寒いと“濃い味”に…でもその塩分量、大丈夫?「和食だからヘルシー」は大間違い!【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2026-02-03 11:45
投稿日:2026-02-03 11:45
 寒い日が続くと、味付けの濃いものが食べたくなる経験がある人も多いのではないでしょうか。実際、冬になると塩分摂取量が増える人は少なくありません。しかし、塩分を摂る量が増えすぎると、からだに支障をきたす恐れがあります。

 寒い時期に塩分がほしくなるメカニズムや、味付けが濃くなりすぎない対策、1日の塩分摂取量の目安を知り、健康的な食卓を作りましょう。

1.寒くなると塩分がほしい?無意識の変化とは

 今回は、ハナさん(35歳/仮名)からのご相談です。

 寒い日が続いていると、ハナさんは味付けの濃いものが食べたくなることが多いようです。現在は健康診断で悪い数値が出ているわけではないものの、濃い味のものを食べると喉が渇きやすくなり、からだに悪いイメージもあるので心配しているんだとか。

 実は、寒くなると味付けの濃い料理が食べたくなるのは、自然なことです。脂質や糖質、塩分が多いものはエネルギーになりやすいため、体温を保つために味付けの濃いものがほしくなるのです。

 また、汗をかく量が減少し体内の塩分バランスが変化すると同じ味付けのものでも物足りなくなり、より濃い味を求めるともいわれています。寒さによるストレスや日照時間の短さで自律神経が乱れると、満足感が得やすい濃い味を求めることもあります。

 ただし、本能的な現象とはいえ、寒い季節に濃い味付けのものばかり食べることはおすすめしません。味が濃いものを日常的に食べていると、味覚が鈍り、味付けがどんどん濃くなってしまいがちです。つまり、自覚しないまま塩分摂取量が過多になってしまう可能性があるのです。

【読まれています】気分がズーン…その症状「冬季うつ」じゃない? 寒い季節でも元気になる“かんたん習慣”【医療従事者監修】

2. 塩分を摂りすぎるリスクは?

 塩分摂取量が増えると、さまざまなリスクがあります。まずは、体内の水分バランスが崩れることによって、むくみや高血圧の原因になるでしょう。血管や内臓に負担がかかるため、臓器の疾患リスクが上がり、くも膜下出血のような疾患の原因になることもあります。

 大きな疾患ではなくても、塩分の摂りすぎにより疲れやすさや頭の重さなど、全身のだるさを引き起こすこともあるといわれています。つまり、若いからといって決して人ごとではないのです。

 また「健康的だといわれている和食を食べているし、問題ない」と考える人も多いですが、これは間違っています。確かに和食は健康的だといわれていますが、塩分量は多く含まれているため、注意が必要です。

 一般的に男性は1日7.5g未満、女性は1日6.5g未満の塩分摂取が理想的だといわれていますが、一般的な塩分の含有量は以下の通りです。

定食系の和食

塩鮭1切れ:2.0~2.5g
味噌汁:1.5~2.0g
煮物:1.0~1.5g
漬物:0.5~1.0g
→合計5.0~7.0g

ラーメン1杯

6.5~7.5g

カレーライス+副菜

カレーライス:3.0~3.5g
サラダ+ドレッシング:0.5~1.0g
スープ:1.0~1.5g
→合計4.5~6.0g

 その人の好みの味付けによっても異なりますが、和食とラーメンの塩分量はほとんど同じです。

 そのため、和食中心の献立を好む人でも、塩分を控えるための対策はしておいた方がいいでしょう。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


「SDGsな散歩」の楽しみ方。クリスマスリースや季節のスワッグ作りに役立つ“お宝”街路樹3種
 日中は暑くてエアコン、夜は軽く暖房をつける不思議な秋ですが、お散歩がグッと楽な気候になりました。今回は「お宝の横を素通...
「私は一応慶応卒」学歴マウント炸裂!ママ友から届いた地獄LINE6選
 子育て中の女性が避けて通れないのが「ママ友との付き合い」ですよね。中にはドン引きするようなマウント女や、辛辣な物言いを...
10年分のカネの流れが怪しい。会員数が集まり⼤喜びしたのもつかの間…
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
円満退職に必要な最低限のマナー6選、「立つ鳥跡を濁さず」は社会人として当たり前!
 終身雇用の時代は終わり、今では6割の社会人が転職経験ありだというデータも出ています。読者の皆さまのなかにも、「転職しよ...
更年期、それはある日突然に…45歳女の体が『倦怠感で満タン』になった
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老...
生理前を穏やかに過ごすご機嫌アロマ術【調香師が解説】タイプ別おすすめの香り・精油・香水は?
 女性の体は生理が近づくとホルモンのバランスが崩れ、精神的なイライラや落ち込みに加え、むくみや便秘、疲れやすさなど、PM...
兄弟姉妹なのになぜ不仲? 怒る前に知っておきたい原因5つと対応策3つ
 子育てをしていると、兄弟姉妹の不仲に悩む人が多いですよね。一体何が原因なのでしょうか? また、自身が親になっても兄弟姉...
思わず二度見!『バブ』新商品・MEGA級のボコボコ泡の実力は? 自宅の風呂がジャグジーになるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの? 」「買ってみたいけれど、...
手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...