お米も野菜も高すぎる! 見切り品しか買えない現実…40女が新政権に願う“ちょっとの期待”

コクハク編集部
更新日:2025-11-01 11:45
投稿日:2025-11-01 11:45

今日も「見切り品コーナー」へ

 先日、スーパーの野菜売り場で青々としたおいしそうなレタスを見つけた。

 その値段、まさかの199円。

 決して高級スーパーではない。郊外の、よくあるチェーンのスーパーだ。

「いや、ちょっと高すぎるやろ」

 そうつぶやいて、そっと陳列棚に戻す。向かったのは、野菜売り場の隅にある見切り品コーナー。

 だいぶくたびれているが、半額になったレタスを見つけた。「どうせすぐ使うし」と、言い訳をしながら買い物かごへ。

 そういえば、もう何カ月も“見切り品以外の野菜”を買っていない。

 その話を友人・アキコ(歯科衛生士/48歳・仮名)にしたところ、「うちもそうだよ」と肩を落とした。

「特に困るのがお米。高すぎるって。うち、食べ盛りの息子が3人いるじゃん。シャレにならないよ、ほんと」

食卓の“土台”が揺らぐ、2025年の秋

 私たちはいま、“食べること”そのものに悩む時代を生きているのかもしれない。

 全国1,000人超に行われたカウシェの調査(※)によると、値上げの影響を最も感じる食品は「米」(63.8%)、次に「野菜」(14.6%)。主食と副菜――つまり“食卓の土台”が値上がりしているのだから、家計が悲鳴を上げるのも無理はない。
 
 調査では、8割が「家計の負担を強く感じている」と答えたという。

 節約対象のトップは「食費・外食費」(47%)。
 
 たしかに、以前は週1回ほど同僚とランチに出かけたものだが、最近はもっぱら弁当持参。移動時間がなくなり、ゆっくりできるのは利点だが、どうにもオンオフの切り替えがあいまいになった気がする。

 まるで「食べるためだけに働いている」ような、そんな日々だ。

※株式会社カウシェ「物価上昇に関する消費者意識調査」より

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