宇宙と秩序の花「コスモス」 お部屋に飾って女子力アップも

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-09-19 14:48
投稿日:2019-09-07 06:00

コスモスの大きな特徴は生命力の強さ

 秋になると公園や野原に自生したコスモスのピンク色が風にユラユラ揺れて、秋の到来と共にイベント開催目白押しの季節がやってくるワクワク感で楽しくなってまいります。

 コスモスは漢字で書くと「秋桜」と書きますが、本来は「アキザクラ」と読みます。 ですが「秋桜」を「コスモス」と読ませたのは、あの有名な歌「秋桜」をつくった「さだまさし」さんであるということはご存知の方も多いはず。

 コスモスの花言葉の「調和」や「謙虚」なんて、まさに歌詞の中に出てくる登場人物の母娘像にちょっぴりリンクいたします。

 コスモスも実はさまざまな種類があり、従来のピンク色のみならず白や黄色、茶色や黒まであり、花弁の形状も多種多様。厳密に言えば開花時期も秋だけではなく入梅時にはすでに咲いております。

 コスモスの大きな特徴は、生命力の強さでございます。

 山の丘陵に広がる見事なコスモスの海はまるで夜空を点在する無限の星の美しさのようですが、そもそも外来種のコスモスの種子はメキシコからスペインへ渡り、やがてヨーロッパに広がった後、幕末に日本にやってきたとされております。

 スペイン語の「cosmos」は「宇宙」。秩序よく並んだ花弁が宇宙の秩序に似ている……とのことでございますが、ワタクシに言わせればそんなの他の花だって行儀良く並んどるわぃ!と突っ込みたくなるところでござんす。

 ですがコスモスの雄しべと雌しべを良く見ると気がつくことがございます。開花の時間経過と共にコスモス中心部分にそれは現れてくるのでございます。そう、宇宙が。

 開き始める雄しべの先に出現する小さな星々が秩序よくまるで調和の取れた宇宙を創造するかのように弾け飛んでいくのでございます。そしてそれは一輪の花を飛び出し、さらに大きな宇宙へと飛んで美しく広がる星々のようなコスモス畑をつくっていくのでございます。

 ひょっとしたら宇宙観(コスモス)とは、よもやこのことではあるまいか……とアホ兄妹の妹は思ったりしているところでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...