晩婚派?早婚派? 若い2人が結婚すると起きる幸せなこと5つ

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2020-02-21 18:38
投稿日:2019-08-18 06:00
 現代の日本は晩婚化が進んでいるようです。ところが類は友を呼ぶのか、18歳で最初の結婚をした筆者の周りは、同じように10代で結婚したり、遅くとも25歳までにはほとんどが結婚をしています。なので、個人的には「本当に晩婚化が進んでいるの?」と思うところでもあります。
 今回は「早婚」と言われる年齢で結婚した自身のエピソードを元に、そのメリットについて語りたいと思います。

早婚?晩婚? 婚期はどっちがいい?

 晩婚化が進む背景に、四年制大学を卒業した後、キャリアを築くのに時間を要し経済的な余裕が出るのが遅れることが上げられます。さらに、今どきは楽しいこともたくさんありますから、「無理に早く結婚しなくてもいいじゃないか」という意見もあるようですね。

 実際に「多くの体験をしたい」とか「仕事に打ち込みたい」という晩婚派の意見も否定しません。それも素敵な生き方だな、と思っています。近頃の若者は性に無関心で、「デート代がもったいない」とか「エッチに関心がない」という理由で恋人がいない人も多くいます。同じ20代半ばとして、これに対しては「ちょっと、理解できない」とは思っていますが……(笑)。

 年齢が上がったとき、結婚していないと「早くお嫁に行きなさい」などと言われることもありますが、一方で若くして結婚した人には「若さがもったいない」とか「もっとやることあるでしょ」と非難の声が上がることも。

「一体、いつが適正なのよ?」と怒りたくなるものですが、つまるところ結婚は自分のタイミングなのでしょう。早婚の人は、「そんなに早く結婚しちゃって……」と、周りからなんとも言えない目を向けられることもあるのですが、本人たちは思いのほか楽しんでいるんですよ。これは、強がりではないんです。

若い2人が結婚すると得られるメリット5つ

 若い2人が結婚すると、得られるメリットを5つ紹介します。

世間知らずがメリットに

 “世間知らず”というと聞こえが悪いですが、若い2人が結婚すると、お互いの過去の恋人が少ないのです。おそらく35歳くらいで結婚する人は「18歳から1人の男性を愛している」という人は少ないと思うんです。月日の流れや環境の変化がありますし、これは当然です。

 ただ、22歳くらいまでに結婚する人は「高校の同級生が結婚相手」とか「初エッチの相手が結婚相手」といったことが、とても多いのです。経験人数が少ないので「男の人とはこういうものだ」とか「女性はこういうもの」というのが目の前のパートナーでしか測れないことも。

 相手の色に染まりやすいので、「元カレとのエッチが良かった」とか「元カレの方が譲歩してくれた」という不満が出づらい。だからこそ、相手にも合わせやすいのです。

住宅ローンの早期完済や保険料が安い

 空前の低金利な今の日本ですが、この時期を逃すと住宅ローンの総支払い額に大きな違いが出ます。とはいっても、独身の時から「マイホームを買う」ということは、多くの人の中で“ない選択”だと思うのです。

 筆者は夫と23歳の時にマイホームを購入しました。この予定で行くと、35年の最長でローンを組んでも58歳という若さで完済することになります。“若い”ということで、住宅ローンを組む時に「団体信用生命保険」に加入することが求められるのですが、健康状態になにも問題がなく、これもスムーズにパス。

 不動産の営業さんの話によると「結婚している、家族を持っている人のがローン審査に通りやすい」とのことでした。また、「若くして結婚しても共働きだと良い。不景気でも二馬力なら、マイホームに住めてローンが組めちゃうもんね」とも。

 さらに我が子の学資保険や自分たちの生命保険も、保険料が安いです。これも保険の担当者さんに「若いってメリットですね」と言われました。加入する年齢が後ろ倒しになるほど、健康面のリスクは大きく保険料は上がりますものね。早めに身を固めてしまえば、必要な保障も分かりやすく、保険料を安く済ませることができますよ。

子供にギャップを感じない

 子供と自分の年齢が近いことも、若い年齢で結婚するメリットになります。テレビ番組も、自分の子供時代とまだそんなに変化がないので、一緒に楽しむことができます。子供の話すことも「なるほど、そういう時ってあるよね〜!」と自分の子供時代に回帰することも可能です。

 青春時代を子育てに追われた筆者は、つい最近になって家族で旅行に行ったり遠方に出かけることが増えました。子供と一緒に「初めて」を経験できるのが、何よりのメリットです。

結婚しながらキャリアを積める

 結婚を見据えてキャリアを形成したとしても、あらゆる誤算が生じると思います。若いうちからキャリアプランを練ることは、特に女性には大事なことでしょう。結婚や出産というイベントごとに、キャリアを大きく変更できるのも若い夫婦ならではです。場合によっては転職がしやすかったり、全く違う職種に転じたりと身動きが取りやすいのです。

 筆者は仕事がしたくて、あえて年子を選択して出産しました。ノリが若いということで、“なんとかなるでしょ”精神は否定できないのですが、これが夫婦でいざこざが起きないメリットとも取れます。

「常識的に考えて……」と語れるような背景が、若い2人にはないので、夫婦で相談しながら人生を生きてくこともできます。

結婚することで節約になる

 通常であれば夫婦は一つ屋根の下で生活をします。それぞれが一人暮らしをするより、よほど節約になりますよね。独身の時は「貯金がなかなかできない」と言われがちですが、結婚することでより自分の人生に責任を感じます。2人の収入から2人の生活を考えるスタンスであれば、大幅な節約ができるでしょう。

若い結婚もいいけど婚期は自分で納得できる時期に

 これまで若い2人が結婚した時のメリットを述べてきました。しかし、「肝心の相手がいないよ!」とか「やっぱりそれでも仕事がしたい」と思う人もいると思います。

 筆者は、“自分が結婚したいとおもった時期が婚期の適齢”だと感じています。晩婚化が進む中で、世間では「もっと早く結婚すべき」「イマドキの若者は変だ」といった意見があがります。だからこそ若い結婚のリアルをお伝えしましたが、「結婚は自分がしたい時にする」というのが、何よりも大事な決め手だと思っています。

 筆者は「そんなに若いのに結婚するの?」と言われることもありましたが、自分が決めた結婚に不満はありません。晩婚も早婚も、それぞれメリットがあるのです。だからこそ、自分が「結婚したい」と思った、そのタイミングを大事にするべきでしょう。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


実は性の亡者!? 豹変した夫との“夜の生活”に苦痛を抱く妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-25 06:00 ラブ
生活費の対価に“夜の営み”を求める夫「当たり前でしょ?」
「冷酷と激情のあいだvol.96〜女性編〜」では、結婚後に夜の生活への執着が強まった夫・タケシさんに苦痛を覚えている妻・...
並木まき 2022-06-25 06:00 ラブ
彼から「信頼できる彼女」と思われたい! 特徴5つに勝機あり
 恋人関係を継続させるためには、お互いの信頼関係が必要不可欠! どんなに愛情があっても、信頼できない相手とは一緒にいるこ...
恋バナ調査隊 2022-06-24 06:00 ラブ
良さげ♡“現場百回”ライターが「脱マンネリ」デートをご提案
 大人になると、お金のなかった学生時代に比べれば、自由に行ける場所も増えれば自由に使えるお金は増えているはず。それなのに...
ミクニシオリ 2022-06-24 13:28 ラブ
「生理は隠さない」がベター!彼を傷つけないお誘いの断り方
 彼との久しぶりのデートやお泊まりの日、生理がきてしまうとがっかりしてしまいますよね。しかし、男性にはわからない体調不良...
恋バナ調査隊 2022-06-23 06:00 ラブ
年下男子たちは見た!マッチングアプリの“ナシ”なアプローチ
 マッチングアプリで年下男子を求める年上女性が増えています。見事年下男性とデートできる女性もいますが、なかにはなかなかデ...
内藤みか 2022-06-23 06:00 ラブ
「見ててくれるだけでいい!」強欲“ヤリモク男”たちのLINE
 スマホ1台で簡単に異性と交流できるマッチングアプリ。なかには「素性を明かさず利用できる」というメリットを武器にして、女...
恋バナ調査隊 2022-06-22 06:00 ラブ
一緒にいて疲れない彼女の3大要素 男の前では演じるのもテク
 大人の男性に「どんな女性がタイプ?」と聞くと、「一緒にいて疲れない子」と答える人の多いこと……。仕事や趣味に忙しく、少...
恋バナ調査隊 2022-06-22 06:00 ラブ
結婚生活にうんざり!夫婦間のストレスは「へそくり」で解消
 夫婦の結婚生活に、激しいストレスを感じている女性は多いようです。どの夫婦も結婚式ではあんなに幸せそうだったのに、なぜそ...
恋バナ調査隊 2022-06-22 06:00 ラブ
「荷物持って」甘え方しくると地獄…“愛され女子”何が違う?
 恋人や気になっている人に甘えたいけれど、年齢が上がっていくうちに甘え方がわからなくなってしまう「甘え下手症候群」になっ...
若林杏樹 2022-06-22 06:00 ラブ
シャイな男性の意外な脈ありサイン…雑談LINEが途切れません
 シャイな男性たちは、恋をしてもなかなか感情を見せてくれません。奥手な男性を好きになると「私に興味がないのかな」と心配に...
恋バナ調査隊 2022-06-21 06:00 ラブ
恋人未満の「オフレ」って?メリット&デメリットを徹底解説
 近頃「キスフレ」や「ソフレ」など、男女間の“恋人ではない新しい関係性”が話題になっていますが、中でも“体の関係はいっさ...
恋バナ調査隊 2022-06-21 06:00 ラブ
出戻ったら旧友の役所職員とばったり!子の戸籍問題に直面!!
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「元彼の夢」無意識でも未練あり? 6つの内容から“吉凶”判別
 今は別の男性と付き合っているのに、なぜか元彼の夢を見てしまうことってありますよね。忘れた頃に突然夢に出てくると、いった...
恋バナ調査隊 2022-06-20 06:00 ラブ
【寝顔問題】彼とお泊りでヨダレもすっぴんも見られたくない
 大好きな彼とのお泊まりデートや旅行は、女性にとって最大の楽しみですよね。でも、中には「寝顔を見られたくない!」と、心配...
恋バナ調査隊 2022-06-20 06:00 ラブ
結婚したら「毒夫」に豹変した…大丈夫? 5つの特徴と対処法
 結婚前は優しくて頼れる男性だったのに、結婚した途端「こんな人だったの?」と幻滅してしまう女性は少なくありません。しかし...
恋バナ調査隊 2022-06-19 06:00 ラブ