期待はずれと面白かった夏ドラマを調査!『新宿野戦病院』をよそにアラフォー世代に刺さったのは…?

コクハク編集部
更新日:2024-09-24 06:00
投稿日:2024-09-24 06:00

 2024年夏ドラマが続々と最終回を迎えています。今期も話題を振り撒いてくれた数々の作品がありましたが、みんなの率直な感想は? アラフォー女性たちのリアルで勝手な意見を聞いてみました。

【関連記事】『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」

『新宿野戦病院』は面白かったけど…

 今期、もっとも注目されていたドラマといえばクドカン脚本ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)でしょう。アラフォー女性の中でも視聴していた人は多かったよう。

 ですが、「面白かった!」(主婦・38歳)「医療ドラマは権力争いかスーパードクターものなので、コメディ要素が強く楽しめた」(編集・46歳)というポジティブ感想が前提ではあるものの、大半の人はその内容を絶賛しているわけではないようで…。

「最後まで見たのはこのドラマだけでした。面白かったのですが、ハマったかと言うと微妙。腰を据えて真剣に見たいという作品ではなく、家事や作業の片手間に見るぐらいの感覚がちょうど良い」(45歳・販売)

「最終話まで完走はしたものの、盛り込み過ぎ感が否めませんでした。残り2話で描かれた感染症のエピソードは、はて?と思うようなところがなきにしもあらず」(47歳・企画)


「メッセージもしっかりしていたし、俳優陣の見せ場も盛り込まれていたし、面白かった点はあるけど、全体的に雑然としてしまった印象。今をときめく俳優がたくさん出ていた分、もっとしっかりそれぞれ見たいと思ったし、1クールに収めるのはちょっと難しかったか?」(翻訳・42歳)

『笑うマトリョーシカ』予測不能な展開が◎

 一方、『新宿野戦病院』よりコメント数は劣るものの、見ていた人を十分に惹きつけたのが、水川あさみ主演のミステリードラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)でした。


「期待していなかったこともあり、原作ものながら、主人公を異なる人物としたオリジナリティーもはまっていて、最後まで展開がよめず、わくわくしながら楽しめました。なにより、演技力が一向に改善されない櫻井翔を“二番手”にした脚本家と制作陣に拍手を送りたい…!」(WEB・46歳)

「どんでん返しのどんでん返しのどんでん返し? 黒幕かと思ってたやつが黒幕じゃなくて、黒幕かと思ってたやつが黒幕じゃなくて、じゃあこいつが黒幕かと思ってたやつが黒幕じゃなくて。マトリョーシカ、面白かったです!」(語学・44歳)

「『新宿野戦病院』も『ブラックペアン2』も離脱してしまった私が、最後まで見れたのは『笑うマトリョーシカ』です。裏切り展開が面白くてハマった! 最後の方はちょっと先が読めた感もあったのが、唯一残念だったところ」(美容・45歳)

『スカイキャッスル』のトンチキ感が最高!

 意外なダークホースがここで登場! 3番目に好意的な意見が多かったのが、韓国で大ヒットした同名ドラマのリメイク『スカイキャッスル』(テレビ朝日系)でした。

「ツッコミどころ満載なんですが(笑)、夢中になっちゃいました。登場人物が次々とおかしくなっていく様子から目が離せず、『ありえない!』『こわっ』とか言いながら毎週楽しみに見ていました」(音楽・42歳)

「元になった韓国版は見てないけど、いにしえの大映ドラマのような展開とか濃いキャラとか、設定のリアリティのなさとかがトンチキ感あってすごく楽しめた。もっとこういう突っ込んで楽しむ感じを制作側も仕掛けてくれたら、盛り上がって楽しめたなぁと思う」(ライター・40歳)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


“マッチ先輩”近藤真彦がうたコン降臨!ヤンチャ返上?謙虚な発言に驚き
 4日放送のNHK「うたコン」は「作曲家 筒美京平特集」。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、...
花岡死す「栄養失調で死亡」見出しの衝撃…“甘党男子”桂場は和洋イケる口
 穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子(伊藤沙莉)に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろ...
桧山珠美 2024-06-07 15:30 エンタメ
公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ