参政党旋風のシンボルさや氏をめぐるナゾが芸能界にも波及…CDデビュー、レーベルはどこ?
20日投開票の参院選東京選挙区で、無名の新人ながら2位当選した参政党さや氏(43)が、芸能界でも話題になっている。
「HPなどに、2008年CDデビューとあるが、レコード会社はどこなのか知っているかと複数から問い合わせがありました」とは、あるスポーツ紙の芸能デスク。
「CDは2024年までに7枚発売という説もありましたけど、たしかに発売元の記載は見当たりません。また西城秀樹ら国内外アーティストと共演などとHPに記されているものの、こちらも日時などは分かりにくい。まあ、CDはインディーズレーベルが星の数ほどあって、個人でも制作や発売はできますし、ライブ会場やHPでしか販売していないケースもありますから、疑うところではないと思いますけどね」と言う。
評論家でネット右翼や保守勢力に詳しい古谷経衡氏は2010年、当時CS放送局だった「チャンネル桜」出演時にさや氏と知り合い、「チャンネル桜の歌姫」とされていたさや氏のことをネット記事「参政党、さや氏-異色の履歴・不遇の遍歴」でこう振り返っている。
《さや氏は演歌歌手からキャリアをスタートさせ、そののちJAZZシンガーに転身した。このころチャンネル桜の社長に見染められて同局に出演するようになった》
《さや氏いわく、学生時代にニューヨークへ旅行したとき、同地で『アメージング・グレイス』の素晴らしさに出会い、歌手を志したという》
そうした経緯があって、CDデビューへとつながったのかもしれない。参院選での街頭演説でも「元ジャズシンガー」という経験を打ち出し、「音楽や文化も含めて日本の宝、これを守っていかなきゃ」「大阪芸大のピアノ科の募集したら、来たのはゼロだったんですよ」などと、涙ながらに訴えたと伝えられた。
「しかし、そもそも大阪芸大にピアノ科はないとの指摘がネットで相次ぎ、『演奏学科クラシックのピアノコース』と訂正していました。このネタも、情報源はどこなのかとの質問が寄せられていましたが、不明のままです。それでも、何かを変えてくれそうだとの期待があらゆる世代から寄せられ、歌舞伎町などで働く若い女性からも支持されていました。だからこそ当選したのでしょう」
とは、現場で取材した政治記者。
その現場で、ジャーナリストの深月ユリア氏はさや氏に取材しようとしたところ、陣営が立ちはだかり、排除されたと訴えてこちらも話題になった。さや氏とは何者なのか。歌手キャリアだけではなく、本名からして明らかにしておらず、ナゾが少なくない。
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