「妻とはマジで離婚」自分の親への非礼に我慢しバカにされ続けた41歳男

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-08-17 09:04
投稿日:2024-07-20 06:00

親に対して失礼すぎる振る舞いを

「妻は、僕の親に対して10年以上にわたって、失礼な態度を取り続けたんです。

 実家の親が上京して遊びにきても、家に泊まるのを渋ってホテルに泊めさせたり、娘の塾や習い事を言い訳にして、会わせようともしなかったり…。

 それだけじゃありません、盆や正月の帰省でも、僕の実家には泊まらずに娘を連れて駅前のホテルに勝手に泊まるし…。

 とにかく妻のやることは、めちゃくちゃなんですよ」

親をバカにしている女を抱きたくない

 シュンペイさんは、苦々しい表情で言ったあとに「そんな妻を抱こうって気になります? 普通、ならないですよね? それに、この先両親の介護問題が出てきたときに、そんな妻を頼れます? 無理ですよね?」と肩を落とします。

「たかが『レス』って思うかもしれないけれど、そこには僕の親をバカにしている女を無理してまで抱きたくないって感情が、ずっとあったんですよ。

 それでも妻が僕に抱いてほしそうなら、夫婦だし抱く義務があるんだろうって思いますけどね。妻から僕を求める様子もなかったんで。

 だからもうずっと前から僕は、親が元気なうちに離婚をしようって、腹に決めていたんです。

 まぁコロナ禍があって、ちょっと遅くなっちゃったけど、それがたまたま今のタイミングだったっていうだけなんですよ」

浮気は断じてしていない

 今回ばかりは離婚の決意は固いので、誰が何を言っても考えを変えるつもりはないと強調するシュンペイさん。ひょっとして浮気をしている背景はないのかと尋ねてみると…。

「ないです。そんな自分に不利になること、するわけないじゃないですか。

 彼女をつくるなら、離婚をした翌日からにしますよ! 今は妻に対して落ち度をつくりたくないし、弱みを見せるわけにもいかない。

 だから、離婚をするまでのあいだは、絶対に浮気なんてしません。とにかく僕は、早くあの家を出て、妻と正式に離婚をしたいだけなんですよ。

 僕は離婚が成立したらその翌日から、次の妻を探し始めるつもりです。今度こそ親と折り合いのいい女性を選んで幸せになりますよ」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ホストがどっぷり惚れた女性の深イイ話♡“彼の愛”なぜ得た?
 ホストクラブのホストはイケメンが多く、髪型もファッションも最先端という人イメージです。それに加えて女性客を騙して貢がせ...
内藤みか 2022-03-10 06:00 ラブ
おうちデートに飽きたよ…ワンパターンを解消する方法6つ♡
 長引くコロナ禍……。おうちデートを続けていたけれど、「もう飽きた」とマンネリ化を感じているカップルも多いですよね。そこ...
恋バナ調査隊 2022-03-09 06:00 ラブ
結婚どころか好きな人できない!負のループを抜け出す方法
 まわりが結婚や出産をしていくのを横目に見て、20代の時は、「うらやまし〜!」と悔しがっていたはずなのに、結婚できないど...
若林杏樹 2022-03-09 06:00 ラブ
長く付き合った彼氏に振られた…上手な立ち直り方&NG対処法
 長く付き合った彼氏に振られた時のショックは、計り知れませんよね。特に、結婚や出産の適齢期を意識している女性は、いろいろ...
恋バナ調査隊 2022-03-09 06:00 ラブ
“同い年婚”で後悔する5つの理由&うまくいかせるポイント
「同じ年だから」と気が合い、交際、結婚に発展するカップルは少なくありません。同じ年となれば、育ってきた環境も似ているため...
恋バナ調査隊 2022-03-08 06:00 ラブ
子供の行事に別れた元夫を呼ぶべき? 卒園を前にして思うこと
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
孔井嘉乃 2022-03-08 06:00 ラブ
サイコパス気質な男性に注意!恋愛の傾向4選&上手な別れ方
「サイコパス気質な男性=危険な男性」という印象を持つ女性は多いでしょう。しかし、中にはサイコパス気質を見抜けずに恋愛に発...
恋バナ調査隊 2022-03-08 06:00 ラブ
彼氏が忙しくて会えない…男の本音と心理、不安な時の対処法
 せっかく付き合っているのに、いつも忙しくて会えない彼氏。さみしいけれど「わがままをいったら嫌われるかも……」と、なかな...
恋バナ調査隊 2022-03-07 06:00 ラブ
目指すは“自慢の彼女”! 彼氏の友達に会う時の5つの注意点
 彼氏の友達に会うとなったら、気合いが入ってしまいますよね! 友達に会わせてくれるということは、それだけあなたへの気持ち...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
近距離恋愛カップルは別れやすい? マンネリ回避策3つ
 なかなか会えない遠距離恋愛に対して、会おうと思えばいつでも会える近距離恋愛。これだけ聞くと、近いところに住んでいるほう...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
爪研ぎしちゃうぞにゃん♡ 恋愛黒歴史LINE5選、即削除したい
 誰にでも記憶から消し去りたい黒歴史があるものです。特に、恋愛に関することだと感情が高ぶってしまうこともあり、一段と恥ず...
恋バナ調査隊 2022-03-06 06:00 ラブ
男性が“魔が差す時”のシチュエーションは?正気に戻す対策も
 浮気をした男性の言い訳で多いのが、「魔が差した」という理由。女性側からしたら、「理由になっていない!」と言いたくなって...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
私、彼氏を嫌いになれないのなぜ?隠れた4つの心理&対処法
 彼氏がいる人の中には、「ダメ男」と気づきながらも嫌いになれず、ズルズルと交際を続けてしまう人がいます。そんな人の多くは...
恋バナ調査隊 2022-03-05 06:00 ラブ
「脈なし、気づいて」超ポジティブ男に翻弄される女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
「彼女は今の自分に必要!」超ポジティブなバツ2男性の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.80〜女性編〜」では、恋愛対象外の男性であるケイジさん(仮名・36歳男性)から、しつこく口説...
並木まき 2022-03-05 06:00 ラブ
意外と手ごわいのね…“絶食系男子”5つの特徴&攻略する方法
 男性を落とすには、彼の性格やタイプによって攻略方法を変えていくことが必要♡ でも、最近増えている「絶食系男子」を落とす...
恋バナ調査隊 2022-03-04 06:00 ラブ