女性は“脱水リスク”が高い理由。猛暑で「喉が渇いた」時にはもう遅いって知ってた?【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-07-31 11:45
投稿日:2025-07-31 11:45
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人です。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けていて…。

 そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。暑い日が続いています。ちゃんと水分摂ってます?

1. 暑くなってくると、不安なのは脱水

 今回は、マキさん(42歳/仮名)からのご相談です。

「えりのさんは夏って好きですか?」

「ええ、好きよ。活力が湧いてきて、お出かけも楽しいからね。マキさんは夏が嫌いなの?」

「私も前までは好きだったんです。でも…去年脱水症状みたいになって、出先で倒れたことがあるんです。そのときは水分を摂って、安静にしていたら落ち着いたので、無事に帰れましたし、翌日からも元気に過ごせました。

 でも、いろいろな人に注目されたし、迷惑をかけて恥ずかしかったしって考えると、今年は脱水症状が今まで以上に不安で…。だけど、ドライブ中などはトイレに行きにくいので水分の摂りすぎも怖く…。そうやって考えると、今年の夏は少し憂鬱です」

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 困ったように笑いながら答えるマキさん。そんな彼女に、えりのボスは真剣な表情で言います。

「確かに、脱水症状は怖いわよね。脱水は熱中症の前兆ともいわれていて、軽度でも頭痛や倦怠感の原因になるわ。それと、集中力が低下することもあるわね。とくに、高齢者や子ども、さらに女性は水分保持力が低いから、注意が必要だといわれているの。ダイエットや冷え対策を目的として水分や塩分を控えていると、さらにリスクが高まるわ」

「そんな…じゃあ、どうすればいいんですか?」

 脱水への不安から、今にも泣きだしそうなマキさん。

 これは放っておけません!

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