張られましたが、ついにその出演者が明らかに。まさかの茨田りつ子(菊地凛子)だったとは。
しかも久藤(沢村一樹)とお知り合い設定で、久藤に対して、「その軽薄さ、相変わらず下品ね」などとりつ子らしさ全開で、「ブギウギ」ファン胸アツの回となりました。
いよいよ明日、「愛のコンサート」で久々に歌声を聴かせて欲しいものです。となると問題は選曲ですが、ここはやっぱり「別れのブルース」ということになるのでしょうか。
それよりもなによりも、光三郎(本田響矢)には驚かされました。そこ行くか、という感じです。よりによって父親のお妾さん(武田梨奈)とは。
光三郎ちゃん、大きくなってもお母さん思いのいい子、と目を細めて見ていたのですが、上がりに上がった光三郎株が一気に急降下しました。
お見事! 梅子のちゃぶ台返し
でも、考えてみれば、母親想いの優しくていい子だからこそ、すみれに同情してしまったのかもしれません。
家族が揉めるなか、「ハハハハハ」と梅子が高笑い。「もうダメ。降参。白旗を振るわ」と発言。
「私はすべてを放棄します。相続分の遺産も、大庭家の嫁も、あなたたちの母としての務めも。全部棄てて、私はここから出ていきます!」
「民法第730条『直系血族及び同居の親族は、互いに扶け合わなければならない』。お義母様のことは兄弟3人で話し合いなさい。育ててあげられなくてごめんね。でも、お互い誰かのせいにしないで、自分の人生を生きていきましょう」
そうまくし立て、最後は「ごきげんよう!」と颯爽と出ていきました。
ずっと耐えに耐えてきた梅子のちゃぶ台返し、胸がすく思いでした。お見事!
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