そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。悩みはずばり、40代の夜の営みについて――。
1. 久々の彼氏とのセックスが憂鬱で…
今回は、ミツキさん(46歳/仮名)からのご相談です。
「数年ぶりに彼氏ができたんですが、セックスのときに毎回すごく痛いんです。彼もそれを察して、最近気まずい雰囲気になっていて…。こんなこと友人には相談できないし、どうすればいいかもわからなくて」
暗い顔で話し始めたミツキさんに、えりのボスは答えました。
「本当ならとても楽しい時期のはずなのに、セックスで気まずくなってしまうのはつらいわね。それに、セックスの悩みは周りにも相談しにくいから、つい1人で悩みを抱え込んでしまいがちよね」
「はい。彼のことは好きでお互いの価値観も合うし、別れたくないんです。でも、このままだとうまくいかなくなりそうで…」
ミツキさんは涙目になりながら不安を訴えます。これは放っておけません!
2. 性交痛で楽しめていないのかも?
「ミツキさんの悩みは、性交痛(せいこうつう)かもしれないわね」
「性交痛…ですか?」
「ええ。性交痛とは、セックスのときに膣に生じる痛みや不快感のことよ。
膣の入り口のヒリヒリした痛みは、ストレスや疲労、前戯不足による膣の乾燥、さらには皮膚炎や性感染症による膣内の炎症が原因のことが多いわね。膣の奥のほうがズキズキと痛い場合は、体位の問題や子宮内膜症のような婦人科系疾患が関係していることがあるわ。
あとは、ミツキさんの年齢だと、更年期の女性ホルモンの減少が性交痛の原因になっているかもしれないわね」
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「そういえば、最近は生理周期が乱れやすかったり急に汗をかいたり顔だけのぼせたり…これって更年期かも? と思うことが増えてきました。性交痛も更年期が関係あるんですか?」
えりのボスの話におどろくミツキさん。
「更年期で女性ホルモンが減ると、膣粘膜の萎縮や膣分泌液量の減少によって膣内部が乾燥しやすくなり、性交痛が起きやすくなるの。これから、更年期の性交痛対策を紹介するわ」
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