ブームの“学び直し”は「恋のリスキリング」の絶好チャンス? 講座での出会いで陥りがちな落とし穴

内藤みか 作家
更新日:2025-09-11 11:45
投稿日:2025-09-11 11:45
「学び直し」をする人が増えています。これまでならカルチャースクールに通う程度だった熟年層の学びは、大学院に入り直したり、資格や検定の取得など、キャリアアップを狙うものも。

 そしてこの学び直しでは、恋愛の“リスキリング”にトライしている人もいるようです。

なぜ学び直したいの?

 学び直しがブームになりつつある理由はどこにあるのでしょうか。

 それは老後に年金だけでは足りない人が増え、高齢になっても働き続けている様子を目の当たりにしているところにありそうです。

 高齢になってハードな仕事をするのはやはりツライので、生涯通用するような資格を今のうちに取得したり、大学院でキャリアを上乗せして、定年後の人生に備えようと考える人が増えているのではないでしょうか。

オンライン講座の進化で一気に

 また、働きかた改革の影響で残業時間が減り、自由な時間が増えたことも理由の一つでしょう。時間があるので資格に挑戦してみようか…などと考える人が増えたのです。

 コロナ禍をきっかけに、オンラインで学べるシステムも進化しました。

 わざわざ通学しなくても、同等かそれ以上の教育を受けられるようになり、学び直しを始める地方の人が増えました。一部には海外からオンラインで学ぶ人もいるようです。

自然と持ち上がるオンライン飲み会企画

 実際には顔を合わせていないので、オンライン教育では友達を作りづらいというのが、これまでの考えでした。

 しかし近頃では、動画チャットなどもあるため、まるで実際にすぐ近くで顔を合わせて語り合っているような感覚が得られるのです。

 学ぶ期間が長ければ親しみも深まり、有志でのオンライン飲み会が企画されることもしばしばです。お互いに自室で乾杯するので費用もあまりかからないため、参加率がかなり高いのだとか。

「合格祝賀会」、「謝恩会」…

 このようにオンラインで関わることが多い学び直しの現状ですが、中にはリアルで会おうという試みがされることも。

 例えば資格試験の結果が出たら「合格祝賀会」、講師の先生が辞める時には「謝恩会」…などと企画されるのです。

 その際、大抵は皆が集まりやすい東京か大阪での開催になるのですが、普段はオンラインで学び合っている仲間とリアルに会えるので、かなり盛り上がるそうです。時には名乗るなり、「ずっと会ってみたかった!」と熱くハグされることもあるのだとか。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


新海誠作品「言の葉の庭」は“年下男子に好かれるツボ”だらけ
 年上女性と年下男性を描いた映画はたくさんありますが、そのなかでも男性の人気が高いのは『言の葉の庭』。 『すずめの戸締...
内藤みか 2022-11-24 06:00 ラブ
何かの罠?元彼の結婚式に呼ばれた!出席の判断基準&注意点
 結婚式は、新郎新婦にとって純粋な愛を誓う神聖な儀式です。でも、世の中には稀に「元彼から結婚式の招待状が届いた」という人...
恋バナ調査隊 2022-11-24 06:00 ラブ
40代婚活もタイパ重視!「出会いがない職業」の男性を狙う
 婚活中の女性にとって、まだ相手のいない男性を見つけるのは至難の業ですよね。でも実は「男性の職業」に注目すると、女性との...
恋バナ調査隊 2022-11-23 06:00 ラブ
初対面で“恋愛対象落選”は嫌!男がチェックしている女の言動
「人は第一印象が9割」とよくいいますよね。  男性は初対面で恋愛的にアリかナシか判断する場合が多く、第一印象が良くない...
若林杏樹 2022-11-23 06:00 ラブ
「動物好きと動物嫌い」結婚か別れか、問題と解決策を総点検
 好きで結婚したい相手がいるけれど、「譲れない部分の価値観が違っている」と悩む人は多いですよね。中でも、自分が動物好き(...
恋バナ調査隊 2022-11-21 06:00 ラブ
夫から離婚したいと言われたら…絶対に避けるべき3つのこと
 突然夫から「離婚したい」と言われたら、誰だって驚きますよね。夫婦関係がうまくいっていない自覚があるのであればまだしも、...
恋バナ調査隊 2022-11-20 06:00 ラブ
私のキャリアより性欲優先? 同棲に疲弊した33歳女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-19 06:00 ラブ
同棲だからこそベッタリしたい!性生活を拒む彼女に不満な男
「冷酷と激情のあいだvol.117〜女性編〜」では、同棲開始と同時に夜の生活に積極的になった恋人・ソウイチさん(仮名・3...
並木まき 2022-12-03 11:04 ラブ
最低最悪彼氏実録エピ~人の財布からお金を抜いてパチンコ!?
 恋愛は、人の数ほどストーリーがあります。胸が熱くなるような純愛エピソードもあれば、時には信じられないくらいの最低最悪彼...
恋バナ調査隊 2022-11-19 06:00 ラブ
贅沢な悩み?「人が良すぎる彼氏」とのお付き合いってどうよ
 人が良すぎる彼氏。一見メリットだらけに感じる男性ですが、意外とそうとは限らないようです。  今回は、人が良すぎる...
恋バナ調査隊 2022-11-18 06:00 ラブ
「同じ出身地の人」と結婚!幸せ夫婦になりやすい5つの理由
 結婚相手に求める条件はいろいろありますが、「同じ出身地」を挙げる人は少ないかもしれませんね。でも実は、同じ出身地の人と...
恋バナ調査隊 2022-11-17 06:00 ラブ
高学歴男性と結婚するには?東大卒と結婚して感じたメリット
 高学歴の男性と結婚したいと考える女性は少なくありません。  必ずしも学歴が高いイコール高収入というわけではないのです...
内藤みか 2022-11-17 06:00 ラブ
もうすぐクリスマス…なのに本命彼氏ができない理由と解決策
 年齢を重ねていくにつれて、なかなか本命彼女になれない……。見た目や言動に気をつけているはずなのに、なぜか彼氏ができない...
若林杏樹 2022-11-16 06:00 ラブ
フリーランスの人との結婚は大変? 成功させる“決め手”とは
 結婚したい相手がいるけれど、仕事がフリーランスの人だった場合、「本当に結婚してもいいのかな?」と不安になる人は多いよう...
恋バナ調査隊 2022-11-16 06:00 ラブ
彼氏に嘘つかれたら「嘘つく理由&判断基準」で精査しましょ
 彼氏に嘘をつかれたら、あなたはどうしますか? 将来を考えているとしたら、彼氏の嘘に気づいたとき「もう信用できない……...
恋バナ調査隊 2022-11-15 06:00 ラブ
「40代の恋愛」で別れました 失恋の傷から立ち直る3つの方法
 女性にとって40代の恋愛で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね。だからこそ、失敗から学んで次の恋愛こそは幸...
恋バナ調査隊 2022-11-14 06:00 ラブ