女性事業者はとってもタフ! 微妙にズレてるおじさま役員との差よ…古い商店会の“これから”は?

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-05-28 06:00
投稿日:2025-05-28 06:00

地域歴30年のアパレル女史にも支えられました

 事業のオーナーではないけれど、地域のアパレル企業に勤続30年の女史Aさん。社長秘書や総務職を長らくこなしているため、細かなところに気がつく方。例えば、商店会会員で管理しなければならない施設の掃除、即ボランティア会員の当番表を作成し、皆さんをまとめてくれる。大したことじゃないけれど、怠ると後にものすこく面倒になることを率先して行ってくれる素晴らしい女史。再出発の際も、近隣や子会社に入会資料を配布してくれたり、事務作業をサポートしてくれたり…。

 微妙にズレてるおじさま役員たちとの商店会活動の中、 Aさんの細やかな配慮がどんなにありがたかったことか。こういった女性たちの「推し」に支えられ、この商店会は無事ポンコツを卒業することができたんだよなぁ...しんみり。本当に感謝しかない。

来年度は、会長以外の女性役員誕生の可能性も!

 たかが商店会、されど商店会。企業活動と比べると、利益に結びつかない地域活動なんだけど、役員になるとさまざまな団体やちょっとした会からの連絡や招待状などがやってくる。そして、社会との新たな繋がりの機会を求められる。

 我が商店会の男性役員は「そういうのは面倒」「興味ない」といって全くスルーしているが、事業を経営している女性たちは違う。地域活動にも興味を持ち、地域活性に対しても前向き。こうなると我が商店会の女性陣は、役員に相応しいのではないかと...。

「俺、あと1年は役員やるけど、もうやめたいんだよね。ま、やりたい人がいればいつ辞めてもいいですよ。でもやりたい人なんていないでしょ?」と役員をしょうがなく引き受けてやってる、といった態度の角さん。いやいや、これからはそうでもないんじゃないのおー? 会員の女性陣、なかなか優秀だし積極的だし。

 来年度は、私以外の新たな女性役員が誕生している気がする。古い世界の商店会ワールドだけど、これから女性が活躍していくことで、少しづつ変化&進化していくに違いない。これからの女性たちに期待♪

 皆様、「ポンコツ商店会お預かりしました」に10カ月間お付き合いいただき、ありがとうこざいました!

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


夏場の観葉植物、様子が変!間違った育て方、救済法、最新便利グッズまで
 危険な暑さが続く夏。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は古い平屋の建屋のため、エアコンをフル活用しても、毎日が熱中...
きっと、夫も気付いていた…40女が長年の“腐れ縁”にケリをつける日
 実は筆者には、結婚前から長く続いている“腐れ縁”があります。その相手を仮にP氏とします。
くねくねコロンは信頼の証♡ 無防備な“たまたま”をガン見しちゃおう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
目的地は決めてない 見知らぬ町を深夜にふらつく解放感
 終電が終わって、深夜の踏切はしばしの休憩。また朝から大忙しだからね。  こちらは明日は予定もないから、見知らぬ町...
【難解女ことば】「婆」の部首はさんずいではない。正解は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
母と夫がまさか…流行りの性格診断で腰抜かす『16Personalities』が怖い
 SNSのプロフィールに診断結果のアルファベットを入れたり、それぞれの性格をコンテンツにまとめたりと、若者を中心に流行し...
2024-07-06 06:00 ライフスタイル
玄関でモワ~ン、子供の足が臭い! 家庭で簡単にできる3つのニオイ対策
 子供が成長するにつれて気になってくるのが「子供の足の臭い」です。特にスポーツをやっている子供や、汗をかきやすい夏などは...
40女と20代男子、親子並みの年齢差だけど…! ホンネの残念LINE3選
 40女と20代男子とでは、親子並みの年齢差があります。だからこそ、LINEの送り方には注意したほうがよいかもしれません...
えっ、そんな理由で? スナック「出禁客」がやらかすアウトな共通点
 みなさん、行きつけの飲食店で「出禁」の人って実際に見たことありますか?  スナックなんかだと多そうだし、そうい...
神秘的な尊さの“たまたま”…会えなくなるその日まで雄姿を記録しよう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ストレス発散で爆買い! それでも後悔しない3大成功例と3大失敗例
 女性のストレス発散方法といえば? そうですね、ショッピングです。気のむくままに爆買いをするとなぜか爽快な気分になります...
2024-07-04 06:00 ライフスタイル
ガーデナーの必見「服部牧場」ルポ ペレニアルガーデンってなんですか?
 神奈川の片田舎が立地の猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも夏がやってきました。店先には鮮やかな夏の花が、屋外にはガーデニ...
3大加工アプリ有料版比較!K-POPアイドル“名指しフィルター”の実力は…
 SNSで写真を投稿するのが当たり前になった今、プリクラ並みに盛れる加工アプリも続々と登場しています。無料でも十分ハイレ...
無重力空間みたい! クネクネころんな“たまたま”君をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夕暮れ時に浮かび上がる曲線美
 夕暮れ時に浮かび上がる曲線美――。  それに気づく人はあまりいないようだ。  あなたはどうですか?
【難解女ことば】「御御御付」はなんて読む? ヒントは日本食
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...