近眼と老眼の混合。コンタクトレンズかメガネか、おばさんは迷ってます

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-02-19 06:00
投稿日:2025-02-19 06:00

裸眼とメガネのイメージ乖離

 はい、おばさん、揺れています。ここからはメガネによる小さな弊害のこと。取材(する方、受ける方ともに)や打ち合わせにも、ふつうにメガネで行くようになった。困ったのが裸眼のイメージが強く、相手方は私であると認識しづらいらしい。宣材写真も裸眼撮影なので当然だ。

「あ、あれ? 今日、メガネなんですね。気づかなかった」

 そう言われることが続く。どうやらこんな小さな私でもイメージを意識しないといけないのか。今のところ予定はないけれど、写真撮影があったらメガネにしようか、コンタクトにしようか、迷う。もしメガネで撮影をしたら、これからもずっとそのイメージになるのだろうか。

老眼は避けて通れない

「結局のところ、しっかり見えていればいいんですよね。小林さんのお話を聞いていて、できればメガネもコンタクトもつけたくはないんだろうという気持ち、分かりますよ。でも老眼は避けて通れない」

 先述の仕事相手の意見でハッとする。そうか、私は老眼も出てきたのにまだ良い視力に憧れがあるのか。視力検査で一番下の『ランドルト環』を見えたことがないもんな。とはいえどうしようもないと、あきらめてまた前を向く。

 若手のみなさま。視力の良し悪し関係なく、老眼は必ず来ます。老眼鏡なり、遠近両用コンタクトなりへ移行しなくてはならない時期が来るのです。そのときにこの文章を思い出して「迷っていたおばさん、いたな」と思い出してもらえたら幸いです。たぶんその頃の私は、もう見えようが見えまいが、おかまいなしで老人ホームでお茶をすすっているはず…。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


リモートワーク中に意識ブッ飛んでない?眠い原因と賢い対策
 コロナ禍で一気に増えたリモートワーク。でも、「会社でならテキパキ仕事をこなせるはずなのに、家だととにかく眠い!」と悩ん...
「子供っぽい大人」の対処法 完全オミットの前に試してみて
 人にはそれぞれ個性があり、性格も異なりますが、年齢を重ねるごとに成長するものです。しかし、最近は「子供っぽい大人」が増...
「生きづらさ解消」の糸口は? 幼少期の褒められ体験にあり
 みなさんは自分がどんな子供だったか覚えていますか? 活発だった、運動が苦手だった、人見知りだった。いろいろあるとは思い...
ミニマリストが気になる!「物を減らすこと」の意外な利点
 徐々に社会に浸透してきた「ミニマリスト」の生活。気になるという人も多いですよね。物が溢れた時代だからこそ、本当に必要な...
寒い季節は「おうち時間」を極めるいい機会 2022.12.8(木)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ぷっくりひげ袋がかわいい“たまたま”わんぱくなお顔をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
バックパンツ丸出しで赤っ恥!勝負の同窓会でやらかし失敗談
 懐かしい同級生と再会できる同窓会ですが、楽しい時間を過ごした人ばかりではありません。中には、同級生をドン引きさせてしま...
大人になって誕生日の意味が変わってきた 2022.12.7(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
切り花が「長持ちする場所」ってどこ?遠ざけたい意外な天敵
 自宅用のデイリーユースだけでなく、冬のイベントやお歳暮シーズンなのでお花がとても売れます。 「切り花を長持ちさせ...
「稼ぐ派vs節約派」の主張 どっちの方がお金が貯めやすい?
 あともう少し、自由に使えるお金がほしいと思った時、あなたは「稼ぐ派」ですか?「節約派」ですか? 今回はそれぞれの意見を...
青空猫集会に突撃!サービス満点“たまたま”の完璧ポージング
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
40代、人生変えたい!10年後が想像できた気になってませんか
 若い頃は、何をするにも希望や夢を抱いていたものです。が、年齢を重ねるごとに現実を知り 、人生に諦めを感じはじめていつの...
渦中のロイホ「パンケーキ」を“公式推奨”で食べてきた結果は
 ファミリーレストランチェーン「ロイヤルホスト」のパンケーキがにわかに注目を集めています。きっかけは人気バラエティー「ジ...
鼻チューまで! 甘えん坊“たまたま”のストレートな愛情表現
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「ナンキンハゼ」知ってる? 白い実×♡の葉で“ずるかわいい”
 本格的な寒さを迎え、楽しいイベントが目白押しで心が躍る気分でございます。加えて、通勤途中、車窓から眺める公園や道路脇に...