そんなえりのボスのもとには「耳が聞こえにくい。会話がしづらい!」と悩む女性が立ち寄ったようですよ。
1. 最近、耳が聞こえにくくて会話がしづらくて…
今回は、カオリさん(29歳/仮名)からご相談をいただきました。
「最近、友達とカフェで話していると友達の声が聞こえにくくて、聞き返すことが多いんです。友達は怒らないんですが、冗談半分で『老化?』なんて言われることもあって…」
「せっかくのおしゃべりタイムなのに、何度も聞き返すとお互いに話の楽しみも半減しちゃうわよね」
「そうなんです。なんとなく会話が盛り上がらないというか…」
その時のことを思い出したのか、悲しそうな顔でうつむくカオリさん。さらに、深刻そうに相談を続けます。
「最近、仕事の電話でも聞こえにくいんです。会社の電話の故障かと思ったんですが、同僚はそんなことないって言いますし。取引先を怒らせるんじゃないかと気が気じゃなくて…」
「友達と違って、仕事相手だと余計に気になるわよね」
カオリさんの言葉に、深く頷くえりのボス。
「どうして、急に耳がおかしくなったんでしょうか? もしかして、何か深刻な病気とか?」
泣きそうな顔でえりのボスを見るカオリさん。
これは放っておけません!
2. 老化だけじゃない!耳が聞こえづらくなる原因は?
「耳が聞こえにくくなる原因は、老化や加齢だけじゃないわ」
「そうなんですか!?」
「もちろん、突発性難聴やメニエール病で難聴になる人もいるし、内耳や神経の老化で聞こえにくさを感じる人もいるわ。内耳や神経の老化の始まりの多くは50歳代だけど、早い人だと30歳くらいで始まることもあるの」
「そうなんですね…。それなら、私も該当するかも…?」
「そう決めつけずに、他の原因も考えてみて。たとえば、寝不足や不規則な生活リズムなどの身体的なストレス、仕事や人間関係による精神的なストレスで耳が聞こえにくくなることもあるわ」
「え、ストレスで?」
「それだけじゃないの。耳掃除をサボって耳垢がたまっていること、耳を強くぶつけること、耳掃除のしすぎで耳を傷つけることで、聞こえにくくなることもあるのよ」
「私、ついつい耳掃除をしすぎてしまいます…」
えりのボスの言葉に、困った顔をするカオリさん。さらに、えりのボスは続けます。
「最近は、若い人のなかで『イヤホン難聴』あるいは『ヘッドホン難聴』と呼ばれる難聴が増えているといわれているわ」
「イヤホン…? どういう難聴ですか?」
「ライブやコンサートで大きな音を聞いた後、一時的に耳が聞こえにくくなるでしょ? それと同じで、動画視聴や通話などで長時間イヤホンやヘッドホンを使って大きな音を聞き続けると、聞こえにくくなることもあるの」
「確かに、休日はずっとイヤホンを使って音楽を聞きながら家事やウォーキングをしている日もあります! も、もしかして、これってもう治らないんですか?」
「心配しないで。聞こえにくさを改善する方法を紹介するわ」
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