仕事に興味がない…増加中の「静かな退職」って何? 若手社員のスピード離職を防ぐコツ

コクハク編集部
更新日:2025-05-07 06:00
投稿日:2025-05-07 06:00
「仕事には熱を持って取り組むべし!」アラフォー世代以降はこのように思っている人が多いですよね。その一方で、Z世代の若者は仕事への熱量低め。「静かな退職」を選ぶ人や、「スピード離職」する人も…。

(コクハク編集部では仕事にまつわるエピソードをご紹介してきました。そのなかから『最近の若手社員』に関するものをピックアップしてお届けします。)
  ◇  ◇  ◇

静かな退職とは?

 静かな退職とは、アメリカのキャリアコーチが言い始めた「Quiet Quitting」の和訳。

「退職すること」ではなく、「出世は目指さずに必要最低限の仕事だけをこなすスタンス」を指す言葉です。

 昭和世代は「出世を目指してバリバリ働く」という考え方が主流でしたが、今は「仕事にやりがいは求めていないので、最低限で済ませたい」という姿勢で仕事をする人が増えているのだとか。

【読まれています】若手のやる気を奪う「新型パワハラ」とは? 気づかないうちにやりがちな注意点5つ

静かな退職を選ぶ心理

 まずは「静かな退職」を選ぶ人の心理を解説します。

1. 仕事に興味がない

 まず、多いのが「仕事自体に興味がない」。就職したものの、その会社の事業に興味を一切持てず、魅力も感じていないのでやる気も一切出ない…。

 自分がやりたかった職に就けなかった人によくある傾向です。仕事に興味を持てないので、仕事よりもプライベートを優先させる方向に。

2. 仕事を続ける気がない

「タイミングが来たら転職しよう」と考えている人も、「静かな退職」のスタンスで仕事をこなしていることが多いです。

 直近で転職するつもりはないものの、どこかのタイミングで仕事を変えるつもりでいるので、今の職場で熱心に働いても意味がないと考えているのでしょう。

3. 昇進する気がない

「どうせこの組織では昇進できない」「そもそも役職者になりたくない」という人も、当然仕事に熱を持って挑むことはできないですよね。

 昇進したいと思わないのであれば「会社で評価されなくても構わない」という考えになるのは当然かも。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


湿度すら雨が洗い流した朝 2023.7.21(金)
 大きく深呼吸をして新しい空気を取り込んだら、冷たい水でのどを潤す。  この水もきっとすぐに汗になって出ていくのだ...
ノー天気に生きてるわけじゃない! アラサー独身女性“不安あるある”5選
 独身を謳歌していてもアラサーになるとふとした瞬間に不安を感じること、増えますよね。周りが既婚者だらけになって、「このま...
美徳だけど危険度高め⁉︎ 優しすぎる人、自分の心がグッタリしてませんか
 優しい人でいたい――。きっと誰もがそう思って生きていますよね。私もいつも思いますし、なるべく優しい気持ちを忘れずに過ご...
ハラハラドキドキ☆ “たまたま”の恋のバトルの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
困ったら、焼肉のたれ! 夏休みの学童でも使える“手抜き”お弁当術5つ
 小学生の子供がいるワーママにとって、夏休みの最大の問題が「学童に持っていく弁当作り」です。子供は夏休みでも、親は通常営...
「ザ・ノース・フェイス」のPCケースがセールに…! 2023.7.20(木)
 アウトドアブランドの人気は高まるばかり。老若男女問わず、街中で“お馴染みのロゴ”を見かけますが、多分に漏れず、コクハク...
無理して付き合っていませんか?「離れた方がいい友達」5つの特徴
 仕事上の人付き合いなら合わない人がいても我慢せざるを得ないケースが多くありますが、プライベートでは極力無理したくないで...
灼熱の真夏「水やりのタイミング」正解は?間違いだらけの植物生活の答え
 暑いです、とても。シビれるくらい暑いので、我がお花屋さんもお客様の日中の来店はまばら……。さすがに猫店長「さぶ」の効力...
失ったものを数えているほど人生は長くない 2023.7.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「10年使える」タオルを10年以上使ったら…2023.7.18(火)
 突然ですが、タオルってどのくらいのペースで買い替えていますか? 実は我が家には、気づいたら10年以上使っているタオルが...
“地獄の育休”で病む寸前…先輩ママたちのしんどいエピソード&解消法
 子供を出産してから、育休を取得する女性は多いですよね。でも、育休には体力面で休める点や子供のそばにいられるなどの大きな...
竜宮城はこんな感じかな 2023.7.17(月)
 海の生き物に夜の街の光が重なって、にぎやかで涼しげな世界。  竜宮城はきっとこんな感じかな。  そういえば...
納涼★にゃんたまシリーズ!雪ん子“たまたま”のクールな視線
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
急に生理! 気分最悪の流血事件を防ぐ対処法&“即席ナプキン”の作り方
「ナプキンをしていないのに生理が来ちゃった……!」女性として数十年生きていれば、こんなこともありますよね。今回は、急に生...
もうさ、スタコラサッサと逃げ出そうよ? 2023.7.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
30代女が感じたApple Watchのメリット3つ 2023.7.15(土)
 街を歩いていると、スマートウォッチを付けている人が多いですよね。運動しない人にもメリットがあるのでしょうか?  ...