「ウチの嫁は鬼嫁!」と言い張る夫のピントがズレた主張3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-09-22 06:00
投稿日:2019-09-22 06:00
「うちの嫁って、鬼嫁なんですよ…」と打ち明けてくる男性からよくよく話を聞くと「それって鬼嫁なんじゃなくて、夫が悪いのでは…!?」と感じる話もチラホラ。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな“自分勝手な夫からの鬼嫁認定エピソード”をご紹介します。

1:家に帰るとU字ロックが……

「うちの嫁、マジで鬼です。飲んで家に帰ると、U字ロックをかけられていたことが、何回もあるんです。え? 俺が飲み歩きすぎなんじゃないかって? 確かにお酒を飲む機会は多いですけど、全部仕事絡みですよ!

 それなのに『もう帰ってこなくていいから! お酒と結婚すれば?』って冷たいLINEをしてきて、U字ロックを開けてくれない嫁はサイアクです。仲間たちの奥さんはそんなことしないし、うちの嫁をなんとかしてほしいです!」(36歳男性/IT)

 夫のたび重なる飲み会に、妻のウンザリが止まらなくなり、制裁を下したのであろうエピソード。夫から見て「鬼嫁」に映ったかもしれないけれど、そこまでされるなんて、飲み過ぎでもあるのでは……? とも思わざるをえませんよね!

2:おかずがない夕食……

「結婚2年目ですけど、まだ子供はいなくて夫婦ふたり暮らしです。最近、妻の料理が手抜きすぎて、家に帰ってもおかずがない夕食が多いんです…。共働きだし、炊事は大変なのかもしれないけど、ご飯と味噌汁とサラダだけの食卓って、虚しいですよ。

 え? 新婚当初から、そんなだったのかって? いいえ、最初の頃はちゃんとした料理を作ってくれたんですが、嫁の味付けはとにかく濃くて、食べられたものではなくて。毎回、塩辛すぎて残していたんですけど、それでもないよりはマシじゃないですか。なのに、このところ肉や魚を使ったおかずは出してくれなくなりました」(33歳男性/建設)

 作った料理を毎回派手に残されれば、面白くないのも妻心。味付けが合わないのであれば、それとなく好みの味を伝えれば、なんとかなりそうなものですが……。鬼嫁というよりも、妻なりに「食べないなら、いらないかな」と判断してのことのような気がしますよね。

3:行動を逐一LINEで報告する義務が……

「ウチはカミさんがマジで怖いです。その日の予定を頻繁にLINEしないといけないルールがあって、これに少しでも不審な点があると、速攻で電話がかかってきます。飲み会なんかも、誰とどこで何の目的で飲むのかを伝えないといけないし、帰宅の見込み時間も伝えないと怒られます。

 え? 昔からずっとそうなのかって?いやー、実は以前に僕が浮気をしたのがバレてからなんです。だけど、それってもう4年も前の話ですよ! 浮気バレ直後ならわかりますけど、4年も経つのにまだ信用されてないのかって感じじゃないですか。カミさんは怒るとかなり面倒な性格だから、仕方なしにやってますけど、毎回『鬼だよなー』って思ってます」(43歳男性/サービス)

 過去に夫が浮気していた家庭では、信頼回復に向けて家庭内ルールが強化されるのもありがちな話。この夫は「4年も経って」と言っているけれど、妻にしてみれば「4年しか経ってないし」「またやるかも」と思っている可能性も大ですよね。一度失った信頼を取り戻すのは、そう簡単な話ではありません。

「ウチの嫁は鬼です」と平然とうそぶく男性の話をよくよく聞いてみると「それって夫にも問題アリでは…」なケースだって珍しくありません。物事は表裏一体であることが常ですが、“鬼嫁認定”とて例外ではない場合もあるのです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


「素人は認めない」妻に宣戦布告! 報復した女の思わぬ誤算。悠々自適生活の“代償”は大きかった
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-18 11:45 ラブ
旅好きの女性が“日本人男性”に望むこと。海外の男性との恋で衝撃を受けた決定的な違い
 海外を1人で旅行する女性が増えています。留学やワーキングホリデーなど、長期滞在する機会もあり、そうすると外国人男性と恋...
内藤みか 2025-07-17 11:45 ラブ
中村倫也似の彼、初の“おうちデート”で事件が勃発! 帰宅した女の前で彼が放った一言に愕然
 いまやマッチングアプリやSNSでの出会いは当たり前。でも、相手の背景が見えにくいぶん、隠された真実に後から気づくケース...
おがわん 2025-07-16 11:45 ラブ
「あいつの奥さん見習えよ」って腹立つ~! 妻が怒りで震えた“ダメ夫”からのLINE6選
 夫に対して「ほんと、この人もう無理!」とイラッとした経験はありませんか? 今回は性格に難がありすぎるダメダメ夫たちから...
恋バナ調査隊 2025-07-16 08:00 ラブ
しつこいストーカーに反撃! 本当の“恐怖”はそこからだった。巻き込まれた20代女性の決断
 ストーカーによるトラブルが、たびたびニュースになる。「自分には関係ない」とは大間違い。思いがけずトラブルに巻き込まれる...
中村未来 2025-07-15 11:45 ラブ
「母親とデートに来る」ってないわ~。婚活女性がドン引きした男たちと“後悔あるある”4選
 婚活に励んでいる女性は必見! 婚活中に後悔&ドン引きした女性たちの話を集めてみました。失敗やトラブルを回避するために、...
恋バナ調査隊 2025-07-15 08:00 ラブ
毎日「君しかいない」と囁く男の“裏の顔”。SNSに私が一切存在しないのはなぜ?
 今やカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、「本当に信じていい人か?」と疑い...
おがわん 2025-07-14 11:45 ラブ
サヨナラ回避!別れを留まった恋人からのLINE3選。「絶対にイヤ」連発にキュン…涙
「もう彼とは別れよう」と決意した女性の意思は固いもの。しかし、彼氏から言われた最後の言葉で考えが変わったり、未練が残って...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
ヤバ…その違和感、見逃さないで。モラハラ男の“あるある”言動。狙われないためには?
 女性を不幸に突き落とす、モラハラ夫。結婚前に彼がモラハラ男ではないか確認したいですよね。今回は、結婚前にチェックしたい...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
前の恋人とは「魂レベルで惹かれてる」スピリチュアル夫のバカげた主張。妻との結婚は“成り行き”と断言
「冷酷と激情のあいだvol.254〜女性編〜」では、特定の元カノと結婚後も会い続ける夫への腹いせのために、歴代の元カレに...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
元カノと会う夫が腹立たしい。“友達”だとは言うけど…嫌なのは変ですか? 37歳女性が悶々とする夜
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
3年前の“夫の不倫”が今でも許せない。妊娠中の裏切りがトラウマに(32歳・看護師)
 看護師の32歳女性です。会社員の夫(38)は3年前、私が妊娠中に不倫をしていました。実家で出産準備をしている間にマッチ...
植草美幸 2025-07-11 11:45 ラブ
“縁切り”祈願し続ける女の執念。他人が不幸になろうとも「彼が私と結婚しますように…って」
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-11 11:45 ラブ
年下彼氏が女性から去っていく理由…長続きする年の差カップルとの「決定的な差」
 アラフォーやアラフィフ女性が、10歳以上年下の恋人と交際することも珍しくなくなってきました。しかし最終的に年下彼氏が去...
内藤みか 2025-07-10 11:50 ラブ
実は多い? 妻が夫に隠してる「秘密のバイト」体験談。言えない理由に納得
 夫婦でも、出会う前の出来事をすべて把握し合っている男女はいないでしょう。それをいいことに隠し事をしている妻たちもいるよ...
恋バナ調査隊 2025-07-10 08:00 ラブ
LDH系の塩顔男子、初デートで「米しか食べない」宣言→レタスをパクパク…って何!?【私の恋愛 失敗談】
 いまやカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、画面越しの“いい人”が、実際に...
おがわん 2025-07-08 11:50 ラブ