A Happy PONKOTSU New Year! ポンコツ商店会初のお正月、2025年はもうポンコツなんて言わせないっ

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-01-08 06:00
投稿日:2025-01-08 06:00
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。
 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかり…。

商店会初の本格的イベント開催を計画するも、やる気のない役員たち

 あけましておめでとうございます。

 新年一本目、タイトルではかなりイキってみましたが、嘘です。きっと今年もまだポンコツ。2025年、ポンコツのままですが、どうぞよろしくお願いいたします。

  ◇  ◇  ◇

 このポンコツ商店会は、駅前の大型&リッチな商店会に挟まれていて、皆さんに商店会名を言っても「え、それどこ?」みたいな反応ばかり。

 なんとか「再起動したよー」感を出すため、商店会会員のスタジオを借りて2度ほどミニ寄席を開催し、来場者には非常に好評だったものの、オフィシャルイベントとは言い難い印象…。

「近隣商店会がイベントやってない時がいいかなと思うんで、3月にちゃんとしたイベントをやりませんか?」と昨年12月に、助さんと角さんへ打診。

「え、やるんですか? 誰が?」と角さん。誰が? って…。

「いや、商店会費をとってるんだから、地域活性のためにはイベントとかやらないと。誰が? って私たちがやるに決まってるじゃないですか?」

「いや、忙しいし大変じゃないですかー」と角さん。

 この人なんでも嫌がる。もー超めんどくさい。


【こちらもどうぞ】「オレ忙しいアピール」って何様よ? 昭和オヤジの怠慢さに怒りの沸点越え

 助さんは「うんうん、まぁやるなら手伝うけど、お金どのくらいかかるのかな?」と、会計なので、とにかくお金が減ることを嫌がる。

「区の助成金が3分の2は捻出できるから、大丈夫ですよ」と私。

「日曜日だと、おれは無理っすよ」とまたも角さん。

 あなたって商店会副会長ですよね? この人、本気でやる気ない。もう声をかけるのも悲しくなってくる…。

今度は、イベント部部長とデザイナーに打診

 肝心な商店会役員どもがやる気なしなので、広告制作会社に勤めるイベント部部長とロゴ制作やブランディングをしてくれたデザイナーに話をすることに。

「3月に子供のためのイベントをやりたいんです」と私。

「いーねいーね、子守り地蔵さんにちなんで、子供イベントはいいよ」とデザイナー。

「子供のためはいいですね、親も来ますしね」とイベント部長。皆さん好感触な上、前向きで素敵!

 そして、イベントの目的、日取り、場所などを決めて…と、前向きな人たちと話すとサクサク話が進む!

「じゃ、とりあえず、これでなんとなく叩き台をつくってみます!」と張り切る私。

「この後、早くイベント委員会を作ってメンバーで打ち合わせしましょう」とデザイナー。

 その日はそれで解散し、あとは後日となった。が、悲しいことにこのお2人、やる気も能力もあるけど、お忙しくて物理的に時間がない…。なかなか打ち合わせするタイミングがない。

 世の中ってうまくいかない。時間のある人は役に立たず、役立つ人は時間がない。助さん角さんとなら、すぐ打ち合わせできるんだけどなー、さくっと床屋の店先でwww

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...
職場にウジャウジャいる!?「老害社員」特徴5つと付き合い方
 さまざまな年齢の人が働いている職場では、かなり年の離れた定年間近の上司や先輩とも付き合わなくてはなりません。人生の先輩...
何でもない日、いつか良い思い出になる時間 2023.2.27(月)
 行きかう電車を眺める2人。  なにか会話をするでもなく、ただ同じ方向を向いている。  記念日やイベントごと...
ママ友が10人目のご懐妊!? ヤバいカミングアウトLINE3選
 人は見かけによらないといいますよね。実際に普段抱いている印象とはまったく違う「意外な一面」を持っている人がいたりいなか...
朝に弱いけどショートスリーパーに憧れる 2023.2.26(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
いい大人世代の親孝行とは? 後悔しないために見直す8項目
 久しぶりに親に会ったら、急に老けたように感じてびっくり!「親孝行しなければ……!」と急に焦ってしまうけど、いざとなると...
“削るお絵描き”スクラッチアートで癒される 2022.2.25(土)
 100円均一の「DAISO(ダイソー)」で、スクラッチアートを販売しているのを知っていますか?  数年前から見かけ...
この世は大冒険でも脱迷子!方向音痴あるあるから学ぶ克服法
 地図通りに歩いていたはずが目的地の真逆へ向かっていたり、犬の散歩で迷子になったり……。はじめての場所へ行くのに人の倍以...
2023-02-24 06:00 ライフスタイル