モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ
後藤真希(35)らの後輩にあたる「モーニング娘。'25」の内紛劇が業界内外を騒がせている。
15期メンバーの北川莉央(21)が本名とは別に作成していたSNSの「裏アカ」で、他のメンバーやファンを批判したりメンバーを盗撮した画像が流出したことについて、14日に自身のブログで認めたのだ。
「いま出ているものは全て私が書いたもので間違いありません。(中略)私のしてしまったことは、決して許されるものではありません。深く反省しています」
そして「このたびは本当に申し訳ございませんでした」と謝罪したが、タレントへの一部の心無いファンからの誹謗中傷が問題になる中、おなじグループ内でメンバーがメンバーをSNSで誹謗中傷していたことが明らかになったことで、動揺がグループ全体に広がり、所属芸能プロなど関係者も頭を抱えているようだ。
「誹謗中傷されたメンバーは北川のフォローを外し、関連する投稿も削除したと見られています。この問題で北川に何らかの処分が下されたわけではありませんが、今後もグループのステージに立って歌い躍ったり、笑顔をふりまくのはメンバー同士もギクシャクするでしょうし、応援するファンも気持ちが冷めてしまうのではないでしょうか」
とは、スポーツ紙芸能担当記者。こう続ける。
「北川はファンイベントや握手会での対応に『冷たい』『そっけない』との声が上がり、『やる気がない』とネット上で取り沙汰されていました。今年1月には、プライベート写真が流出していた。まあ、サブリーダーの小田さくらも男性との2ショット写真が流出していますし、それこそ後藤真希らが売れていた頃のグループと比べると、タガが緩んでいたのかも知れませんね」
■かねてよりの「裏アカ」流出問題と令和世代の違い
かねてより熱愛発覚や飲酒、喫煙が写真誌などにキャッチされ、スキャンダルとして報じられてきたのがアイドルグループで、モーニング娘。だけのことではない。同じグループに所属するメンバーであっても、必ずしも関係が良好ではないことも、ファンには周知のことだろう。とはいえ、人気商売のタレントにそれらは痛手となる。にもかかわらず、「裏アカ」としてであれ、流出リスクがあるのにそうした行動をするのはどうしてなのか。
ある芸能プロ社長が言う。
「かつてビジュアル系バンド『黒夢』のボーカル清春がキャバクラだったか、そこのホステスへのメッセージを間違えてツイッターに投稿してしまい、炎上したことがありました。公にするつもりのないものが流出するという意味では、今回の騒動のパイオニアにあたるかも知れませんね。北川莉央は『裏アカ』を不平不満のはけ口にしていましたけど、自分しか知らないと思っているようなことはないし、グループに近い関係者やファンが見たら、すぐに分かってしまいます。今回の流出も内部からと見られているのも、そのためです。バレるリスクがあっても、言いたくなる誘惑やスリルもあったと思いますよ」
それらがこうして発覚してしまうようになったとすれば、アイドルグループのビジネスモデルにも限界がきているのではないか。
「実際、そこまでデジタルに長けたマネジャーはまずいませんし、生まれたときからデジタルネイティブの若者を管理しようにも、現実としてついていけていないのですから」(同)
北川を売り出していた芸能関係者たちも、途方に暮れているかもしれない。
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