45歳女が“夜の営み”作戦に悔やむワケ。友達夫婦の話に刺激されて…

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-04-26 06:00
投稿日:2025-04-26 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

45歳、レスだけど夫婦円満だった

 一般的に「レス」は夫婦間の課題や問題とされがちですが、夫も妻と同じ認識であるとは限りません。

「『レスは家庭が崩壊する』って周囲から強く言われて、改善に向けた努力を始めたんですけど…。我が家はレス時代のほうが夫婦仲は円満でした」

 暗い表情でこう話し始めたのは、45歳の早織さん(仮名)。結婚生活は11年目で、1歳年上の夫であるケンゴさん(仮名)とのあいだに、娘がふたりいます。

「下の娘が生まれる前からレス気味でした。でも“子どもはふたり欲しい”の思いは一致していたので、ふたりめの子作りまではなんとか夜の営みを継続していたんです。

 でも下の娘を妊娠してからは、お互いにほっとした部分もあって、体を重ねることは無くなりましたね。最初のうちは夫と寝室を一緒にしていましたが、下の娘が生まれてからは、お互いの安眠のため寝室も別にしました」

【読まれています】「10年前から決めていた」夫と不倫相手の妊娠騒動を耐えた45歳女の復讐

「改善すべき!」に驚き

“レスを解消しなければ”と思ったきっかけは、夫婦で参加した友人主催のバーベキューだったと早織さんは苦笑いします。

 その場で夫婦円満の秘訣が話題になり、参加者のほとんどが結婚10年以上経ってもレスではない事実に早織さんは大きな衝撃を受けました。

 早織さんたち夫婦が「実はウチはレスで」と話すと、「それは大問題だから、早く改善したほうがいい!」と強く説得されたと言います。

「レスではあるけれど、夫婦仲はそれなりに円満で穏やかな毎日だったんですけどね。周りの強い口調に、私も夫も圧倒されてしまいました。

 その日に参加していたご夫婦たちは『今は良くても、そのうちに夫婦の心が通い合わなくなって、家庭が壊れるよ』と力説していましたね。夫婦の夜事情に他人から意見されるのは面白くないけど…」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


女性が送る「復讐LINE」…元カレを震え上がらせた内容5選
 いつの時代も、女性を本気で怒らせたら怖いというのは共通する真実のようです。中でも、恋愛感情が絡むとその恐ろしさは倍増し...
離婚する?しない?答えを出すために悩んでしまう一番のこと
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。バツいちなの~、離婚したの~、という会話がちっとも珍しくない時代です。明るく...
山崎世美子 2021-03-27 06:00 ラブ
“都合がいい女性”の特徴&卒業して“いい女”になる方法♡
「彼に嫌われたくない」という気持ちから、なんでも言うことを聞いてしまっていませんか? あなたは一生懸命尽くしているつもり...
恋バナ調査隊 2021-03-27 06:00 ラブ
浮気に寛容!?沖縄出身女性の性格や特徴&相性が良いタイプ
 シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向! 今回は、沖縄出身の女性についてリサーチしました。沖縄とい...
男性へのボディタッチはどこがいい?意識させる部位&注意点
 気になる男性からボディタッチをされて、一気に恋愛ボルテージが上がってしまったことってありませんか? これは男性も一緒で...
リタ・トーコ 2021-03-26 06:00 ラブ
自分の親より年上でもOK! ある意味本当の“ママ活”が増加中
 特に女性が年上で男性が年下のケースでは10歳以上年齢差があるカップルももう珍しくはありません。なかには20歳そこそこの...
内藤みか 2021-03-25 06:00 ラブ
私は本命女性?女友達? 男性の本音が透けるLINEの特徴8選
 気になる男性とLINEを交換したはいいものの、やっぱりこちらからアプローチするには、脈ありかどうかを事前にある程度判断...
恋バナ調査隊 2021-03-25 06:00 ラブ
結婚するなら好きな人より落ち着く人の方が幸せになれる理由
 あなたは「顔がタイプで一緒にいるとドキドキし、自分のことを特別扱いしてくれるA君」と、「顔はあまり好みではなくドキドキ...
若林杏樹 2021-03-24 06:00 ラブ
あなたはどう?無駄モテ女子の特徴&本命男性に愛される方法
 モテないわけではない。でも、本命の人にはまったく見向きもされない……と悩んでいませんか? そんなあなたは、もしかしたら...
恋バナ調査隊 2021-03-24 06:00 ラブ
彼の気持ちを見極めたい! 男性が本命女性にとる態度&心理
 好意を抱いている男性、付き合っている男性がいる人の中には、「彼の気持ちが分からない」「このまま付き合っていて大丈夫だろ...
恋バナ調査隊 2021-03-23 06:18 ラブ
陽気な草食系!?沖縄出身の男性の性格や特徴&恋愛傾向
 シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向! 今回は、沖縄出身の男性についてご紹介します! 沖縄男性と...
怒りで我を忘れてしまう…この激情を鎮める方法ってあるの?
 怒りで我を忘れた経験はありますか? 悲しみ、失望、後悔……離婚にはさまざまな感情がつきものです。その中でも怒りは特にコ...
七味さや 2021-03-22 07:02 ラブ
結婚に向いていない女性の特徴&幸せな結婚をしたいなら…?
 白いドレスの花嫁や結婚式、可愛い子供と囲む一家団らんの食卓など、小さな頃から「結婚」に対して憧れをもっている女性は多い...
恋バナ調査隊 2021-03-22 06:03 ラブ
男性が思う“色気がある”ってどんな女性?6つの共通点&NG行動
 男性にとって、色気がある女性というのは魅力的に映るものです。しかし、「色気ある人って、どんな人?」と思っている人も多い...
恋バナ調査隊 2021-03-21 06:00 ラブ
甘え下手の女子必読!男性に「なんか可愛い」と思わせるコツ
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。甘えられない女性は意外と多く「どうやったら甘えることができるのでしょうか?」...
山崎世美子 2021-03-20 06:00 ラブ
彼がそっけない…男性の恋愛感情が薄れる5つの理由&対処法
 ある日突然、「彼の恋愛感情が薄れてしまったのでは……」と、不安に感じる女性は少なくありません。あんなに「好きだ」と言っ...
恋バナ調査隊 2021-03-20 06:00 ラブ