Happy Merry Christmas! すいません、2024年最後のポンコツ商店会は思いっきり愚痴!!

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2024-12-25 06:00
投稿日:2024-12-25 06:00
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。
 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかり…。

「寝ても覚めても商店会」な2024年が終わりつつある

 あっという間に師走。2024年は春からずーっと、このポンコツ商店会のお世話で終わってしまった感。その上、大学院での修士研究も地域活性を目的とした都心商店街をテーマにしていたので、寝ても覚めても商店会一色になってしまい…。

 会合で顔を合わせる他地域の商店会のおじさまが突然夢に出てきたり、役所への申請が通らない! みたいな夢をみたり(汗)。

 大学院での都心商店街に関する修士研究は、無事論文・制作を提出しホッと一息。この論文がパスすれば、晴れて修士課程修了、MFA(芸術学修士)を得る。ふー。

 だがしかーし。実際のポンコツ商店会での活動は続き、会長職を辞するかクビか、までは頑張らねばならない。こっちの方が、大学院より間違いなく大変な感じ。

【初回からどうぞ】“幽霊商店会”から「相談がある」と突然言われ、会合に出てみると…何!ナニ!!なにー!!!

助さん、角さん、役員おじじさまと忘年会

 さて年の暮れ、役員で一年お疲れ様会をやりましょう、ということになった。

「一応、今年最後にご飯でも食べつつ集まりますか?」と、私が角さん助さんに声がけし、商店会会員のお店を角さんが予約。いつもの役員メンバーで今年最後のお疲れ様会のつもりだったのだが、少々やんごとなき事情から、監査役員のおじじさまをお誘いすることになった(ちなみに監査っていうのは、会計のまとめた帳簿をチェックする係、お目付け役ですね)。

「え、〇〇さん、誘ったんですか!?」と角さん。

「いやー、話の流れから誘うしかなくなってしまって…」と私。

「あの人呼ぶと、ちょっと面倒くさいね」と助さん。

「なんか、面倒な話されるんじゃないですかねー、他に誰か呼んだ方が雰囲気的に良くないですか?」と角さんが妙に嫌そうにする。

「まぁ、そう言わず、誘ったら嬉しそうにしてたから、たまにはいいじゃん」と私。

 取り立てて怒られることもないし、文句を言われることもないしなぁと思っていたのだが、数日後の忘年会中盤で角さんの読みは、ある意味的中することとなった。

角さんのペコペコぶりに驚愕&引く~!

 役員おじじさまは、会の間中??的な発言を繰り返すので、とりあえずふむふむと聞いたり相槌を打ったりしていた。しかし、さすがに「それはちょっと違うでしょー」という部分に関して私が反論すると、「いやいや、まぁ、そういうもんですよね」とか、「ま、会長はああいう風に言ってますけど、おれらはそうじゃないんで」とか、角さんの風見鶏ぶりにびっくり!

 新規会員の前では、いつも仏頂面で偉そうなのに、監査役員おじじの前では、必要以上にペコペコしちゃって…。このおじじにペコペコしても、なんのプラスにもならないのにー。

 正直、こーいう豹変するやつって、うざい、きもい、引くわー、など会合の間中思ってたwww

 でもね、私も大人なので、最後には風見鶏の角さんに「いろいろ間に入って、調整役をありがとうございました」と言って帰ってきたけれど、ほんとがっかり。もうちょっと裏表のない人だと思ってたのに、もはや裏と表しかなかったー。

 忘年会当日、助さんはインフルエンザで欠席。もー、肝心な時にいないんだからー。

「商店会会長は名誉職」それ、どこの商店会の話でしょう?

 そういえば、この会合の中で監査役員おじじが「商店会会長は名誉職」と言っていて、「雑用係に近い気がしますが」と反論めいた発言をすると、「いやいや、名誉職なんだから、ありがたいと思わないと」と監査役員おじじ。

 まさかのこの発言。ちょっとちょっと、おじじ、ずれまくりー。会長職拝命をありがたいと思えって、月給500円であれこれしなきゃいけないのに、ありがたがる人っているのか??

 それもこんなポンコツ商店会の会長なんて雑用係を押し付けられちゃったよね、という感覚しかない。私はひたすら地域愛から頑張ってるだけ。商店会会長が名誉職って、銀座とか表参道とか、有名観光名所みたいなところならありうるのかもしれないけど。

「いやー、年給6000円、月給500円計算ですけど。それも報酬という形はダメらしく、事務手数料とかいう名目のお金ですよ。それもまだもらってないし」

 私が口を尖らせて(多分そうだったはず)言うと、「そんなの、次からもっともらえばいいんだよ」とおじじ。

「いや、そうなんですよ、俺ら、もっともらった方がいいんですよ」と角さん。

 え…あんた、そんなに働いてましたっけ? こういう時はアピールするんだなー、ペコペコマンめ。

ポンコツ忘年会のせいで…

 2024年、読んでくださり感謝、そして2025年もお願いします。今年最後のコラムなのにポンコツ忘年会に行ったせいで愚痴が増えてしまった…すいません。

 毎回いろいろぼやいてるけれど、助さんも角さんも基本的には“よきサマリア人”なので、なんだかんだ親切。年の暮れ、さんざん愚痴を言いながらも、やっぱ感謝だなwww

 皆様、この愚痴に懲りず、来年もよろしくお願いいたします(拝)。

 残り少ない2024年、良き日々をお過ごしください。

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。
昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...
イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...