高級ホテルの中華を舌鼓、私大生2人とそのまま上階へ…。不倫相手のネトラレ性癖ミッション #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-11-01 06:00
投稿日:2024-11-01 06:00

3人でホテルの部屋へ

 やや乗り気になっている彼らの背中を押すように、亮平さんはなおも言葉を継いだ。「真理子さんも了承済みであること。決して、罪にはならないこと。加えて帰りのタクシー代も渡す旨」も告げたという。

 真理子さんは語る。

「亮平さんが客室に部屋を取っているとカードキーを渡したんです。そして『僕は隣の部屋で待機しているから、安心して3人で楽しんでほしい』と」

 そして、3人は上階にある部屋に行った。

「部屋は、キングサイズベッド1台を備えたベイビュールームで、浜離宮恩賜庭園と東京湾を見下ろす一室でした。ガラスのパーテーションで区切られたお洒落なバスルームには、独立したバスタブ、白い大理石の洗面台、明るい縁取りの円形鏡が備わっていて、それだけで気分が昂揚してしまって…。

 ベッドルームには墨絵風の絵画が飾られ、伝統的なランタンタイプの照明もあり、すごくスタイリッシュでした」

満たされた「女としてのプライド」

 3人は順番にシャワーを浴び、バスローブを羽織ってベッドに横たわった。

 真理子さんは半分困惑しつつ(こんな美青年2人と卑猥なことをするなんて…)と身を硬くしたが、隣の部屋で待っているであろう亮平さんを思うと、いくらか大胆になれた。

「私は『お2人の好きなように、抱いてください…』と言いました。目をつむるとバスローブの紐が解かれ、肌があらわになって…。あとは彼らの欲望のままに抱かれました。ずっと目をつむっていたから、今、私に触れているのがタクミくんなのか、ジュンくんなのかはわかりません。

 ただ、体だけは言いようもなく潤って、抑えようとしても淫らな声が濡れた唇のあわいから漏れ出てくるんです。

 全ては亮平さんのためと思いつつも、若くエネルギッシュな青年2人が私に欲望をぶつけてくる…。その事実が10歳以上も離れた私の『女としてのプライド』を満たしたのは事実です。

恋人からの連絡が

 熱く硬いものが、いくども私を貫きました。その時、予想外に悦楽に喘いでいる自分がいました。亮平さんの名を叫んだのか、タクミくんやジュンくんの名を口にしたのかはわかりません。

 ただただ、私はまぶたを閉じて、彼らにされるがまま仰向けになったり、うつぶせになったり…。終わったころには全身が汗と体液まみれでした」

 1時間後、亮平さんからスマホに連絡がありました。

『彼らを解放して、シャワーを浴びずに隣の僕の部屋においで』と言うのです。私は汗みどろの体にバスローブを羽織りました。少しだけドアを開けて廊下に誰もいないことを確認すると、素早く隣のドアのチャイムを鳴らしたんです」

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫は不信感が募るばかり…虚言癖のある“嘘つき鬼嫁”の実態
 虚言癖のある鬼嫁との暮らしは、夫から平穏な生活を奪うようです。嘘つきな妻に対し「もはや完全に信頼を失ってしまった」と口...
並木まき 2020-07-26 06:00 ラブ
社会的地位の高い男にビビビ!“スペック格差”恋愛㊙成就テク
 メリ様こんにちは! いつもSNSやブログ、そして、何度も本をリピ読みさせていただいております! 私もひとつご相談をさせ...
神崎メリ 2020-07-26 06:00 ラブ
恋愛あるある!男女の価値観の違い8選&壁を乗り越える方法
 日本における離婚の大きな原因が「価値観の違い」というのは、有名な話。でも、個人の価値観という前に、そもそも性別による価...
同棲で結婚が遠のいたアラサー女子…男が逃げ出した実態とは
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。結婚を考えている相手とは期限を決めたりして一緒に住んでみることをおすすめして...
山崎世美子 2020-07-25 06:00 ラブ
心の傷に応急処置!「離婚断捨離」をして環境を変えてみよう
 幸せだった挙式の写真、もらったプレゼント、一緒に選んだ家具家電。新婚当時はキラキラと輝いていた思い出の品々も、離婚が決...
七味さや 2020-07-24 06:00 ラブ
結婚前に同棲しておくべき? メリット&ルール決めのヒント
 彼氏がいる人の中には、結婚を意識している人もいるでしょう。そんな人の中には、結婚前に同棲するかどうか、悩んでいる人もい...
恋バナ調査隊 2020-07-24 06:00 ラブ
あなたの“色気アピール”や“自分語り”は恋に逆効果なんです
 男性の気を引きたくて、ついついアピールしすぎてしまうことはありませんか? 実は、多くの女性が”アピりすぎ”で自爆してい...
内藤みか 2020-07-23 06:00 ラブ
男性から告白されたい♡ 好きな人に告白してもらう方法10選
 できることなら、男性から告白してほしいと思うのが女性の本音。しかし、なかなか思うようにはいかないのが「恋愛」ですよね。...
恋バナ調査隊 2020-07-23 06:00 ラブ
「やられた」を「やらかし」に…夫の不倫を応援した妻の思惑
 定期的に世間を賑わせる有名人の不倫劇。  この劇の嫌なところは、登場人物全員が「やられた」人間扱いされていること...
うかみ綾乃 2020-07-29 05:15 ラブ
北陸地方女性はカカア天下? 恋愛観や好相性の男性タイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は、北陸地方の女性を見ていきましょう! 北陸地方は、新潟、富山...
北陸地方男性は結婚向き!? 恋愛観や好相性の女性のタイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は北陸地方の男性をご紹介します! 北陸地方は、新潟、富山、石川...
私だけなぜ? 結婚できない女性の特徴7つ&叶えるための方法
 ある程度年を重ねると、結婚を意識する女性が増えてきます。特に現在、彼氏がいないと、周りの結婚ラッシュに慌てたり、将来に...
恋バナ調査隊 2020-07-21 06:00 ラブ
夫は苦悩の日々…“話をすり替えるのが得意”な鬼嫁たちの生態
 鬼嫁の中には、話をすり替えるのが大得意な人も少なくないのだそう。どんな話題も、自分の都合のいいように変えてしまうため、...
並木まき 2020-07-20 06:00 ラブ
気配りだけじゃダメ “真面目女子”に男性がときめかないワケ
 私はズボラでだらしない系の女子なのですが、そんなダメ人間をやっていますと、周りにはしっかりとした「真面目女子」がいるこ...
若林杏樹 2020-07-20 06:00 ラブ
なかなか会えない彼と…楽しくLINEを続ける5つのテクニック
 新型コロナウイルスの感染者数が再び増えています。第二波に備えて、一人ひとりの予防意識が問われていますね。こんな状況では...
ミクニシオリ 2020-07-19 06:00 ラブ
夫から三行半…メロンパンがとどめで離婚された美人妻の事例
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。昨今は男性から離婚を言い渡されるケースも珍しくなくなりました。生涯を共にする...
山崎世美子 2020-07-18 06:00 ラブ