夏のディズニーランドデートは彼の“真の姿”を見極める好機

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2019-11-14 19:22
投稿日:2019-08-17 06:00

 夏休みにデートでディズニーランドに出かける人はいませんか。看護師のA子さん(31)も、そんな一人で、2年前の8月、介護系の仕事に就く同い年の彼と出会って意気投合。交際するようになり、昨年の8月の記念日に暑い中、出かけたそうです。

 パーク内は、学生や家族連れ、カップルなどでごった返す中、ジャングルクルーズの列に並んでいると、小さな子供が泣き出したといいます。その時、「うるさいなぁ」となんだか不機嫌になった彼に違和感を覚えたとか。

 それでもせっかくの記念日です。「昨日の夜も仕事で遅かったし、きっと疲れているのね」と解釈。クルーズはあきらめて、パレードには少し早いけど、場所取りしながら、日陰で休めばいいかな。そう思って「早めにパレードの場所取りをしに行かない?」と提案したところ、彼は「俺、人混み嫌い」と連れない言葉を返したそうです。

 その後、会話も弾まなくなって、気まずい雰囲気に耐えきれなくなり、A子さんは記念日デートを早めに切り上げ、帰宅してしまったのです。

夏の暑さが男性の本性をあぶり出す

 A子さんが私に相談に来られたのは、ディズニーランドデートの後でした。「いつもは優しくて温厚なんですが、結婚していいでしょうか」というのが相談内容。彼女の結果はともかく、男性の本質を見極めるには、テーマパークでのデートは最適でしょう。

 女性にとってテーマパークデートは、季節を問わず楽しいものですが、男性の本質チェックという意味では真夏がいい。暑さは人をイラッとさせます。そのイラ立ちが、男性の本性をあぶり出すのです。

 そこで注意深く見てほしいのが、男性の計画性、金銭感覚、忍耐力の3項目。実生活に必要な要素を計り知ることができます。夏のテーマパークは、“未来の夫の査定場”といっても過言ではありません。合格男の行動パターンを紹介します。

これが合格男の特徴と行動パターン

 合格男は、アトラクションの位置関係や列に並ぶ時間を短縮できるファストパスなどを調べていてて、効率よく遊べるコースをイメージしています。

 この時季、どんなに晴天でもゲリラ豪雨の恐れがありますね。そこで天気予報を事前に把握し、万が一の時に折り畳み傘が出てきたら、完璧な段取り男。計画性がありますから、会社での出世もみこめるはずです。

 会社の福利厚生で割引チケットを入手したり、お得情報を下調べしたり。パーク内の飲食店事情を調べつつ、費用の目安をイメージできているのは、金銭感覚がある証拠です。そういう男性は大きな時間枠で予算を調整します。たとえば記念日デートの前後にいつもより自分の食費をケチったりするのは、彼女とのデートのための節約と理解できるでしょう。

 暑いときに彼女の荷物を持ってあげたり、待ち時間にパンフなどで彼女に風を送ったり。猛暑のパークデートで、そんな気配りができるのは、忍耐力があればこそでしょう。何より、そこに女性を楽しませたいという誠意が感じられます。そういう男性と一緒に暮らしたら、困難に直面したとき、夫は妻や子供を守る存在になるでしょう。合格です。

 その点でいうと、A子さんの彼は、計画性も忍耐力もありません。飲食店事情については、多少チェックしていたようですが、自分勝手な行動が目立つあまり、食事でリラックスするムードに持ち込めていません。事前情報を生かし切れないのは、将来を見据えた男性としてはマイナスでしょう。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと
 夫婦の在り方などテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「主張の強い女は可愛げがないから抱きたいと思...
豆木メイ 2025-06-03 06:00 ラブ
「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ