更新日:2025-05-30 06:00
投稿日:2025-05-30 06:00
踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きないし、しんどいことだらけの日常ですが、生きていく強さを身に付けるヒントを共有できたらいいなという願いを込めまして――。
食べ物への愛を誓います
寝ても覚めても、頭から離れない。そのせいで、いつも寝不足気味だ。仕事の集中も途切れるし、友人との付き合いもさぼりがち、貯金だってできやしない。それでも私は、しあわせだ。こんなにも愛が溢れて止まらない。健やかなる時も、病める時も、食べ物への愛を誓います。
食事を作ることはもちろんだが、食べに行くことが殊更好きである。大衆店から高級店、ガチ中華からフレンチまで、推しが多すぎて人生は大忙しだ。飲食店情報のアップデートを欠かさず、食へのアンテナを張り続ける私は、気付けば膨大な知識を蓄えている。
それを元に実地調査を行い、飽くなき探求を続けることをライフワークとしてきた。その対象が食べ物ではなく何かの細胞や病原体なら、今ごろ何らかの博士かもしれないが、私はただの食いしんぼうである。
【こちらもどうぞ】電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
会社員時代は仕事が忙しく、勤務先付近の飲食店が専門分野だった。気に入った店には何度となく通ったが、行ったことのない店への興味も尽きず、ランチをハシゴして休憩時間をオーバーし、上司に叱られることもあったほどだ。そしてストリッパーになった今、私の食生活は多忙を極める。
なにしろ10日ごとに次の劇場へ移動せねばならない。とてもじゃないが、その地で食べたいものを食べ尽くせない。ストリップ劇場が全国各地に星の数ほどあった全盛期なら、私は過労死ならぬ過食死しただろう。
ライフスタイル 新着一覧
あなたはありのままの自分を受け入れ、自分の存在を認めたり価値を感じたりできていますか? 自己肯定感が低いと、生きづらさ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にはいろいろなタイプの人間が集まっているので、人間関係のトラブルはつきもの。そんななか「この人だけは絶対に敵に回し...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「盆休みに実家に帰省して楽しい時間を過ごそう」と考えていても、現実は“ガッカリ”が待っているかもしれません。今回は、実家...
参議院選挙で注目を集める参政党の「さや」候補が、街頭演説で「大阪芸大でピアノ科の募集をしたら受験生ゼロ」と発言し物議を...
「実家が太い」とは、親の経済的に余裕があり、金銭的にも精神的にもサポートを受けられることを意味する言葉。あなたの周りにも...
女性の交友関係は、結婚や出産を機に大きく変わっていくものです。特に大きな変化となるのが、出産。お互いに話題や興味関心の...
配信ドラマ『全裸監督』やロングランヒットを記録した主演映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わ...
「転職先が決まったけど、今の職場に報告するのは気まずいな。なんとか円満に退職したい…」と悩んでいる人、集合!
...
トレーディングカードを集め出したきっかけは「CNPトレカ」という最新技術を組み込んだ斬新なトレカがきっかけ。
...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
何気なく発したそのひと言、もしかすると「外見いじり」だと捉えられるNGワードかもしれません。昔は軽い冗談や褒め言葉とし...
2025-07-17 08:00 ライフスタイル
会社の飲み会、友人同士の集まり、歓迎会に送別会。イベントの数だけ“幹事”は存在します。「幹事を任されるのは、信用されて...
お花を飾りたい気持ちはある。それなのに…気づけば水は干上がり、葉っぱもカリカリ。そんな経験ございませんか?
ワ...
“PTA役員”と聞くだけでゾワッとする保護者は少なくないはず。その理由の大半は、このような地獄体験が待っているからでしょ...