「あんぱん」手嶌治虫(眞栄田郷敦)と運命の出会い…だけど。“靴紐”シーンは何かの伏線なの?

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-08-09 10:38
投稿日:2025-08-09 10:30

それ、のぶが言っちゃうの?

 に帰ると、そこには登美子(松嶋菜々子)の姿が。嵩に大事な話があると言われて来てしまったと。「おめでたかしら」とウキウキの登美子に、嵩が三星百貨店を辞めることを伝えるのぶ。

 あらら、言っちゃうんだ、と思いました。そこは嵩に言わせてあげましょうよ。のぶ、そういうとこ、とテレビに向かって叫びました。

 嵩も嵩で、退職を反対されると、「もう僕たちの人生に立ち入らないでくれ。帰ってくれ」ってどういうことなのか。登美子ならそういうとわかりきっているのに。自分から連絡しておいて、帰ってくれ、ってもうわけがわかりません。

 登美子を追い返した後、家の外で並んで座り、月を見上げるふたり。そこで、嵩は、手嶋治虫に会ったこと。天才・手塚への劣等感をのぶに話します。

「うちにはわかる。ちっぽけな嵩がいつか天才もびっくりするような作品を創るって」と嵩を励ますのぶ。その言葉に「根拠が無さ過ぎるよ、のぶちゃん」と自己肯定感低めの嵩が心配です。

桧山珠美
記事一覧
TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


恋愛スイッチが行方不明?『バチェロレッテ・ジャパン』EP4~7は怒涛の展開!!
 はい、毎週木曜日のお楽しみ『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3ですよ。今週はEP4~7まで。15人いた旅のメンバーも...
【写真で振り返る】『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3の名場面
【この写真の本文に戻る⇒】恋愛スイッチが行方不明?『バチェロレッテ・ジャパン』EP4~7は怒涛の展開!!
山田涼介「ビリオン×スクール」初回に見る期待。惜しむらくは身長だが…
 Hey! Say! JUMP山田涼介(31)主演「ビリオン×スクール」(フジテレビ系、金曜21時)がスタートしました。...
【写真特集】NYC boys時代の山田涼介、デコ出しカットも…
    【この写真の本文に戻る⇒】山田涼介「ビリオン×スクール」初回に見る期待。惜しむらくは身長だが…
モデル・亜希さんの魅力見たり! レシピ監修したカレーは「“野生の勘”も詰まった自信作」
「こういう機会はほとんどないので、緊張していますが、よろしくお願いします!」  開口一番、こう挨拶したのは、モデル...
【写真特集】亜希さん自信作のカレー、ファンとの触れあいも!
    【この写真の本文に戻る⇒】モデル・亜希さんの魅力見たり! レシピ監修したカレーは「“野生の勘”も詰まった自信...
未来の再婚相手との出会い、穂高教授の遺言…来週の「虎に翼」は荒れる!
 祝賀会の翌日、穂高(小林薫)と寅子(伊藤沙莉)はお互いの立場から遠慮せずに思いをぶつけ合う。  家裁では、寅子が...
桧山珠美 2024-07-05 15:30 エンタメ
【写真特集】ピーンチ!岡田将生さんの超レアびっくり顔!!
    【この写真の本文に戻る⇒】レス妻が共感! 公認不倫を採用する「1122」はセックスレス夫婦を救う?
豆木メイ 2024-07-02 06:00 エンタメ
『バチェロレッテ・ジャパン』S3開幕 40女ゴリゴリ主観でEP4まで諤々
 リアル婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』のシーズン3が6月27日からAmazon Prime Videoよ...
「笑うマトリョーシカ」玉山鉄二が変貌!“何をやってもタマテツ”とは無縁
 春ドラマが終わるか終わらないかというこの時期にフライング気味にスタートしたTBS金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」(22...
寅子とりつ子、仕事愛語る。朝ドラファン忘れられない“名場面”に
「愛のコンサート」に出演する歌手が決まり、ひと安心の寅子(伊藤沙莉)。花江(森田望智)は梅子(平岩紙)にある秘密を告白す...
桧山珠美 2024-06-28 15:30 エンタメ
月曜から引っ張ったブギウギ枠、茨田りつ子(菊地凛子)だったとは…!
 寅子(伊藤沙莉)と多岐川(滝藤賢一)は代議士・立花幸恵(伊勢志摩)と共にラジオ番組に出演。家庭裁判所の存在は広く知られ...
桧山珠美 2024-06-27 14:35 エンタメ
声優・間島淳司氏が女性蔑視で“今回は”炎上 アニメ界セクハラ体質原因か
 声優・間島淳司(46)の発言が問題となった。間島氏は自身のX(旧Twitter)にて、電車内で隣の女性が席を移動したこ...
“候補者名簿”に「コロンコロン」の文字。《脚本協力 足立紳》と来れば…
 寅子(伊藤沙莉)は「特例判事補」になり仕事が増えて大忙し。多岐川(滝藤賢一)は家庭裁判所の存在を広く知ってもらうために...
桧山珠美 2024-06-24 15:15 エンタメ