恋愛ご無沙汰女子がドン引き…“恋心が一瞬で冷めた”彼の行動

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2020-05-20 11:25
投稿日:2019-09-24 06:00

しかし、事件は道端で起きた!

 ところが、事件は初回のデートで起こりました。

 由香里は実際のところ「広志くんと付き合ったけど、まだ完全に好きにはなれていない」のが本音。でもそれは「久しぶりの恋愛だからかな?」とも思っていました。

 お昼から映画を観に行って、公園を散歩して、夜ご飯のお店に歩いて向かう途中に広志くんが当然のように手を繋いできたけど、正直ときめくような気持ちではなく、義務みたいな感覚で繋いでいた由香里。でももっと慣れていけば、きっとちゃんとした恋愛になっていくと信じて、ご飯屋さんに向かって歩いていました。

 すると、由香里の方を向いて喋りながら歩いていた広志くんが、道のブロックにつまずいて転んでしまったのです! 運悪くブロックに足が斜めにひっかかったため、道路に体が飛び出してしまってかなり危険な状況に。

 由香里は「だっ……大丈夫!? 起き上がれるかな?」と必死に手を取り、助けようとした瞬間、広志くんは急にすくっと立ち上がって、そそくさと歩道の内側に戻り、ズボンのポケットからスマホを取り出していじりはじめたのです。そしてもう一つの手は、なぜかポケットに入れてカッコつけている……。

 ズッコけて車道に倒れ込んだことが、まるでなかったかのような振る舞いをした広志くん。きっと「カッコ悪いところを見せたくない」という男のプライドで、意地を張ったのでしょう。

 とはいえ、いくらなんでもズッコけた事実を取り消せるわけもありません。ただ笑って済ませればいい話だったのに……。その一連の行動を見て、由香里は鳥肌が立っていました……!

 そして広志くんへの恋心が芽生えるどころか、一気に気持ちが冷めきってしまったのです。もう“生理的にムリ”なレベル。

 その後、おそらく膝や足首がまだ痛むであろう広志くんと、夜ご飯のお店へ歩いてたどり着き、2時間ほどで解散。もはや由香里はどんな会話をしたかさえ、覚えていません。

 そして帰宅してすぐに「やっぱり好きになれなかった、別れてください」の一言をLINEで送って終了。

 また恋愛ご無沙汰生活再開です。

 でも「ムリに彼氏なんて作らない方が、気ままでラクかも?」なんて思いながら、休日にまた絵を描いて過ごす由香里に戻りました。

 今後も、出会った男性のちょっとした言動で一気に冷めてしまうのでしょうか? だとすると、結婚への道のりは長い気もしますが、冷めてしまうものは仕方ないですよね。

 きっといつか「どんな失敗をしても愛おしい」と思える、運命の人が現れることを祈って。

【今日の一言メモ】あの時、道でズッコけてさえいなければ……!?

 また次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


つらすぎる!「40代の大恋愛」が終わっちゃった…別れた後の“ズタボロ”はどう癒せばいい?
 40代で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね…。今回は40代の失恋にありがちな別れの理由や、立ち直り方をご...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
えっ、そんなことで? 勝手な男が語る「飽きる女」の特徴。尽くすのは勘弁…とか何様だよ
「付き合ってもすぐフラれる」「好きな人といい感じになっても連絡が途絶える」と、恋愛が長続きしないことに悩む女性は男性にす...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
20代イケメン先生めぐりママたちが壮絶バトル…いまやPTAの係決めは新学期の風物詩に
 新入学や新学年の季節。子どもたちも新しい環境で張り詰めている時期ですが、そのウラで保護者のPTA役員決めの熾烈な争いも...
内藤みか 2025-04-24 06:00 ラブ
値上げラッシュで恋も砕けた… 物価高のせいで終わった恋愛エピソード。一方、得したことも?
 どこも値上がり、値上がりで勘弁してほしい! その物価高は、恋愛にも大きく影響しているのだとか…。悲喜こもごもなエピソー...
恋バナ調査隊 2025-04-24 06:00 ラブ
私はATMだった…彼が「お金目当て」と気付いた残酷な5つの瞬間。あんなにラブラブだったのに!
 世間一般的に、お金目当てで異性に近づくのは女性の方が多いと思われがち。でも、実際はお金目当てで女性に近づく男性ももちろ...
恋バナ調査隊 2025-04-23 06:00 ラブ
期待した私がバカだった…特別な日の「がっかりデート」体験談。私服に秒で蛙化、パチ屋で待機ってアリ?
 気張ったバレンタインデーの1カ月後にやって来たホワイトデーのデートに心躍らせていた女性もいるはず。でも、予想外のデート...
恋バナ調査隊 2025-04-22 06:00 ラブ
女をダメにする「メンヘラ製造機」男のヤバすぎる6つの特徴。当てはまったら即逃げて!
 不安が爆発して泣きじゃくったり、ヒステリックになって彼を追い詰めたりする、精神的に不安定なメンヘラ女は男性に敬遠されが...
恋バナ調査隊 2025-04-21 06:00 ラブ
「許されたとばかり…」10年前の浮気で離婚宣言された48歳男の遅すぎる後悔
「冷酷と激情のあいだvol.242〜女性編〜」では、夫の浮気を10年許すことなく、ついに離婚を切り出した美幸さん(仮名)...
並木まき 2025-04-19 06:00 ラブ
「10年前から決めていた」夫と不倫相手の妊娠騒動を耐えた45歳女の復讐
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-19 14:52 ラブ
おいおい…既婚者からLINEで告白、どうかわす? NG返信で1つですべてを失うかも!
 既婚者にLINEで「好き」と言われたら、どう返信するのがよいのでしょうか?  実際に経験がある女性たちにやりとりを見...
恋バナ調査隊 2025-04-19 06:00 ラブ
「女は求められてなんぼよね」還暦女とも男女の仲に…若旦那を共有するセレブ妻らの同盟 #3
 静香さん(35歳茶道講師/既婚子供アリ)は、祖母、母と3代にわたり、都内の邸宅で茶道教室を開いている女性だ。彼女は懇意...
蒼井凜花 2025-04-18 06:00 ラブ
会えなくて不安…彼と休みが合わない問題、どう乗り越えた? 長続きカップルに聞く秘訣
 休みが合わないカップルは、寂しさや不安が膨らんだり、相手への気持ちが分からなくなったりしがち。ただ、長く順調に付き合っ...
恋バナ調査隊 2025-04-18 06:00 ラブ
専業主婦なんてもってのほか! 正社員じゃなくなった途端、モテなくなっちゃう婚活の超リアル
 正社員の時には、婚活アプリに男性からのアプローチがたくさん届いていた……それが退職して無職になった途端、激減したという...
内藤みか 2025-04-17 06:00 ラブ
夫の育成に失敗した女たちの悲劇。「門限0時」に設定したら帰ってこなくなっちゃった!
「夫にはこうであってほしい」と、夫の育成を試みる女性もいるのではないでしょうか? でも育成方法を間違えると、自分で自分の...
恋バナ調査隊 2025-04-16 06:00 ラブ
「もう向き合う気力もない」夫婦のセックスレスに疲れました。自分を守るたったひとつの方法は?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  セックスレスや夫...
豆木メイ 2025-04-15 06:00 ラブ
「GPSアプリ入れて」と要求されたらどう思う? アラサーアラフォー世代の男性のホンネ
 相手がどこにいるのかリアルタイムで把握できるGPSアプリ。若いカップルの間では利用している人が少なくないようです。 ...
恋バナ調査隊 2025-04-15 06:00 ラブ