評論家「田中圭は令和のモテ男子の典型」平成のキムタクブームから変化する“イケメン”のトレンド

コクハク編集部
更新日:2025-07-04 11:50
投稿日:2025-07-04 11:50

子犬系男子の『ジュノン』、高身長重視の『メンノン』

「『ROOKIES』(2008年)の佐藤健くん(36)や城田優くん(39)もまだ三番手、四番手でしたから。テレビや舞台に出てるけどまだ無名な男子が、どんどんブレイクしていったんです。また、テレビ業界も雑誌主催のオーディション等をキャスティングの参考にしますが、面白いのは雑誌によってイケメンの傾向が違う。

 たとえば『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』では、小池徹平くん(39=グランプリ2001年)や中村蒼くん(34=同2005年)みたいな子犬系の可愛らしい男の子がグランプリに選ばれています。でも『メンズノンノ』のモデルオーディションは高身長でバランス重視。坂口健太郎くん(33=同2010年)や成田凌くん(31=同2013年)が、そこから主役級俳優になっていきましたよね」

震災や経済的不安で求められる“イケメン”が変化

 度重なる震災や経済的不安等を境にイケメンの在り方もまた変化していった。それまでは"スクリーンの向こう"にいた推しが、急に身近になったのだ。

「例えば佐川男子のように暑い中、重い物を運んでくれる等、身近な人に感謝する機会が増えたからでしょうか。他、美容師さんやカフェの店員さん、ジムインストラクターや消防士さんはカレンダーまで販売されましたよね。"会いに行けるイケメン"を探す時代がきたんですよ。

 とくに現在はSNSやYouTubeなど、誰もが発信者になれる時代ですから、一般人への推しが当たり前になりました」

 ちなみに最近話題の俳優の田中圭(40)は"リアルにモテる男子"の典型だという。

「令和のモテの王道、"ザ雰囲気イケメン"です。なんか隣のビルにいそうかなとか、なんか女子が"いけそう"って思うリアルさがある。性格が良さそうだし、演技も上手いし、身近に感じられる。

 吉沢亮くん(31)みたいに美しすぎる男子は緊張して気が引けちゃう(笑)。話も面白そうで楽しそう。結局、雰囲気イケメンがいちばん魅力的でもてるんですよ」

 令和の“イケメン”はこれからどう変わっていくのだろうか。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ラブ 新着一覧


別居中の夫と復縁する方法…3カ月以内ならあり?チェック方法&きっかけ
 夫婦関係がうまくいかなくなった時、すぐに離婚するのではなく一旦別居する夫婦は多いですよね。でも、いざ別居すると相手の存...
恋バナ調査隊 2023-11-24 06:00 ラブ
マッチングアプリの既婚者男性、真の目的と女性が騙されない有効策を聞く
 恋活系マッチングアプリといえば、ほとんどの人は独身男女が恋人を見つけるために使うものだと考えるでしょう。けれど、その中...
内藤みか 2023-11-23 06:00 ラブ
適齢期ではあったけど…私が「元彼と結婚しなかった理由」
 アラサー・アラフォーになると、結婚を視野に入れた恋愛をする人がほとんど。そのときに交際している彼がいたら、彼との結婚も...
恋バナ調査隊 2023-11-23 06:00 ラブ
今どきは普通かも? 自分から彼にプロポーズする3つのメリット&注意点
 同棲中の彼がなかなかプロポーズしてくれないと悩んでいる人は多いですよね。女性は、妊娠出産などもあるので年齢は気になると...
恋バナ調査隊 2023-11-23 06:00 ラブ
知ってた?“オモシレ―女”が恋愛対象にならない理由と脱却法
「いつも友達以上にはなれない」 「なんで私は、いつも“いい人”で終わるの?」  彼氏が欲しいと思っていても、恋愛...
若林杏樹 2023-11-22 06:00 ラブ
私は“女優”さんか?「彼氏に嫌われたくない病」がもたらす3つの問題
 大好きな彼氏には「嫌われたくない」と思いますよね。でもその意識が強くなりすぎると、ある問題が生じます。  あなたは彼...
恋バナ調査隊 2023-11-22 06:00 ラブ
心の中で「ざまあ」と叫ばずにはいられない! 許してね、元夫のプチ災難
 離婚した元夫に対して、多少なりとも恨みが残っている女性は多いはず。離婚理由にもよりますが、元夫に「妻を泣かせた罰」が当...
恋バナ調査隊 2023-11-22 06:00 ラブ
男性はみんな若い女が好き? 芸能人の“年の差婚”で思うこと
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、ハライチの岩井...
豆木メイ 2023-11-21 06:00 ラブ
超優良物件!“家事ができる男性=仕事もできる”の5つの根拠
「家事ができる男性は仕事もできる」なんて聞いたことはありませんか? 家事と仕事のデキは別物かと思いきや、実は通ずるものが...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
11月後半 貴女の度数いくつ?オスを引き寄せるフェロモンジャッジに挑戦
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-11-21 06:00 ラブ
「昔からの友達を好きになった…」彼女に昇格できる?気になる男性の本音
 異性としてまったく意識していなかった男友達を好きになったら、あなたはどうしますか? 「今の関係が壊れてしまうかも……」...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
あーじれったい!くっつけたい2人のキューピッドになる手順や成功のコツ
 どう考えてもお互いに好意があっていい感じなのに、なぜか一向に付き合わない男女がいると、もどかしくなりますよね。くっつけ...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
「いっそ嫌いになれたら楽なのに…」好きと言えない関係に悩む女性たち
 好きな彼と特別な関係になれないとしても、相手に「好き」と伝えられる恋はまだマシかもしれません。世の中には、自分の気持ち...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
社内不倫デートの誘いは第1~第3会議室の暗号で…ムフフ♡お誘いLINE
 好きな彼からくる夜のお誘いLINE。それまでの空気が一変して、ラブラブな甘いムードに包まれますよね。今回はそんなドキド...
恋バナ調査隊 2023-11-19 06:00 ラブ
「ダメ妻がご迷惑かけまくって…」自称・リーダー気質50代夫の結婚懺悔
「冷酷と激情のあいだvol.169〜女性編〜」では、モラハラが激しい11歳年上の夫に対して悩む妻・麻子さん(44歳・仮名...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ
新婚早々モラハラ夫に豹変!悪者扱いされ、離婚も拒まれる44歳妻の孤独
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ