食欲の秋が到来!旬の味覚に秘められた“健康”パワー。サツマイモの美肌効果に注目【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-10-23 11:45
投稿日:2025-10-23 11:45

3-3.かぼちゃ

 ハロウィンで活躍するかぼちゃは、βカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の健康を守る成分。風邪や感染症から身を守りたいときには、欠かせない栄養素です。

 冷えが気になる人にも、かぼちゃはおすすめの野菜です。ビタミンEが血行を促進してくれるため、手足が冷えたときにスープなどで食べてくださいね。

3-4.柿

 柿はビタミンCが豊富に含まれているため、疲労回復や風邪予防の効果が期待できます。乾燥や寒暖差で体調を崩しやすい秋にぴったりの果物ですね。

 ただし、柿を食べすぎると柿胃石ができる恐れがあります。腹痛や吐き気、胃もたれだけではなく、ひどいときには腸閉塞を引き起こす可能性もあるので、食べすぎには注意してください。1日1~2個がおすすめですよ。

4. 旬の食材で楽しく健康に!

「今まで単に美味しいと思って食べていた旬の食材にも、いろいろな効果があるんですね。調べるとハマりそうです」

「ケイさんが気に入ってくれてよかったわ。栄養素や健康効果を知らなくても旬の食材を楽しむことはできるけど、こういうことを知っておくと『喉が痛いから梨を食べよう』『冷えが気になるからかぼちゃのスープを作ろう』のように、普段から意識することができるの。

 そのときの体調に合わせて献立を決める手助けになるから、よかったら調べてみてね」

「はい、ありがとうございます。また別の季節の旬の食材について知りたくなったら、教えてくれますか?」

「もちろんよ。いつでも聞いてちょうだい」

 明るい表情でサロンを去っていくケイさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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