「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:14
投稿日:2024-11-08 06:00

彼らとの一部始終を話すよう命じられ

 その後、亮平さんは彼らとどのような行為をしたかを聞いてきたという。

「『2人の年下クンにはちゃんと愛してもらえた?』と聞かれました。私がうなずくと『真理子はえらいね。そんな忠実な君が好きだよ。待っている間、僕はどうしようもない嫉妬に駆られてたんだ』と言われたんです。私の体がさらに熱を帯びました。

 ベッドに横たわるように言われ、亮平さんに後ろ抱きされながら、彼らとの一部始終を話すよう命じられたんです」

 真理子さんは、記憶をたぐり寄せた。

嫉妬が愛を深めるのなら

 本当はずっと目をつむったままで、今自分に触れているのがタクミくんなのか、ジュンくんなのか定かではない。だが、髪や肌、女体に与えられた衝撃や圧迫を思い出すままに伝えた。

 そんな真理子さんの髪を優しく撫でながら、亮平さんは汗みずくの肌に顔を寄せ、鼻を鳴らした。「真理子の汗の匂い…すごくセクシーだ」と囁かれ、さらに行為を詳しく聞いてきたという。

「私は『亮平さんに喜んでほしい一心だったの。嫉妬が私たちの愛を深めるのなら、これ以上の幸せはないから』と告げて、懸命に言葉を継ぎました。

 恥ずかしかったことも、10歳以上も離れた年下男性が私を『女』としてみてくれる嬉しさも、余すことなく正直に答えたんです。徐々に亮平さんもオスになっていきましたね。最終的には亮平さんと愛し合いながら学生2人との行為の内容を話していたんです」

 真理子さんの話を聞きながら、亮平さんは悦びをあらわにしたという。いつもよりも凶暴かつエネルギッシュに営みがおこなわれた。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


女性からの告白は大アリ! 成功率を高めるシチュエーション
 気になるカレとデートを重ね、連絡のやりとりも続いているけど、進展しそうでなかなか進展しない時ってありますよね。「付き合...
若林杏樹 2021-08-04 06:00 ラブ
大人の恋愛がしたい…進め方の4つのコツ&避けるべきNG行動
 若い頃は、後先考えずに恋愛していた人も多いでしょう。しかし、大人になるにつれて、勢い任せで恋愛することって難しくなりま...
恋バナ調査隊 2021-08-03 06:00 ラブ
離れたいのに離れられない男性の特徴5つ&関係を解消するには
 彼氏がいるからといって、誰もが幸せというわけではありません。中には、「彼氏と離れたいのに離れられない……」と、苦しんで...
恋バナ調査隊 2021-08-03 06:00 ラブ
本当にモテるのは性格美人な女性♡ 特徴&心がけるべきこと
 モテるために、外見を磨こうとする女性は多いですよね。でも、外見と内面を天秤にかけたら、最終的には内面が美しい女性が選ば...
恋バナ調査隊 2021-08-02 06:00 ラブ
長続きの秘訣かも♡ 彼と“ちょうどいい関係”の作り方4つ
 恋愛での男女の距離感って、とても難しいですよね。好きだからこそもっと近くにいたいのに、求めれば求めるほど不安になったり...
恋バナ調査隊 2021-08-02 06:01 ラブ
悲しみから立ち直るために…自分を責めることをやめてみよう
 喪失のどん底にいるときって、ついつい自分を責めてしまいますよね。自分に自信がなくなって、耐えられない後悔に胸がちぎれそ...
七味さや 2021-08-02 06:00 ラブ
ひどい男に仕返しする5つの方法&怒りと悲しみの乗り越え方
「二股をかけられた」「お金だけ払わされてフラれた」など、本当にひどい男はいます。仕返ししたい!と思うのも無理ありませんが...
恋バナ調査隊 2021-08-01 06:00 ラブ
告白の返事はどのくらい待つべき?男性が保留にする4つの理由
 勇気を出して告白した彼に「少し考えさせてほしい……」と言われたら、がっかりしてしまう人も多いでしょう。しかし、保留にさ...
恋バナ調査隊 2021-08-01 06:00 ラブ
癒されるけどね…天然彼女からのぶっとんだLINE内容5選
 天然の彼女を持った彼氏たちは、「可愛いな」「癒されるな」と微笑ましく見守る人が多いでしょう。でも、中にはあまりに度を越...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
在宅なのに何もしてくれない…ワンオペ育児に限界な妻の叫び
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-07-31 06:06 ラブ
何をしても文句ばかり…「幼稚な母親」と妻に呆れる夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.49〜女性編〜」では、ワンオペ育児に不満が爆発している女性の・Hさんの叫びをご紹介しました。...
並木まき 2021-07-31 06:03 ラブ
諦められない…恋の引き際を見極める5つのポイント&メリット
 片思いでも両想いでも、好きになればなるほど「諦めたくない」と思うものです。しかし、恋愛は相手あってのことですから、自分...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
「この人となら幸せに…」と思って結婚するのが間違いな理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。幸せの価値基準は人それぞれで、お寿司を食べるにしても回転寿司じゃ満足できない...
山崎世美子 2021-07-31 06:00 ラブ
彼ママに挨拶する際の基本マナー&やりがちな5つのNG行動
 彼氏との交際が順調に進んだら、相手の両親に会うこともあるでしょう。女性にとって彼ママというのは厄介な存在ではありますが...
恋バナ調査隊 2021-07-30 06:16 ラブ
結婚直後から不幸続き…奇妙な出会いをした夫を見限った女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-07-30 06:11 ラブ
高学歴女子はなぜモテないの?4つの理由&あるあるな悩み
 努力して勉強をして、いい大学を卒業し、きちんとした仕事に就いている「高学歴女子」。一見、悩みのない人生を送っているよう...
恋バナ調査隊 2021-07-29 06:00 ラブ