『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」

コクハク編集部
更新日:2024-07-11 06:00
投稿日:2024-07-11 06:00

そもそも「英語が下手」ってどういうこと?

「母国語の発生発音に引っ張られている英語話者、ということです。日本で生まれ幼少期でアメリカに渡ったという設定の方が説得力が増したのではと。

 また、医療系の単語はとても難しく慣れている人でも苦戦するものが多い。そんななか、よく膨大なセリフを話せているなと感心しました」

 AさんはSNSに溢れる英語力への批判に疑問を感じるという。

「そもそも『英語が下手』って何? というのが率直な感想です。特に私が住むオーストラリアは移民大国なので、さまざまな人種が存在します。例えば、インド訛りや中東訛りの聞き取りにくい言葉で話す人もいますが、みんな堂々としゃべりますし、誰も気にしません。通じればいいんです。

 いろんな母国語に引っ張られた英語を話す人がたくさんいるので、なぜ上手とか下手とかジャッジする必要があるの? と。人の英語を笑うな、です」

 自分が話せない英語についてとやかく言うのは、島国で育った日本人の良くないところかもしれない。

 小池栄子演じるヨウコの英語は《わざと演じているのでは》《設定自体が嘘なのかも》という指摘もある。今後はどう展開していくのか。

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