でも、誕生日に欲しかった時計を…
私の相談者にC子さんという35歳の女性がいます。3歳年上の彼は通帳の残高をチェックするのが趣味だそうで、「自分の下着は穴が開いてもはき続け、私が捨てるものまでチェックして口を挟む性格。結婚は無理ですよね?」と来られたのです。
ここまで読んで頂いた読者の方にはお分かりでしょうが、「ケチでも“優良物件”の男性はいますよ」ということを説明し、その日は帰られました。すると、どうでしょう。それからしばらくして彼女の誕生日に驚くべきことがあったのです。
「私が欲しがっていたブランドの時計をプレゼントしてくれたんです。それまでコーヒー1杯ごちそうしてもらったことがなくて、ビックリしました。何気なく話していた会話から、欲しいものを覚えていてくれたみたいで」
いろいろなお礼の席などで、コーヒー1杯ごちそうしないのは、ちょっと変わりものかもしれませんが、それで仕事が円滑に回っているのなら、人間性に問題ないことの裏返しでしょう。
ケチ度が強過ぎて、部下や同僚をねぎらうこともできないようなコミュ障タイプなら、ケチのほかに悪い形容詞が一つか二つ付いて、周りによからぬイメージがついています。「ケチで細かい」に、もう一つ「働き者」の条件を加えたのはそういうことです。結婚したC子さんが言います。
「彼は、自分のものはまったくといっていいほど買いませんが、私のものはすぐに買ってくれるんです」
まとめ
C子さんのご主人のように、“自分にはケチで妻にはおおらか”な男性を見つけるのは、至難のワザでしょう。でも、ここぞというときの投資とケチは紙一重。「細かくてケチな男性は嫌い」と門前払いしていたら、“妻に投資する男性”と巡り会うチャンスはゼロです。
とりあえず、誰にでも割り勘を切り出す男性とも最低3回は食事をしてみるといいでしょう。好相性のパートナーに出会えるかもしれません。多少の妥協で結婚がスタートしたとしても大丈夫です。恋は育ちませんが、愛は育てることができますから。
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