ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に
20日に投開票される参議院選挙。先月の都議選で大躍進した参政党が、今回参院選の世論調査で比例代表の投票先として「自民に次ぐ2位」に浮上。「日本人ファースト」を掲げ、無農薬・オーガニックの強調や反ワクチンの立場を明確にするなど陰謀論的な主張が取り沙汰されているが、著名人からの注目度が高く、タレントやミュージシャンらが同党を巡って意見を表明し、論争になっている。
支持の立場を明確にしているのが、元女優で政治活動家の高樹沙耶氏(61)。8日に自身のⅩで《参政党バッシング異常でないか?という事はほんまもん!?》と投稿。高樹氏は、たびたび神谷宗幣代表への応援をつぶやいたり、参政党関連の動画などを数多くシェアしている。
さかのぼること5月3日のⅩの投稿では、《私は大麻の法律がとても理不尽であるからと合法化活動に参加して、少しだけ政治の世界を見ることになった。何かとてつもない仕組み、権利を握る人からの圧力を受けた経験があるので神谷さんの事を理解できる。あの中でよく頑張ってるなと思う》などと共感を示していた。
■反ワク主張のASKAやオカルト誌『ムー』の編集長まで傾倒?
「高樹さんは神谷代表の『大麻栽培』に前向きな姿勢に共感しているのでしょう。SNSで参政党の“布教活動”をしています。もうひとり、歌手のASKAさん(67)も“参政党支持”と明確な発言こそありませんが、23年ごろから神谷代表に関心を寄せており、《腑に落ちることが多い》《説得力がある》と絶賛。食事したことも発信していますし、ASKAさんも参政党と同じく反ワクチンを主張していますから。さらに、陰謀論なども扱うオカルト雑誌『月刊ムー』の三上丈晴編集長もⅩで参政党関連の投稿や党員などの投稿をひたすらリポストしています。編集長の政治的思想が、雑誌に影響しないか心配する人たちの間で物議を醸す一方で、あの『ムー』の編集長が支持するならと、参政党の“主張”に興味を持つ読者もいるようです」(週刊誌記者)
8日には同誌の公式Ⅹが、三上氏のⅩについて《もうブロックしたので。あのアカウントにはビンタしたい思いです。媒体を名乗るなよ》と投稿。三上氏の参政党関連のリポストの件がブロックの直接の原因かは不明だが、タイミング的にも注目されている。
一方で、“反参政党”を主張する芸能人も登場し、ネット上は大騒ぎだ。
歌手の坂本美雨(45)は7日、自身のⅩで《参政党を支持する人は、自分や自分の家族、大切な人たちが一生マイノリティにはならない、差別されない立場でいられると思ってるのかな》と投稿。さらに、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルでアーティストのコムアイ(32)が、インスタグラムを投稿。ストーリーズで《私かなり参政党支持層と近い好み持ってるんだよね》とつづりながらも、《ナチスが最初聞こえがよいことで支持を集めたその内容をふわっふわっと思い出すんだよね》とナチスにみたてて批判した。
「有名人が新興政党について政策だけでなく、政党自体を話題にしたり、批判するケースは珍しい。それほど世間の注目を集めているのでしょうが、この騒ぎにあわせてネット上では、支持者と同党を厳しく見るユーザーとが批判合戦を繰り広げています」(前出の記者)
きっかけは何にしても政治に関心を寄せるのは良いことではあるが……。
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