サレ妻“リベンジ不倫計画”の最終形。元カレと愛ある騎乗位、肉棒の感触を味わって… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-09-06 06:00
投稿日:2024-09-06 06:00

義父の法律上の「養女」に

――幸せなひと時でしたね。その後はどのようになったのでしょうか?

「互いの家庭を守りつつ、拓斗とは月に2回ほど逢瀬を重ねています。夫は相変わらず銀座のクラブ通いをしていて…(笑)。でも、私にとっては好都合ですね。夫の浮気という免罪符があるからこそ、堂々と不倫を楽しめますから。

 そしていざという時、私に有利になるように夫とホステスとのラブラブLINEはこっそり撮影しています。

 さらに嬉しいことがありました。義父が私を法律上の『養女』にしてくれたんです」

――えっ、それは一体どういうことでしょうか?

「遺産問題の関係です。次男夫婦と後々トラブルが起きないよう、私は夫の妻であるとともに、義父の養女にもなることができました」

――それは法律上、可能なのですか?

「はい、可能です。実は子供ができない私たちを慮(おもんぱか)ったのと、『息子の浮気』の代償と察しています。義父は自宅マンションの他にいくつかの不動産も持っているので、自分たちが亡くなった後、暮らしに困らないよう配慮してくれたんです。

 もちろん、夫も異論はないようです。長男として、莫大な資産を受け継ぐ手はずは整っているので」

 ◇  ◇  ◇

 現在、奈緒子さんはブティックで働きながら収入を得て、拓斗さんとの逢瀬を楽しんでいるようだ。拓斗さん自身も『会社や家庭で僕の居場所はないけれど、奈緒子との時間があるから、何とか頑張れる』と言ってくれている。

 奈緒子さんは語る。

「人生って不思議ですね。あんなに憎んでいた元カレが、今はなくてはならない存在になっている。逆に、私を口説き落として結婚した夫が若いホステスに入れあげて、嫌悪の対象になっている。経済面の不安はなくなったので、あとは拓斗との不倫がバレないよう、細心の注意を払って婚外恋愛を愉しむつもりです。

 回り道をしたけれど、結局はこれで良かったと言い聞かせています。『リベンジ不倫』は成功ですね(笑)」

 奈緒子さんはショートヘアを掻き上げながら微笑んだ。人生、何が起きるか分からない。だからこそ「今を一生懸命に生きるつもりです」と告げた彼女の凜としたまなざしが、筆者の心に深く刻まれた。

(了)

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


おすすめ人気膣トレグッズ5選!感度UPでもっとキレイに♡
「膣トレ」って、聞いたことがある人は多いでしょう。締まりが良くなる、イキやすくなるなど、セックス時にメリットがあるだけで...
ローターとしても挿入しても♡遠隔操作もできちゃう優れモノ
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、ラブグッズをコレクションし始めたころの私は、まさにそれでした。というよりも、...
桃子 2020-10-05 06:00 エロコク
SEX観を変えた映画と彼…“無理しない”に気づいた人形プレイ
 その人の生き方は、セックスのシーンでも滲み出るのではないでしょうか。受け身だったり恥ずかしがるよりも、アクティブで主体...
大泉りか 2020-10-03 06:00 エロコク
編集部&プロが選ぶ 女性に優しいおすすめラブグッズ11選♡
 あなたは、ラブグッズを使ったことがありますか? 「興味はあるけれど機会がない」「周りにバレたら困る……」と、尻込みして...
デリケートゾーン全体をカバー…マッサージされるような快感
 女性はクリトリスの刺激が大好きです♡  ラブグッズ業界はそのへんをしっかり心得ているので、あの手この手でクリに...
桃子 2020-09-26 06:00 エロコク
ヤリモク男は悪いの?あなたも“ヤリモク女”になっちゃえば?
 カラダ目当ての男って、私は嫌いじゃありません。「ヤリ逃げされた」とか「遊ばれた」とか言ってる女子もいるけど、性欲を満た...
スルッと簡単に挿入できる“リモバイ”でアブノーマルな快感を
 リモートワーク、リモート飲み会……。リモートという言葉がこんなに使われる日が来るなんて、誰が予想したでしょう。ラブグッ...
桃子 2020-09-20 06:00 エロコク
これが正解!浮気がバレた時のパーフェクト対処法7カ条<前>
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
スマホをリモコンに遠隔操作!遠距離恋愛カップルにおススメ
 手にした瞬間、ずっしりと重い。「ウィーバイブ ワンド」は私が試してきた数々のラブグッズの中でも最重量級です。  ...
桃子 2020-09-18 12:03 エロコク
自在に曲げて好きな角度に当てれば…念願の“中イキ”が実現
 気持ち良さとは理屈によるものではない、と思われがちです。たしかに、セックスではフィーリングが大事。でも実は、体の仕組み...
桃子 2020-09-07 11:06 エロコク
され女が浮気相手と直接対決!やり取り全貌と招かれざる客
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
世界が広がった…夫一筋の専業主婦が“裏垢”にハマった理由
 ツイッター上で、性的な画像や発言などの投稿をくりかえす“裏垢女性”のアカウント。目にする度に「いったい何の目的があって...
大泉りか 2020-09-02 18:00 エロコク
膣と子宮から広がる波紋…重く細やかな振動で深いオーガズム
「骨まで愛して」という懐メロを聴いたことがあります。人には見えない、自分の芯のところまで愛されたいという、情念や執着があ...
桃子 2020-08-29 06:00 エロコク
敏感な部分にジャストミートで“リモバイ”を十分に楽しめる
 “リモバイ”という言葉が分かるなら、あなたはラブグッズ上級者。この連載でも何度か取り上げてきましたが、リモートバイブ、...
桃子 2020-08-24 15:29 エロコク
女流官能作家なのに「膣イキ」できない…お悩み解消法3選!
 日々、男女のセックスを書いている官能作家の筆者ですが、実はセックス時、膣内(なか)でイクことができません。  こ...
蒼井凜花 2020-08-18 23:35 エロコク
進化した“吸引系” 口が大きく男性の胸にもピッタリ吸い付く
 クリトリスを覆って振動刺激を与えながら吸い上げる“吸引系”グッズ。大流行となって、一時期は新商品が乱発していました。現...
桃子 2020-08-15 06:00 エロコク