切ない…親の老いを実感したエピソード。ゴミ屋敷一歩手前、母の死から父の独り言が急増

コクハク編集部
更新日:2025-04-29 06:00
投稿日:2025-04-29 06:00

4. ケガが増えたとき

「風呂場で転んだとか、低めの段差でつまずいたとかでケガが増えたとき。今年の正月に帰省したときは母が骨折していた」(40歳・販売)

 ケガが増えたとき「反射神経が鈍ったのかな?」と思うでしょう。そうなると車の運転や外出も心配になりますよね。場合によっては親に免許の返納を提案するなど対策が必要でしょう。

5. 起床時間が早くなっていたとき

「親の起床時間がやけに早くなってたんですよね。数年ぶりに帰省したとき朝4時に物音がしたので『なにごと!?』ってビックリしたんですけど、いつものことだそうで。

 話を聞くと夜中たびたび目が覚めているようなので、寝不足になってんじゃないかってのも心配です」(38歳・警備)

 高齢になると睡眠が浅くなって夜中に起きたり、朝早くに目覚めたりするもの。体内時計が変化するため、就寝や起床時間が異常に早くなることは珍しくないそうです。

6. 家の中が散らかっていたとき

「帰省したとき、家がゴミ屋敷の一歩手前の状態になっていたんです。綺麗好きでマメに掃除していた母だったのでなにかあったのか聞いたら、『気力も体力もなくなって…』って言ってましたね。

 それからは帰省するたびに私が片付けるようにしてますし、帰省する頻度も増やしました」(41歳・公務員)

 実家が散らかり始めたら、親の気力や体力がなくなったサインかも。「だらしなくなった」で済ませるのではなく、様子を見に行く頻度を増やしたり手助けしたりとサポートしてあげましょう。

7. 独り言が増えていたとき

「父の独り言がすごく増えていたので老いを感じましたね。まるで誰かと話しているかのようにブツブツなんか喋ってるんです。

 年齢も関係あるのかもしれないですけど、母が亡くなってから急激に増えた気がします」(38歳・サービス)

 最愛のパートナーを失うと老いが加速するのかもしれませんね。自分がいるのに独り言を喋り続ける父を見て切なくなったそうです。

「負担をかけたくない」と我慢する親もいる

 親からしてみれば、いくつになっても子どもは子ども。「愛する我が子には迷惑かけたくない」と自身の病気や苦労を隠す人が多いです。

 でも帰省時は、親の変化に気づけるはず。老いを感じる場面に遭遇したら「自分になにができるか」を考えてみるとよいかもしれません。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ステージ衣装用の真っ赤なランジェリーで“魔法”にかかった
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
残業して当然なの? 子なし女性がイラッとした非常識LINE3選
 アラサー・アラフォー世代には、子持ち女性と子なし女性が混在しますよね。だからこそ、自分と環境が異なる女性へLINEする...
2022-11-19 06:00 ライフスタイル
“業界用語”炸裂トークにイラッ!「皆が知ってる」前提は危険
 みなさんは友達が同じ職種の方って、どのくらいいますか?  私はほとんどが自分とは違う業種で働いている人ばかりです。そ...
新宿から35分!「里地里山」で心に栄養を 2022.11.17(木)
「疲れたー、疲れたー、やっぱり疲れたー」  が、口癖になっている筆者に「日めくりコクハク」でもおなじみ、街の景観を...
苦手ならしゃーない!義理の姉とは適度な距離感をキープして
 どんなにコミュニケーション能力が高い人だって、「苦手だな」と感じる人はいるものです。それがプライベートの関係であれば、...
キスだけにしておけばいいのに…欲ばり“たまたま”の失恋物語
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
菊=仏花は古い!改め「マム」は邪気祓いにも一役買います
 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が最高にオモシロイです! 放送が待ち遠しく毎週日曜日には古(いにしえ)の人々のドラマ...
秋の日はつるべ落とし 長い夜どう過ごす? 2022.11.16(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
おひざ大好き♡ 甘えっ子“たまたま”がいっぱいな癒しのお店
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「五十路アイドル」キムタクに膨らむ妄想 2022.11.13(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
セルフお灸「熱さレベル1」からはじめよう 2022.11.12(日)
 突然ですが、セルフお灸にハマっています。  サウナやマッサージなど、血行をよくする健康法は色々ありますが、お灸もいい...
金欠!お金がない!でも「楽しい休日の過ごし方」8パターン
 せっかくの休日もお金がないと、「何もできない」と感じてしまうもの。確かに、何かしようとすれば、お金がかかることがほとん...
熱心な“布教”は逆効果!推し活でやりがちなNG行為を猛省する
 生きるために必要な”推し”、みなさんにはありますか? 人やキャラクターだけじゃなくて、物や事柄でもいいのですが、とにか...
重力との戦い方…あらがうか受け入れるか?2022.11.11(金)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
伊勢「ジオラマ食堂」のオッドアイ美少年“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
値上げの嵐でクサクサ!金運UP“黄色のオンシジューム”に注目
 値上げの冬でございます。  猫店長「さぶ」率いる我が花屋にて、送られてきた電気代の明細を久々に見ましたら……目ん...