「最後の命を燃やしてるみたい」海中カメラマンの話に植物の“終わり”を思う。花が教えてくれた“命”の使い方

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-08-13 11:45
投稿日:2025-08-13 11:45

花屋は植物の「終わり」を日々感じている

 そんな話を聞きながらふと思い出したのがワタクシも何度もみてきた植物の「命の終わり」の使い方です。 

 例えば嵐で倒木した巨木桜や、害虫に根を食い散らかされた花木たちの最後の「狂い咲き」を何度も見て参りました。不謹慎ではありますが本当に見事です。

 普段から扱っているお花も同じことが言えます。

 花が咲く理由は、受粉し未来を作る希望の種子を作る媒体になってくれる虫を呼び込むため。受粉が終わり命のバトンが繋がれば、役目を終えた花弁はやがて散っていくことが自然のサイクルでございます。

 そんな植物たちに耳を傾け、花を活けることで命を浄化させるのが生業のお花屋は、植物の「終わり」の強いエネルギーを日々感じているのです。

「命のエネルギー」の使い方

 風水や花風水の考えでは、「始まり」だけでなく「終わり」にも強いエネルギーが宿るとされます。

 そう思うと花の終わりが近づいた時期は、まさに“気の転換点”。運の芽が動き出す瞬間なのかもしれませんな。

 ならば植物の最後の最後まで、アナタ自身でもできるその「運」を生かして育ててみては? そのアクションで、動き出す新たな「ラッキー」の種子を受けとれるかもしれません。

 たとえば、まだ色の残るカーネーションやガーベラを短く切って、小さなグラスに移したり、花首だけなら水を溜めたお皿に浮かべたり…。

 折れた茎のアイビーやミントを水に挿して、根が出るのを待って水耕栽培。あるいはバラやハーブをドライにして、ポプリやサシェにして香りを楽しなどなど…。

 こうした行為は、単なる再利用ではなく、“今ある運を最後まで活かす”行動そのもの。

「枯れそう!」と手放すのは簡単ですが、「もうひと咲き」を試みると、運もまた再び息を吹き返し、枯れかけの花が内に秘めている“未来の運”をも呼び込んでくれるかもしれません。

 何より「こんな風にも飾れるんだ!」という驚きだけでも、なんだか得した気分で幸せになっちゃいますの。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


リアル無口、飲み不参加、スマホ饒舌! 陰キャな人LINE3選
 なんとなくコミュニケーションが苦手な「陰キャ」の人はどこにでも、ひとりぐらいはいますよね。「自分も陰キャだと自覚してい...
スリコの“防水ケース”550円はお値段以上!2023.3.21(火)
 6年近く付き合ったiPhone SE(第二世代)に別れを告げるにあたり、付随するグッズも一新。新しい機種にするタイミン...
早くも桜が満開の島で 春を先取りした気分 2023.3.20(月)
 早くも桜が満開の島で、春を先取りした気分。  この島には鮮やかな色が似合うと思う。ほら、シーサーも嬉しそう? ...
我が子が夜驚症に…見えない“退院ゴール”との闘い、治療費の捻出は?
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
激レアさん!三毛猫“たまたま”のハッピーパワーをおすそわけ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「合コン行ってみたかったな♪」あーハイハイ、既婚者のマウントLINE3選
 気ままに幸せな生活を送っている独身女性にとってストレスなのが、既婚者からのマウントLINEです。既婚者の女性は、なぜか...
春はもうすぐ!飛び出す準備をしておこうか 2023.3.19(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子どものお皿を新調したら親がラクになった?2023.3.18(土)
 普段おうちで使う食器ってどんな基準で選んでいますか? デザインやブランドにこだわる人もいれば、割れにくさ、欠けにくさを...
ミエミエの嘘でも許す! 思わず爆笑した遅刻の言い訳LINE3選
 約束してた時間に相手が来ないと、イライラしたり心配したりするものですよね。そんなときに相手から送られてきたLINEに、...
突然の強風に踊り始めるスカジャン 2023.3.17(金)
 突然の強風に踊り始めるスカジャンに、古の「どぶ板通り」を思い出す。  日本土産なのに妙にエキゾチックな柄にそそら...
なんかイラッとする!うっすら「上から来る人」の特徴と対応
 偉そうな態度や上から目線のしゃべり方って、特別な場合以外は100%を損しますよね。なので、私も気をつけています。  ...
もういいや!距離感を間違えたママ友と“うわべ”だけ上手に付き合う法
 子供ができると、ママ友との付き合いが増えますよね。子育てで行き詰ってしまったときに視野を広げてくれたりメンタルをサポー...
「俺んとこ、来ないか」“たまたま”君のお誘いについて行くと
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
転職活動を見抜く上司の一言…ラスボス感が半端ないLINE3選
 ゲームで一番最後に出てくる大物「ラスボス」。でも、ラスボスは二次元の世界だけでなく現実世界にも存在しているようです。 ...
どんな人も最初からスターなわけじゃない 2023.3.15(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の強運アイテム「フリージア」“極太長”を見かけたら即買い
 3月もあっという間に中盤。猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある、ここ関東も暖かい日が連日続き、さぶ店長の日課である“近隣...