「サボテン」には感情が? あなたの優しい言葉がトゲを抜く

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-08-10 06:00
投稿日:2019-08-10 06:00

「スマホをやりながら寝るのって絶対に睡眠妨害されてますよ。」

 最近ワタクシの体メンテナンスをしてくださる方から言われることでございます。今ギャフンとなさったあなた、寝ながらスマホでそのまま眠ってしまっていますね? もちろんワタクシもご多分に漏れずでございます。

「携帯電話やタブレットを枕にいつの間にか寝てしまうと、絶対に体が休まりません。アナタ浴びてます。電磁波をたっぷりと。」

 そういえば、携帯電話を直接耳に当てると電磁波をまともに浴びるからアホになる!とか、携帯電話は自分の腰より下に携帯しないとアホになる!とか……本当がどうかは知りませんが、これは「強い電磁波をまともに食らい続けるとアホになる」という、エンジニアをしていた当時、先輩からよく言われたネタでございます。

 アホなワタクシは、「さらに浴びたら一周回って賢くなるのではござらんか」などと先輩にお伺いしましたところ。「アホ過ぎるお前に付ける薬無し」と軽くあしらわれもしましたが、今のご時世、むしろ電磁波のない場所なんてあるんかぃ? とツッコミたくもなります。とにかく目に見えない敵は不気味でございますわよね。

 そういえば「電磁波を食べる植物」っていわれているものがございました。それがなんだか知りたいですよね~。

 ということで今回は熱い夏に大ブーム!「サボテン」の解説でございます。

サボテンちゃん、私をイヤな人から守って

 世はまさに多肉植物ブームでございます。同時にサボテンもブーム到来でございます。特別に難しい育て方ではない上に、フォルムが可愛らしいせいかお花屋さん以外でも100円均一や雑貨屋さんなどでも簡単に手に入れる事が出来るようになりました。NASAやニューヨーク証券取引所でも、置くことで電磁波の数値が減少したというサボテンまで出現し、ネット通販でも「電磁波を食べるサボテン」としてブームになり、まさに「多肉&サボテン万歳」になっておるのでございます。

ならば開運的にはどうなんだ?

 

「細く尖ったものは良いも悪いも運気を寄せ付けない」と申しますが、全身をトゲに覆われたサボテンはその筆頭でございます。

 ですがサボテンは電磁波を食べるというより、悪く澱んだ気を喰らい、災いや悪影響のありそうな人や現象から、自らの命をもって貴方を守ってもくれる健気な生き物のようなのでございます。では、あなたを守ってくれるサボテンの最適な置き場所はどこなのか……

 それはズバリ!「鬼門」「窓辺やベランダ」「おトイレ」なのでございます。

 昔から日本では魔除けのために「鬼門」にはトゲのある柊南天やヒイラギを植えたり置いたりしますが、トゲのあるサボテンも同じことでございますよ。

 そういった意味でいえば鬼門にある「玄関」のお外には大きくて元気なサボテンを置くことで、ちょっと苦手な方やご遠慮願いたいご近所が貴方のお家にやってくるのを防いでくれるやもしれませんが、これは鬼門のお玄関に限定でございますので、それ以外のお玄関にはアカンでござんす。

 また働いているあなたにとって、職場は1日の大半を過ごす場所。お仕事だけど楽しく同僚とお仕事を出来ればそれにこしたことはないはず。そんなときは職場のパソコンの横にちょこりんと小さなサボテン置いていただければ、ちょっと人間関係に不安をもっているあなたから苦手な人を遠ざけ、澱んだオフィスの空気を浄化して仕事の効率もアップしてくれる作用も期待ができるようなのでございます。

意外と知られていないサボテンの育て方

 お困り相談の回答でございます。

「私は虫が苦手なのでお部屋の中に土を入れることにとても抵抗があります。土の要らない園芸で簡単なものはありますか?」

 答えは「たくさんございます」。意外と知られていないのが「サボテンや多肉植物の水耕栽培」なのでございます。

 栽培方法は至ってシンプル。土から抜いたサボテンの根を水洗いしたのち、半分位の根は切り落とし、陽の当たらないところでしっかり乾燥させてくださいませ。

 そののち、器の口元にサボテンがズッポリ入らないようなおしゃれな透明ガラスの器に、根が3分の1程度浸るぐらいのお水をセット。あとはサボテンを乗せて終了でございます。

優しい言葉であなた自身も優しく穏やかな心持ちに

 大きさや高さの違うビンをいくつも作ってライトやキャンドルを傍らにおいても素敵。栽培方法を切り替えたことで新たに生えてくる水耕栽培に適した根っこが、なかなか幻想的にみえてくるのでございます。

「サボテンには感情がある」ってホント?

 あなたも一度はそんなことを耳にしたことがございませんか?

 何かの資料で、サボテンに限らず植物を罵倒し続けたら枯れたり、形が奇形になったりと成長に悪影響したのに対し、毎日褒められ続けたら同じ種類なのにトゲも柔らかくなり、美しい花が咲いた、などと記載されているのを読んだことがございます。

 ことの理由は解りませぬが、どちらにしてもあらゆる生き物は愛おしく優しく育んでいくに越したことはございません。たとえその相手がサボテンだとしても、優しい言葉を口にするという行為そのもので、きっとあなた自身も優しく穏やかな心持ちになれるのではなかろうか、とワタクシ思うところでございます。

 優しい言葉はきっとトゲを抜くのでございます。

 あなたが優しく穏やかな日々を送れますように……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


大人こそ見直したい「自愛メソッド」甘やかしているだけになってない?
 2023年もあっという間に下半期ですが、みなさんちゃんと自分自身を大切にできていますか?「ご自愛ください」と人には言う...
皇居外苑を散策&SDGsなスタバがスゴイ! 2023.7.6(木)
 皇居周りは都心でありながら緑が豊かですよね。集う人々はランニングやサイクリングなど思い思いに楽しんでいます。普段運動し...
超貴重!ブリティッシュショートヘアの“たまたま”に完全降伏
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「子供産まない」人生を正解とする夫婦の価値観、つらいと感じる瞬間は?
 生活スタイルや働き方、恋愛に関しても自由になってきた今、結婚しても子供を産まないことが「正解」と考える人が増えてきまし...
LINEの返しにも滲み出るのねぇ…「頭がいいな」と思う人のレス3選
 頭がいいかどうかは、会話をするとよくわかるものです。頭が悪い人との会話はテンポが悪く、話していて疲れてしまう時がありま...
マイクロバッグなんて夢のまた夢…鈍器級の「重すぎ荷物」を減らしたい
「ちょっと友だちとランチするだけなのに、鈍器ほど重たい私のバッグはなんなん……」と、ゲンナリしたことありませんか? マイ...
多様性がなにか 小さな子どもはわかってる 2023.7.5(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
変態案件!? サボテン界の不思議ちゃん「リプサリス」は人気もうなぎ上り
「ワタシ、変態なんで」が、口癖の花屋の男友達K。このコラムでもたびたび登場する彼の性格はよく知っているつもりですが、それ...
休暇や帰省時にも使える!「お土産何がいい?」への最適解LINE3選
 旅行に行っている友達から「お土産何がいい?」と聞かれたら、なんと答えていますか? 「◯◯がほしい!」と要求するの...
今「韓国女子旅」でしたい5つのこと~美・食・楽、そして初体験…30代・40代女性の「好き」がたくさん!
 2023年、女子旅で最も人気の旅行先と言えばやっぱり韓国! 日本中どこからでも飛行機で3時間程度で行ける気軽さに加え、...
[PR] 2023-08-21 18:27 ライフスタイル
かわいいけど今日はもう限界かも…子育てに行き詰ったママに捧ぐ対処法
 必死に子育てに取り組んでいると周りが見えなくなってしまい、限界を感じることがあります。仕事や家事に加えて育児となると、...
ナンプラーもバルサミコ酢も余るよね…“クセ強”調味料を使い切る対処法
 いろいろな調味料がある中でも、あまり使う回数が少ない調味料は余ることがありますよね。結局使いきれずに、賞味期限が切れて...
オニギリ柄のにゃんたま君の“たまたま”は汚れのない純真純白
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
山郷で梅雨を感じる 2023.7.3(月)
 遠くの山や空の色に溶けそうな青。  アジサイのもともとの色はピンクで、土が酸性かアルカリ性かによって変化するんだ...
結婚式にジーパン着用!? 「育ちが悪い」と“秒”認定されちゃうLINE3選
 育ちが悪いと、大人になった時にどうしても会話や行動に出てしまうものです。育った中で染み付いたものなので、なかなか悪い言...
毎日しなければならないことに生かされている 2023.7.2(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...