「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-11-08 06:00
投稿日:2024-11-08 06:00

彼らとの一部始終を話すよう命じられ

 その後、亮平さんは彼らとどのような行為をしたかを聞いてきたという。

「『2人の年下クンにはちゃんと愛してもらえた?』と聞かれました。私がうなずくと『真理子はえらいね。そんな忠実な君が好きだよ。待っている間、僕はどうしようもない嫉妬に駆られてたんだ』と言われたんです。私の体がさらに熱を帯びました。

 ベッドに横たわるように言われ、亮平さんに後ろ抱きされながら、彼らとの一部始終を話すよう命じられたんです」

 真理子さんは、記憶をたぐり寄せた。

嫉妬が愛を深めるのなら

 本当はずっと目をつむったままで、今自分に触れているのがタクミくんなのか、ジュンくんなのか定かではない。だが、髪や肌、女体に与えられた衝撃や圧迫を思い出すままに伝えた。

 そんな真理子さんの髪を優しく撫でながら、亮平さんは汗みずくの肌に顔を寄せ、鼻を鳴らした。「真理子の汗の匂い…すごくセクシーだ」と囁かれ、さらに行為を詳しく聞いてきたという。

「私は『亮平さんに喜んでほしい一心だったの。嫉妬が私たちの愛を深めるのなら、これ以上の幸せはないから』と告げて、懸命に言葉を継ぎました。

 恥ずかしかったことも、10歳以上も離れた年下男性が私を『女』としてみてくれる嬉しさも、余すことなく正直に答えたんです。徐々に亮平さんもオスになっていきましたね。最終的には亮平さんと愛し合いながら学生2人との行為の内容を話していたんです」

 真理子さんの話を聞きながら、亮平さんは悦びをあらわにしたという。いつもよりも凶暴かつエネルギッシュに営みがおこなわれた。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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