フジテレビ“バラエティーのエース”がオンカジ賭博で逮捕された理由…氷山の一角か?「やっている人たくさん」
「ホンマでっか⁉TV」「さんまのお笑い向上委員会」「アウト×デラックス」といった人気バラエティー番組を手掛けたやり手プロデューサーは、違法賭博がバレないように、社内調査に嘘をついていた。
海外のオンラインカジノで繰り返し賭博をしたとして、警視庁保安課は23日、フジテレビのバラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者(44)を常習賭博容疑で逮捕した。
鈴木容疑者は昨年9月~今年5月、海外のカジノサイト「エルドアカジノ」にアクセスし、バカラ賭博などに約1億7000万円を賭け、2400万円の損失を出していた。別事件の犯罪収益に関する捜査で発覚。会社から懲戒処分を受けた後も多額の現金を賭け続けていた。
「警視庁が捜査したところ、社内調査に『2022年ごろやめた』と嘘をついていた。3年の時効を意識していたのか、このへんでやめていたと言えば、逃げ切れると思っていたようです。会社に嘘をつき、処分後も賭けを続けていたことから悪質で常習性があると判断し、逮捕に踏み切った」(捜査事情通)
■賭け金1億7000万円の一部は借金
賭け金の一部は、同僚から借金するなどして捻出していたという。
調べに対し、「ギャンブル依存症と認識している。店舗がないネットカジノは大丈夫だと思っていた」と供述している。
「鈴木は昔からわざわざ韓国のカジノに行くほどギャンブルが好きだった。5年ほど前、職場の先輩に『韓国に行かなくてもオンラインカジノで賭けられるよ』と誘われ、オンカジにはまったそうです。懲戒処分を食らった後も、やめなかった理由について『正直なところ会社をナメていた。続けてもバレないだろうと思った』『昨今、オンラインカジノのニュースを見たけど、周りでやっている人がたくさんいたので大丈夫だと思った』と話していることから、鈴木と付き合いのある番組関係者も肝を冷やしているかもしれません」(前出の捜査事情通)
フジテレビは今月11日、平日昼のバラエティー「ぽかぽか」に出演していた山本賢太アナウンサー(27)が、過去にオンカジを利用していたと発表。厳正に対処するとしている。「ぽかぽか」は港浩一前社長の肝いりで2023年1月にスタートし、鈴木容疑者が総合演出を任されていた。
港前社長は同年12月、「文春オンライン」のインタビューで番組へ期待することを聞かれ、こう語っていた。
<個人全体視聴率も徐々に上がって来てますし、いい感じの生放送になっていると思います。他局が情報番組をやっている中でそうじゃないものをやろうという強い意志で作っている。サテライトスタジオでやっているのもお台場の賑わいにつながるし、バラエティのディレクターたちも生放送をやっていないと作り方を忘れてしまう可能性もある。若手制作者の育成という面でも期待してます>
期待する方もされる方も、会社のイメージを著しく傷つけた。
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