更新日:2025-03-14 06:00
投稿日:2025-03-14 06:00
クラス委員の少年が声を上げてくれたけど
咲子さんは続ける。
「私は気取ってなんていませんし、髪形や制服も校則を守っています。でも、ボス女子には私の存在自体が気に食わなかったようで、とにかく目立たないよう身を縮ませていました。私をかばうと次の標的にされるため、女子はもちろん、男子も口をきいてくれません。
そんなある日、クラス委員の修二君(13歳)が声を上げてくれたんです。『咲子は何も悪いことはしていないのに、いじめを受けている』と担任に掛け合ってくれて。結果、一時的に私への無視は収まりました。
ホッとしたのもつかの間、陰では『学級委員の修二もたらし込んだ性悪女』と囁かれるようになりました。なぜ自分だけが? と思いつつも、両親に打ち明けるのはためらわれて…」
上京して知ったいじめっ子の言葉の意味
実はその頃、咲子さんの祖父が他界し、祖母が要介護状態になったという。両親には心配をかけたくない一心で、いじめの件は内緒にしていた。苦い思い出しかない中学を卒業したときは、故郷を離れて東京の学校に進学したい旨を両親に懇願した。
「幸運なことに、母方の親戚が東京の大田区に住んでいたこともあり、高校進学を機に上京できたんです。上京して真っ先に思ったのは、『都会の女性は華やかでお洒落で美しい』ということ。誰もが洗練されて、私など気後れするほど。その時、ボス女子に言われた『咲子が一緒だと、私たちがかすんじゃう』の意味を理解したんです」
ラブ 新着一覧
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。女性側が母性を出しすぎて尽くすと、意外に愛されないものです。男性がグッとくる...
交際している男性がいる人は、結婚を意識している人が多いでしょう。付き合いが長くなればなるほど、将来のことを考えるのは当...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.40〜女性編〜」では、夫から前触れもなく離婚を突きつけられた女性・Kさんの困惑をご紹介しまし...
気になる男性ができて積極的にアプローチをしているのに、「ぜんぜん私の気持ちに気づいてもらえない」と、やきもきしている女...
長引くコロナ禍では、「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱え...
そもそも日本の男性は、気持ちを言葉で表現するのが苦手なタイプが多いので、彼女に「愛してる」と言わない男性が多いそうです...
星野源さんと新垣結衣さんなど、最近は芸能人の電撃結婚報告が相次いでいますが、芸能人でなくても「私も結婚を電撃発表したい...
好きな彼に告白したいけれど勇気はない……と悩んでいる人は多いはず。そんな時は、おまじないのパワーを信じてみるのも良いか...
「いつも元気だね〜」
お客様に、よく言われるお言葉でございます。どんなお仕事も大変だとは思いますが、とりわけ「花...
より良い出会いを探している女性にとって、「いいな」と思える男性に会えた時はしっかりアプローチしていきたいですよね。モテ...
いつだって上から目線で偉そうな「俺様彼氏」に困っている女性は多いようです。でも、恋愛って難しいもので、彼の悪いところが...
ある日、彼氏が家に転がり込んできて、仕事もしない……。そんな状態に悩んでいる女性は、意外と多いようです。中には、「お金...
出会った男性が独身で40代の場合、「売れ残る男性には、それなりの理由があるのかも……?」と、結婚になかなか踏み切れない...
恋愛において、男性は女性の「可愛いわがまま」が大好きだそうです。「仕方ないなぁ」なんて言いつつ、内心では「可愛すぎる!...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「倦怠期」という言葉って、終わりが近いようなネガティブな印象があります。どの...