爆笑問題・太田光のフジテレビ番組「休止の真相」判明 堀江貴文氏“フジ報復説”の読みハズれる
お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(59)がナレーターを務める月曜夜のフジテレビ系「ぎりぎりをせめるので続くだけやります法律お笑い」の放送休止が17日、同番組の公式サイトで発表された。一部で《正月の番組でフジテレビ怒らせたのではないか》などと“報復説”が囁かれているが、どういうことなのか。
太田は今年元旦放送のフジテレビ系「新春!爆笑ヒットパレード2025」で、元SMAP中居正広氏(52)の女性トラブルをめぐるフジテレビ騒動をネタにし、「フジテレビ、潰れます!」「Aプロデューサーって誰?」「(フジサンケイグループ代表の)日枝、出てこい!」などと叫んで、会場を沸かた。
時事ネタを扱うのは「爆笑問題」の芸としてファンにはお馴染みだが、放送休止の発表がこのネタの話題が冷めやらぬ中だったこともあり、憶測が乱れ飛ぶ。ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(52)は「これってフジテレビを批判したからじゃないの? 全然体質変わってねーな」とSNSで持論を展開し、ネットでも太田が《干された?》といったコメントが多数アップされた。それで騒動となったことを受け、太田はラジオでTBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」でこう説明したという。
「あの枠はミニ枠なんですけど、(所属事務所『タイタン』の)社長の枠なんです。1時間やったところでなかなか最後まで見てくれる人はいないんじゃないか、いい手はないかとあれこれ考えて、ミニ枠っていうのに目をつけたわけなんです」
太田所属の事務所タイタン制作の「枠」(番組)だったようだ。それが休止となったことに、太田はこうコメントした。
「スポンサーに買ってもらえてないのに、タダで流すだけではもったいないじゃんという発想になるわけです。しばらくスポンサーが戻ってくるまでは休止にしましょうねってことだと私は解釈している」
今回の騒動でフジテレビの企業体質も問題視され、スポンサー離れが続いている。その流れで、この買取番組にもスポンサーがつかなくなったというのが真相だ。
太田光代氏もSNSで「少しの間、お休みという意味です。他意はありません」などと説明を繰り返した。
■芸能プロに番組制作を丸投げの実態
もっとも、業界ではこの騒動はこれで一件落着とは見ていない向きもある。スポンサー離れによる収益減が芸能プロにまで及び、放送を続けるも続けないも芸能プロの判断だったということであれば、番組制作をほぼ丸投げしていたということになる。
「今回の『ぎり笑』は週替わりでスポンサーを入れていましたが、2月はそれがキャンセルになってやむなく休止となりました。こうしたミニ枠は、『ぎり笑』以外にも休止に追い込まれている番組があります」
フジテレビに番組休止の理由について、問い合わせたところ、「編成の詳細についてはお答えしておりません。」(広報局)と回答があった。今回の騒動は「日枝、出てこい」でフジテレビが怒ったとか、そんな単純な話ではなく、「公益性を求められる放送局の理念」にかかわる問題といえそうだ。
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フジテレビから多くのスポンサーが撤退して久しいが、さらなる問題が発生しそうだ。関連記事【もっと読む】フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策…では、女子アナたちが練り始めた“亡命策”について伝えている。
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