女性は敬遠しがちも…ケチな割り勘男こそ“優良物件”のワケ

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2019-11-14 19:23
投稿日:2019-08-24 06:00

でも、誕生日に欲しかった時計を…

 私の相談者にC子さんという35歳の女性がいます。3歳年上の彼は通帳の残高をチェックするのが趣味だそうで、「自分の下着は穴が開いてもはき続け、私が捨てるものまでチェックして口を挟む性格。結婚は無理ですよね?」と来られたのです。

 ここまで読んで頂いた読者の方にはお分かりでしょうが、「ケチでも“優良物件”の男性はいますよ」ということを説明し、その日は帰られました。すると、どうでしょう。それからしばらくして彼女の誕生日に驚くべきことがあったのです。

「私が欲しがっていたブランドの時計をプレゼントしてくれたんです。それまでコーヒー1杯ごちそうしてもらったことがなくて、ビックリしました。何気なく話していた会話から、欲しいものを覚えていてくれたみたいで」

 いろいろなお礼の席などで、コーヒー1杯ごちそうしないのは、ちょっと変わりものかもしれませんが、それで仕事が円滑に回っているのなら、人間性に問題ないことの裏返しでしょう。

 ケチ度が強過ぎて、部下や同僚をねぎらうこともできないようなコミュ障タイプなら、ケチのほかに悪い形容詞が一つか二つ付いて、周りによからぬイメージがついています。「ケチで細かい」に、もう一つ「働き者」の条件を加えたのはそういうことです。結婚したC子さんが言います。

「彼は、自分のものはまったくといっていいほど買いませんが、私のものはすぐに買ってくれるんです」

まとめ

 C子さんのご主人のように、“自分にはケチで妻にはおおらか”な男性を見つけるのは、至難のワザでしょう。でも、ここぞというときの投資とケチは紙一重。「細かくてケチな男性は嫌い」と門前払いしていたら、“妻に投資する男性”と巡り会うチャンスはゼロです。

 とりあえず、誰にでも割り勘を切り出す男性とも最低3回は食事をしてみるといいでしょう。好相性のパートナーに出会えるかもしれません。多少の妥協で結婚がスタートしたとしても大丈夫です。恋は育ちませんが、愛は育てることができますから。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

ラブ 新着一覧


交際費たんまり? 友達いない彼氏が最高の彼氏になる可能性
 友達がいない男性を、あなたは「彼氏にしたい」と思いますか? 躊躇してしまう人は少なくないように思いますが、ちょっと待っ...
恋バナ調査隊 2022-09-11 06:00 ラブ
「他人に抱かれた方がマシ」大学院で豹変した夫に嫌悪する妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-09-10 06:00 ラブ
「連れ子も育ててるのに」感謝しないバツ1妻と離婚したい夫
「冷酷と激情のあいだvol.107〜女性編〜」では、モラハラ夫に変貌してしまったナオキさん(仮名)に対して不満を抱く妻・...
並木まき 2022-09-10 06:00 ラブ
「忙しい」の3文字? 彼からの冷めた“サインLINE”に涙腺崩壊
 カップルになる直前は、終わりが見えないくらいに盛り上がるLINE。しかし、カップルになると安心感を得るため、徐々に好き...
恋バナ調査隊 2022-09-10 06:00 ラブ
真面目夫の浮気バレ~背広のポケットから出てきた意外な証拠
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。夫や彼の浮気を知ってしまった時のダメージは計り知れません。サレ妻さんたちは口...
山崎世美子 2022-09-10 06:00 ラブ
好みは千差万別!“イケメンが苦手”な女性の心理vs男性の本音
 あなたはイケメンをどう思いますか? 「イケメンと付き合いたい」「イケメンに出会いたい」と思う女性が大半でしょう。  ...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
ダメ男とは違う? 愛すべき“ポンコツ彼氏”の笑撃エピソード
 ポンコツ彼氏は、頼りないのになぜか惹かれてしまう不思議な存在。おっちょこちょいな一面もあるため、女性から「可愛い」や「...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
長文メール送って自爆するか愛深めるか 女に必要なクセは?
 彼に長文メッセージを送って自爆する女性が大勢います。今までのガマンがたまりにたまって長文メールという形で暴発してしまう...
内藤みか 2022-09-08 06:00 ラブ
なんでやねん!「性格悪いのにモテる女」8つの特徴あるある
 美人でスタイルが良く、性格が良い女性は当然モテますよね。「彼女はモテて当然」と同性から見ても納得です。しかし、「どうし...
恋バナ調査隊 2022-09-08 06:00 ラブ
不器用女子でも「男性がずっと一緒にいたい女性」になる方法
 好きな人に「ずっと一緒にいたいな」と思われたいですよね。せっかく付き合えたのに、数カ月付き合った後には飽きられ、挙句の...
若林杏樹 2022-09-07 06:00 ラブ
性欲お化けか!アラフォー妻たちが夫の嫌いなところを大告白
 情熱的な恋愛を経て結婚したはずの夫。結婚生活が長くなり「気づけば嫌いになっていた」なんて人も多いのではないでしょうか。...
恋バナ調査隊 2022-09-07 06:00 ラブ
料理教室よりバズレシピ!「男ウケ料理」の情報更新してる?
 花嫁修業の定番といえば、まずは料理。料理ができればモテるというのは、長く女子の中で定番の価値観となってきました。ですが...
ミクニシオリ 2022-09-06 06:00 ラブ
既読無視されてた彼氏から返信きたけど!喜ぶ? 疑うべき?
 彼氏に既読無視されると、不安になったりイライラしたりしますよね。その期間が長くなっていくにつれて「このまま終わり……?...
恋バナ調査隊 2022-09-06 06:00 ラブ
カップルの理想の身長差は何cm? 高さ別スキンシップを解説
 カップルの理想の身長差は、人によって違います。でも実際のところ、カップルの身長差は、お互いの心理や付き合う上でのスキン...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ
「不完全燃焼の恋」が忘れられない時、どうしたらいいの?
「気持ちを伝えられなかった」「突然、連絡が取れなくなった」など、不完全燃焼の恋が忘れられず、苦しんでいる人は多いようです...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ
「浮気したくせに私は抱けない?」夜の生活を拒む夫と憤る妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-09-03 06:00 ラブ