フリーランス夫を「ヒモみたい」と嘆く43歳妻。稼ぎ激減の貧乏男を嫌悪する日々

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-17 06:00
投稿日:2025-05-17 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

42歳、結婚生活に大きな危機が

 42歳の紗希子さん(仮名)は、5歳年上の夫・ヨウスケさん(仮名)と結婚4年目。夫婦双方ともバツイチで、子どもはいません。

 義実家との関係も良好、夫婦喧嘩もほとんどなく、コロナ禍も夫婦で協力しあい、夫婦ふたりでの暮らしを楽しんでいました。ところが、ここへきて結婚生活に暗雲が。

「物価高の影響と、夫の取引先の業績悪化のダブルパンチで、家計が大変なことになっています。

 私も夫も、フリーランスです。少し前までは安定した収入を得ていましたが、今はお互いに売り上げが下がっていて、かなり厳しい状況です。

 このままでは破綻まっしぐらなので、なにか手を打たないとヤバい状態。毎晩のように話し合いをしています」

 これまでと同じような仕事の進め方では、限界を感じていると話す紗希子さん。そこで紗希子さんは、これまでの仕事は異なる、新規事業や飛び込み営業に取り組み、少しずつ収入を上げているのだとか。

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夫は本当に分かっているのか

 しかし一方の夫は、危機感を抱いていないのか、全く行動に移す気配がなく、紗希子さんを苛立たせています。

「もしかしたらウチの夫は“口だけ番長”なのかもしれないです。どんどん売り上げが落ちているのに、どこ吹く風で…。

 私が『時間がないよ』『1日でも早く対処しないと』って言っても、『もうじき大きな案件が入るから』『懇意にしている社長が仕事を回してくれるって』とのらりくらりと調子のいいことを言うばかり。

 夫の収入だけでは生活ができないので、私の負担分がどんどん増えています。大きな出費があるときは、私の貯金を崩しています」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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