更新日:2019-10-11 11:28
投稿日:2019-09-27 06:00
わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというより、じわじわ低温やけどさせる現役引退系脳みそ性器。そんな男を好いて惚れ尽くしたわけですが、前頭葉が破壊されるセックスとは……?
前頭葉を麻痺させるようなセックス
【vol.31】
性感帯を刺激するセックスではなく、脳みその前頭葉をぶち壊されるような前回のセックスでわたしが服従するのを一瞬で見て取った、動物的猛獣本能のひろしはどんどん味を占めていきます。
「あたしねえ、脳みそが性感帯だから」
これ、乃木坂あたりのバーとラウンジの中間のママ(若いのに老成している系)か、高円寺の純情商店街の飲み屋でバイトしているサブカル系女子が、ミソもクソも一緒みたいな常連酔っ払いを横目に彼女に対して礼儀と礼節をきちんとわきまえている真面目系常連青年を相手にそっと言いそうですよね。
あるいは午前3時過ぎ、西五反田にあるスナックのカウンターで突っ伏して寝ているママが、常連さんの「帰るよ」のひと言でふと起きて口走りそうでもあるのですが、よもや、ウサギもびっくりの“毎日が生殖期♥”のわたしまで口にしてしまう日が来るとは……。
人生って何が起こるか分からないから面白いんですね(淀川長治さんの口調で)。
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