藤島ジュリー景子氏のキンプリ分裂&タッキー退社めぐる“主張”が「中居正広氏みたい」と批判されるワケ
旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子元社長(59)が半生を語った告白本「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」(新潮社)が7月18日に発売され、その内容が物議を醸している。
ジュリー氏は、SMAPの解散時の裏側や育ててきた嵐への思いを語る一方、2023年5月に現Number_iの平野紫耀(28)、岸優太(29)、神宮寺勇太(27)が脱退・退所し、起こったキンプリの分裂騒動にも言及。退所を話し合っていたのは3人だけで、残りの永瀬廉(26)と高橋海人(26)は全く事情を知らず、「唖然とした表情で、状況をのみ込めずにいた」と、3人の脱退は寝耳に水だったと述べている。
だが、これに異義を唱えたのが、キンプリを支えてきたファンたちだ。脱退発表時の事務所の声明文でも「昨年よりメンバー5人で、また、時にはスタッフも入りながら」とあり、話し合いを5人で重ねてきたことがうかがえる内容であったことや、永瀬も2022年11月放送のラジオ「King & Prince永瀬廉のRadio GARDEN」で、「仕事の終わりに呼ばれて、辞めたいと思うんだよねと伝えられた」「このグループをどうしても残したかった…みんながいるキンプリが好きやったから」と話しており、これらのことからジュリー氏の発言とは矛盾があるという指摘が相次いだ。
さらに2022年10月末、旧ジャニーズの退社と「ジャニーズアイランド(現・Annex)」の社長を退任した滝沢秀明氏(43)についても、いきなり内容証明が送られ、退社理由も告げられていないということを明かしている。
こうしたジュリー氏の一方的な認識を事実として反論している姿勢に対し、《中居氏も含めて、ジュリー氏にとって自分の独裁と表舞台への復帰にとって邪魔だとか目障りな人物への書き方があまりにも感情的で極端なのでバレバレ》《片側だけの告白ならば、公平性に欠ける。中居氏もジュリー氏も、矢面でなぜ戦わないのか?》といった声がSNSで出ている。元フジテレビアナウンサーとのトラブルをめぐる第三者委員会の性暴力認定に反論しながら、会見や訴訟はしない中居正広氏(52)と重ねる人も多いようだ。
■反論しても会見をしない中居正広氏
「ジュリー氏が告白本を出版すると聞いた際、『どうせ自分に都合の良いことを好き放題言うだけの本になるよ』という声が旧ジャニーズ関係者の中から上がっていました。ジャニーズ事務所からSTARTO ENTERTAINMENTになり、せっかく性被害者への補償も含めて落ち着いてきたタイミングで、ジュリー氏の告白本は新たな火種になり得るでしょう。今活動しているタレントたちに及ぼす悪影響を考慮すると悪手でしかない」(スポーツ紙芸能担当記者)
ジュリー氏の告白本は反論できない立ち位置にいる人たちからの認識を半ば無視する形で、自分の見解をさも事実かのように発信している。その結果に至るまでの関係性や過程も含めた双方の認識を詳細に説明しきれていないことが批判の主な要因となっており、その構図は中居氏の反論の仕方とも共通する。
中居氏は、自らの行いを"業務の延長線上の性暴力"と認定したフジテレビの第三者委員会に対し、「『性暴力』とは普通の日本人にとっては肉体的強制力を行使した性行為として、凶暴な犯罪をイメージさせる言葉です」と代理人弁護士を通じて反論した。
「この中居氏の反論は、自らの認識が日本人の大多数の認識であるかのような抗議だったため、世間からより批判を集める結果となりました。《反論したいことがあるのであれば、会見をすればいいのに》という指摘も、中居氏とジュリー氏に共通する点です」(芸能ジャーナリスト)
自らの都合の良いことばかりの反論は、逆に世間の厳しい目を加速させてしまうだけのようだ。
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告白本の出版直後に59歳の誕生日を迎えた藤島氏は再び“女帝”として君臨しつつある。関連記事【もっと読む】藤島ジュリー景子氏「復活祭」…59歳誕生日、半生告白本出版、補償完了アピールの“3大祭り”状態…では、本人の鉄面皮ぶりについて伝えている。
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