松本&中居、永野芽郁&田中圭、国分太一…性加害・不倫・コンプラ違反の内容問わず「会見ナシで雲隠れ」が芸能界の慣例なのか

更新日:2025-07-02 09:43
投稿日:2025-07-01 16:05

 TOKIOの国分太一(50)のコンプライアンス違反による番組降板で、日本テレビの福田博之社長が緊急会見したのは6月20日のこと。25日にはTOKIOは解散を発表。27日には株式会社TOKIOの“広報担当”である松岡昌宏が、舞台出演直後のホールの駐車場で報道陣の囲み取材に応じた。

 日本テレビ側がかたくなに明かさなかったコンプライアンス違反の内容については、「城島も自分も知りません」とこちらも明らかにしなかったが、国分の状況について、「36年一緒にいて聞いたことのない声で『申し訳ない』と。奈落の底にいる状態」と国分を代弁するかのように説明した。スポーツ紙芸能記者はこの一連の流れについてこう話す。

「日テレの福田社長は会見で、国分からの謝罪について問われた際、『お伝えするとしたら、ご本人の口からだと思う』と説明しました。さらに国分が謝罪会見をする意向があるか聞いているかと問われると、『正確には確認はしていませんが、おそらくこの後、対応されるのではないかと想像しています』と話しました。しかし国分は結局、日テレの会見後に、株式会社TOKIOの代表取締役の城島茂と国分太一名義で、謝罪と無期限の活動休止を発表しただけで、会見には至っていません」

 思えばここ数年、ダウンタウンの松本人志(61)、中居正広氏(52)、田中圭(40)と永野芽郁(25)、そして今回の国分太一など、“不祥事”を起こしたタレント本人が釈明会見や謝罪会見を開くことはまずなくなった。それは、不倫騒動、性加害疑惑、コンプライアンス違反と内容を問わずで、ことが起これば即、「活動休止」や「引退」だ。

 芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「事務所やSNSを通じてコメントを出すだけのことがすっかり慣例になっていますね。確かに関係者がいる場合はプライバシーの保護などもあるでしょうが、会見を開いたところで、話せないことや話したくないことだらけ。記者や芸能リポーターの厳しい追及に遭うことは目に見えているので、会見で謝罪したところで何のメリットもなく、むしろマイナスであると認識しているのでしょう」

 城下氏は続ける。

「不祥事を起こしたタレントが復帰するのが非常に難しい時代になっています。山尾志桜里さんもそうですが、ネット社会は、『人の噂も七十五日』ということは全くなく、過去のスキャンダルは何度も掘り起こされ、なかなか風化しない。会見を開くことは、映像も画像もいつまでも残りますから、傷口に塩を塗るような事態になりかねないと考えているのでしょう」

 しかし、何かあっても、即雲隠れでは、タレント本人の口から説明すべきという“説明責任”という考え方はもはや通用しないのか。

「かつては『会見を乗り切る』という言い方がありました。内容にもよりますが、本人の口から冗談も交えて気の利いたコメントでもすれば、不倫などは許される風潮もありました。しかし今は、コンプライアンス違反はもちろんのこと、不倫スキャンダルでも一気にスポンサーが離れて一発退場となりますから。芸能界といえども、昔の古い体質ではやってられないし、タレントは、時代は変わったということを十分認識しないと残っていけないと言えるでしょうね」

 当たり前のことだが、以前にも増して「不祥事を起こさないことに尽きる」としか言いようがない時代になっているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 国分太一に関しては、関連記事【もっと読む】国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇…なども必読だ。

エンタメ 新着一覧


大谷結婚モロ被りの不穏も何のその!各世代イケメン網羅のキムタクドラマ
 木村拓哉(51)主演ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜21時、テレビ朝日系)がスタートしました。待ちに待っ...
永瀬廉は大人の色気、髙橋海人はヘタレの真逆 確かに築くキンプリ2人体制
 昨年より、2人体制となったKing & Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉(25)と髙橋海人(25)。4月期に始ま...
こじらぶ 2024-04-27 06:00 エンタメ
岩ちゃんか仲野太賀か…優三株の上昇、高等試験に落ち続ける原因判明!?
 突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる(石田ゆり子)は直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。  証拠品と...
桧山珠美 2024-04-26 16:45 エンタメ
まるでコント!寅子との恋フラグは立たず、崖から落ちる花岡(岩ちゃん)
 親睦を深めるためハイキングに行くことになったが、花岡(岩田剛典)たちの態度に溝を感じ、浮かない気持ちの寅子(伊藤沙莉)...
桧山珠美 2024-04-24 14:35 エンタメ
ガンちゃん登場! 目の前にビール瓶2本…寅子の酒豪ぶりは母のはる譲り説
 本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した寅子(伊藤沙莉)たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けら...
桧山珠美 2024-04-22 15:40 エンタメ
「366日」、髙橋海人「95」学生服コスプレ繚乱!関口メンディー何留?
 新ドラマを見ていて気づいたことがあります。それは過去と現在を行き来するドラマで、俳優さんたちがそのまま高校時代や大学時...
すわ、嫁姑戦争勃発か!? 月のもので結束力まで描く脚本の妙
 実際の事件を調べるため、まんじゅうを作ってみることにした寅子(伊藤沙莉)たち。すると涼子(桜井ユキ)が急に謝罪したいと...
桧山珠美 2024-04-19 15:50 エンタメ
「お月のもの」ネタ再び、寅子らの生理談議にマスターのヘンな気遣い
 よね(土居志央梨)は貧しい生い立ちを明かし、涼子(桜井ユキ)や寅子(伊藤沙莉)など、同級生らが恵まれていることに憤りを...
桧山珠美 2024-04-18 16:50 エンタメ
森香澄は“嫌われる女”を演じてる説 「女子アナ」抹消計画を進行中!?
 元・テレビ東京の「女子アナ」で、昨年3月に退社してフリーに転身後、バラエティ番組を中心に引っ張りだことなっている森香澄...
堺屋大地 2024-04-17 06:00 エンタメ
朝ドラ史上初の快挙!ヒロインの月のもの(生理)事情が描かれた
 生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは先輩の久保田(小林涼子)・中山(...
桧山珠美 2024-04-15 15:48 エンタメ
平野、神宮寺、岸のNumber_i返り咲きの春! 欲いえばもっともっと…
 さくら満開の春、Number_iがテレビに帰ってきました平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)、お久しぶ...
「ニャニャニャニャニャ」寅子の必殺技!いずれ強い虎になる“伏線”か?
 判決の日。寅子(伊藤沙莉)たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね(...
桧山珠美 2024-04-12 18:20 エンタメ
不祥事芸人・フジモンの賛否両論の復帰劇!実は吉本への貢献度が抜群?
 昨年10月に当て逃げ事故を起こして活動自粛していたフジモンことFUJIWARA・藤本敏史が、3月23日放送の『さんまの...
堺屋大地 2024-04-12 06:00 エンタメ
寅子「あきらめたらそこで終わり」はもしや…名作漫画のイズムにニヤリ
 傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。  暴力を振るう夫か...
桧山珠美 2024-04-11 15:25 エンタメ
トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...