恋人未満の男友達に玉砕…モヤモヤ心に効くメス力の処方箋♡

神崎メリ 恋愛コラムニスト
更新日:2019-08-04 06:00
投稿日:2019-08-04 06:00
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんが人にはなかなか相談できない恋愛のあれやこれやお悩みに手厚く、そして、ズバッとお答えします。

Q1.振られてしまった男友達との関係に悩んでます

 メリさん、こんにちは。メス力をいつも参考にさせていただています。ご相談です。

 まだメス力に出会う前、長年の男友達だった人に告白して振られてしまいました。その後「友達に戻らない、連絡をしない」と伝え、1年間、一切の関係を断ちました。

 彼は友人としても大切な人だったので、好きにならなければ良かったとか友達に戻れたら良かったとか思うこともあります。

 ですが、このままでは前に進めないと思い、婚活を始め、紹介や飲み会等での出会いもあったのですが、なかなかうまくいっていません。

 うまくいってないからだと分かっているのですが、いまでも、ふと彼を思い出したり、連絡したくなってしまったりします。振られたときに彼の連絡先やSNSは消したのですが、共通の友人が多く、一切の繋がりは断てずにいます。

 こうした自分の気持ちは、未練というより、執着なのかとも思うのですが、気軽に何でも話せて一緒にいて楽しい人を失ったという思いが強いのです。

 男友達に振られてしまった後の関係性についてお聞きしたいです。(37歳未婚♀・ゆい)

A1.「メス力」の流儀は過去の恋を美化しないこと

はじめましてゆいさん。神崎メリです。

きっと友人としてお付き合いしてきたがゆえに、
思い出がたくさんあるのですよね。

男友達に限らず、長く付き合った恋人との別れや離婚にも同じような喪失感が起こります。

・気分転換に街を歩いていても、一緒に行ったお店の前を通れば胸が苦しくなってしまう。

・笑える話を聞いたときに、ふっと彼の顔が浮かんで、「前だったらすぐLINEで報告して笑いあってたのに」と日々の些細なことをシェアできる相手を失ったことに寂しさを覚える。

・無意識のうちに過去のことばかり思い返してしまい、「あのとき私があんなことを言わなければ…」と後悔の念に駆られてしまう。

大切な人を失ったときの心のポッカリ感、それが失恋なんです。

人への想いって簡単に断ち切れないのですよ。
ゆっくりと時間をかけて自分の中で風化させていくしかありません。

その上でゆいさんは、婚活や飲み会などに出かけていらっしゃるので忘れるための努力は十分なさっていると思います。

立ち止まらずに、出会いをどんどん求める。

これは「メス力」でも、失恋から立ち直るためにオススメしている方法です。

そしてゆいさんに限らず、人はそもそも恋に落ちる機会自体が少ないものなので、男友達以上の人になかなか巡りあえないのは当たり前のことなのですよ。

ここを勘違いして、過去の恋を美化しないで欲しいです(失恋後にありがち)。

せっかく前を向いているので男友達に会ったり連絡してしまわずに、そのままゆっくりでも前に進んで行って欲しいと思います。

彼の側にいればその分だけ、忘れるのに時間がかかってしまうので。

そして新しい恋が訪れたらその喪失感は昇華されますからね。

「あの彼にはなんでも話せたのに!」という後悔が、「好きになった人と結ばれた〜い♡」という恋心に、“秒で”塗りかえられます(これが女の上書き保存の正体です)。

新しい出会いにも盲点が…

ただし、「メス力」としての注意点は、新しく出会った男性が自分に惚れている「ど本命」かを見極める前に、カラダの関係になるのを急がないことです。

傷心のときに遊び目的の男性に引っかかってしまうと、さらに心の傷がエグられることになるので要注意ですよ。焦らずにいきましょう!

大丈夫、過ぎゆく時間と立ち止まらずに進む勇気が、ゆいさんの心を癒してくれますよ。

Q2.結婚相手を学歴で判断しがちです

 アラサーになると結婚を意識するので男の人を学歴、経済状況、見た目で判断しがちになります。

 好きという気持ちが分からなくなりました……。(27歳未婚♀・さあや)

A2.「一目惚れワンピ」に出合ったときを思い出す!

はじめまして。さあやさん! 神崎メリです。

婚活中の女性の話を聞いていると、「恋ができません!(涙)」というお悩みがとっても多いなぁ~と感じます。

それってきっとこういう状態に陥っているから。

ショッピングに出かけたときのことを想像してみてください。

「仕事用のスーツを買わなきゃ……予算は〇〇円」という気持ちでスーツ専門店を巡っていても、

「うーん、ビミョ~に着ぶくれするデザインなんだよねぇ」

「このボタンが絶妙にダサいんだけど……」

なんて良くない部分ばかりが目についてしまい、キュンとする一着には出合えないもの。仕方なく一番マシなスーツを購入したとしても、愛着は湧きません。

でも、時間潰しにフラッと立ち寄ったデパートで、惹きつけられるように目に飛び込んでくるワンピースに出合い、

「え? やっば!! かわいい~♡ 絶対欲しい!!」

「◯◯円かぁ……ちょっと予算オーバだけど、いっか♡」

と予定外のお買い上げをしてしまうこともある。
これが妥協と恋の違いなのですね。

結婚はゴールではない

いまのさあやさんはスーツ選びに近い心情になってしまっています。

この状態で結婚相手をムリヤリ見つけ、一緒に生活したところで、すぐに「生理的に本当ムリ……」となってしまいますよ!

そうなると結婚生活自体がうまくいかなくなる。なので、貴女と相性のいい「ど本命」と巡り合うまでは、むしろ結婚はしない方がいい! と提唱しています(結婚はゴールじゃないんです)。

あえてスペックから目を外して男性を見る

恋する気持ちを芽生えさせるには、相手のスペックばかりを注目しないこと。

「スペックはさておき、話したときに楽しい人がいるかな!?」

こういうフィーリング重視で男性と出会ってみてください。

または、「今日はいい人いなくてもいいっか~」と肩の力を抜いてみるのもいいでしょう!

予期せぬ一目惚れワンピに出合えたように、必死に探さないことで心に隙と余裕が生まれ、縁が舞い込むこともあるのですよね。

毎晩貴女と添い寝するのは、スペックじゃなく生身の男です。

いざ結婚してしまえば、あんなにこだわってたスペックなんてホントに一秒でどうでもよくなります!

それよりも生活していく上で居心地のいい人が一番です。

このことを忘れずに、男性と出会ってくださいね♡

神崎メリ
記事一覧
恋愛コラムニスト
ドイツハーフ。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力」=「メス力」と命名し、それこそが幸せの第一歩だと提唱している。男ゴコロや恋バナを発信する公式ブログのアクセス数は月間200万PV以上。Instagramのフォロワー数は12万人を超える。

著書に「魔法の『メス力』」(KADOKAWA)、「大好きな人の『ど本命』になるLOVEルール~"運命の彼"にめぐり逢い、ずーーーっと愛され続けるための秘密の法則」(大和書房)、「神崎メリのヒロイン手帳2020」(扶桑社)、「ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密のメス力LESSON」(SBクリエイティブ)、予約段階でAmazon総合1位〜発売前重版決定の最新刊「男のトリセツ」(マガジンハウス)が5日で3刷と好評発売中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


フリーランスの人との結婚は大変? 成功させる“決め手”とは
 結婚したい相手がいるけれど、仕事がフリーランスの人だった場合、「本当に結婚してもいいのかな?」と不安になる人は多いよう...
恋バナ調査隊 2022-11-16 06:00 ラブ
彼氏に嘘つかれたら「嘘つく理由&判断基準」で精査しましょ
 彼氏に嘘をつかれたら、あなたはどうしますか? 将来を考えているとしたら、彼氏の嘘に気づいたとき「もう信用できない……...
恋バナ調査隊 2022-11-15 06:00 ラブ
「40代の恋愛」で別れました 失恋の傷から立ち直る3つの方法
 女性にとって40代の恋愛で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね。だからこそ、失敗から学んで次の恋愛こそは幸...
恋バナ調査隊 2022-11-14 06:00 ラブ
「家持ち独身男性」でババを引かないために確認すべき点は?
 婚活中に家持ち独身男性に出会ったら、あなたはどう思いますか? 少し前までは「持ち家は財産」と考えられていましたが、今は...
恋バナ調査隊 2022-11-14 06:00 ラブ
大人女性の「あざとLINE」3選~私はこれで彼を落としました
 同性から嫌われがちなぶりっこが、男性からモテるのは謎ですが事実。“あざとさ”は、恋愛するうえで多少は必要なのかもしれま...
恋バナ調査隊 2022-11-13 06:00 ラブ
「上司が好きかも!?」その気持ちには“勘違いフィルター”が…
 毎日顔を合わせる男性上司に「好きかも」と感じているそこのあなた……! もしかしたらそれは、単なる勘違いかもしれません。...
恋バナ調査隊 2022-11-13 06:00 ラブ
夜のベッドもねちっこくて…婚約者の豹変ぶりに悩む35歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-12 06:00 ラブ
「妻になる自覚ある?」妥協で決めた年下婚約女に辟易する男
「冷酷と激情のあいだvol.116〜女性編〜」では、婚約後に性格が豹変した恋人・タカオさん(49)に困惑する理沙さん(3...
並木まき 2022-11-12 06:00 ラブ
実録・合コン失礼発言集「女の子紹介して」って何でやねん!
 素敵な出会いを求めて合コンに行ったのに、失礼なタイプの人に出会ってしまった時、本当に嫌な思いをしますよね。今回は、女性...
恋バナ調査隊 2022-11-12 06:00 ラブ
アラフォー妻達の“夫”後悔録 結婚相手を妥協したばっかりに
 結婚している女性を「羨ましい」「勝ち組」と思う人もいるでしょう。でも、現実はそうでもないようです。  結婚相手に妥協...
恋バナ調査隊 2022-11-11 06:00 ラブ
恋人未満の彼と“お泊り”旅行したい!OKになる3つの誘い方は
 旅行クーポンなども発行され「彼と旅行したい!」と考える女性が増えています。 「でも女性から旅行に誘えない」などと迷っ...
内藤みか 2022-11-10 06:00 ラブ
「あの無理目な男と付き合いたい」実現させるための恋愛テク
「あの人は自分と住む世界が違う」。そう感じる男性を好きになった経験はありませんか? 無理目な男性に恋をしたとき、なにもせ...
恋バナ調査隊 2022-11-09 06:00 ラブ
長~く愛され続けたい!「居心地の良い彼女」に必要な心構え
 いかなる恋愛においても、お互いにとって「居心地がいい存在」になるのはとても重要です。  どれだけ愛していてもどちらか...
若林杏樹 2022-11-09 06:00 ラブ
恋愛中はいい人でも…“クズ夫”の兆候は結婚前に見抜かないと
 大好きだったはずの彼と結婚したにも関わらず、結婚後「実は、クズ夫だった……」と後悔する女性は意外に多いです。「私は大丈...
恋バナ調査隊 2022-11-08 06:00 ラブ
「離婚しない不倫男の勝手な理由」夢見てるのは貴女だけかも
「ダメな恋」とわかっていながらも、不倫を続けている女性もいるのではないでしょうか? 彼から「妻とは別れる」と言われたら、...
恋バナ調査隊 2022-11-08 06:00 ラブ
モテる極意!「男性経験が少ない女性」彼はどこで判断する?
「男性経験は豊富なほうが、大人の女性としてモテるはず♡」と思っていませんか? 意外なことに男性は、夜の経験が少ない女性...
恋バナ調査隊 2022-11-05 06:00 ラブ