楽しい老後を送りたい! 忙しい30代から準備できる4つのこと

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-10-23 06:00
投稿日:2019-10-23 06:00

 仕事にも慣れてきた30代。結婚して生活が変わったり、仕事と育児の両立であったりと、人によっては一番忙しい時期かもしれません。でも、ふと定年を迎えて子どもが巣立った後のことを考えると、「老後」というキーワードが浮かぶでしょう。

 しがらみが少なくなると思われる老後に「人生を楽しもう」と夢見る人は多くいます。楽しい老後にするため、30代の今から準備したい4つのことについてご紹介しましょう。

楽しい老後を送りたいなら準備したい4つのこと

「楽しい老後を送りたい」という、漠然な思い。誰だって、人生の最後は楽しい毎日を送りたいですよね。そこで、30代の今から意識しておきたいことを紹介しましょう。

1. 断捨離を習慣に

 流行中の断捨離は、楽しい老後を送るためには必要不可欠です。「時間が空いた時に」と後回しにしたタスクって、大抵思い出せませんよね。迷ったその時に「いる・いらない」の判断をすることは、脳を使います。子どもが巣立って家を広く使いたいとリフォームを検討する高齢者は多いのですが、部屋の中を片付けるのに億劫になってしまう人は多くいます。

 断捨離することで管理がしやすくなり、片付けや家事もスムーズになります。また、床に転がっている物につまづいて転倒し、骨折するリスクを軽減させることにも繋がります。高齢者の骨折は、そのあと歩行ができるかどうかにも関わる一大事。今より体力が落ちていると思われる老後の自分のためにも、若いうちから断捨離を習慣にしましょう。

2. 運動する習慣づくりを

 現代では便利なものがたくさんあるので、慢性的な運動不足になりがちです。週に一回でもいいので、運動する習慣づくりを始めましょう。歩行だけでもいいので、運動や体力づくりに関心を向けるべきです。

 また、運動する習慣は、外に出て気分転換することにも繋がります。女性に多い病に“骨粗しょう症”を予防するためにも、日光に浴びることは有効です。

3. やりたいことを見つけておく

 老後は、時間が多くあります。その時間を「楽しい」と思えるか、「何をして良いのか分からない」と悩むかでは、その充実感に雲泥の差が出てくるでしょう。老後は、今より体力も衰えて疲れやすくなります。「やりたいことは?」と聞かれても、前向きな回答ができなくなると思ってください。

「目が不自由だから」とか「手に力が入らない」と、諦めてしまう高齢者を多く見てきました。だからこそ、老後にやりたいことをフライングして今から始めておきましょう。少しでも楽しさを覚えていたり、知識を持っていると「できなくなるのが怖い」と、前向きに挑戦し続けることができます。

 高齢者の趣味は、日々のリハビリも兼ねています。取り組むことが多いぶん、様々な体の機能にアプローチできるため、老い知らずになれますよ。

4. 人との繋がりを意識して保つ

 30代といえば、子育てや仕事。自分の親の介護と忙しくしている人も多いでしょう。昔の友人から誘いを受けた時に、「子どもが大きくなってから」と我慢する人もいますが、人との繋がりは意識して保つものだと思います。きっかけは、なんでもいいので「ふと頭に浮かびました。元気?」というメッセージを送ってみてください。

 定年を迎えたり、子どもが育った後に、いざ「友人は元気かな?」と思っても、すでに連絡が取れないケースも多くあります。今は忙しくて孤独とは無縁の人でも、老後は関わる人が少なくなっていくこともあるのです。人との繋がりは多い方が、子どもや家族に不幸があった後も孤独感を感じずに済むでしょう。

楽しい老後を送りたいのなら

 人生の長さは誰にも予想することができません。楽しい老後を送りたいのなら、できるだけ早く自分の人生の尊さに気づくべきでしょう。「老後、落ち着いてから……」と、後回しにしていることはありませんか? 多くの場合、それは自分の本当に“やりたいこと”だったりします。そして、老後にそれをできる確証はありません。

「今は、仕事や子育てで忙しい」と、後回しにしないこと。自分のやりたいこと、感じたことを大事にすると、人生を大切にしようという気持ちになれます。「もっと生きたい」と思うことで健康に対する意識が高まり、長く生きられる活力になると思うのです。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


元タレントが見た過酷な現実。芸能界で“誰かのお気に入り”になった女と拒んだ女の分かれ道
 世間を揺るがす芸能界の黒い噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われている芸...
ありえない“パワハラ職場”経験談6選。「先輩の指示で話せないの」って小学生かよ!?
 パワハラが問題視される時代ですが、今もなおパワハラが原因で退職に追い込まれている人が少なくないようです。今回はパワハラ...
43歳、推し活でお金は減った。でも後悔はない。“推し”と過ごしたあの頃の私を誇りに思う
 アラフィフに差しかかる少し前、私はK-POPの“推し”と出会いました。これまでも長くオタ活を続けてきましたが、その出会...
芸能人も公表…パニックに陥ったら「ダメな人間だ」と責めないで“怖い”と思っていい。今の自分を受け入れる大切さ【専門家監修】
 2012年に59歳で亡くなったロック歌手・桑名正博さんとアン・ルイス(68)の長男でミュージシャンの美勇士さんや、タレ...
魅惑の“にゃんたま”ツーショット♡ 2匹の背比べ、真の勝者は意外なところに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】連載特別編「春山先生 幼少期の思い出」
【連載特別編】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!  11月下旬発...
【女名の植物クイズ】夏の花で「あの有名映画の主人公」と同じ名前の品種があるのは?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
理解不能すぎ!義実家の謎ルール6選。「トイレの水は3回分ためて流す」ってありえる?
 家事のやり方、生活の仕方、人付き合い……それぞれの家庭ごとに存在する「謎ルール」ってありますよね。それが義実家の謎ルー...
花火大会の“有料化”が増えた背景。3万円の高級席も…若者世代は「お金を払って見る」が当たり前?
 今夏も花火大会が大盛り上がり。特に日本三大花火大会の長岡花火は、開催直後のSNSでは観客が撮ってアップした写真や動画が...
まだまだ帰省したくない…私が使った言い訳LINE集。“本当にありそう”な絶妙なウソで切り抜けた!
 この夏、義実家や実家に帰省したことを後悔している人もいるでしょう。「帰省せず1人でゆっくりしたい…」と願う皆さんのため...
めんどくさ! 意味不明な“ママ垢”ルールにゲンナリ…。「成長自慢は禁止」ってなんでよ?
 妊娠出産が初めてだったりママ友がいなかったりすると心細いですよね。そんな中「情報がほしい」「仲間がほしい」と、SNSで...
スナックに「客が来なくなる理由」はどこに? バブル時代とは違う、令和のシビアな現実
 みなさん、ぜひスナックに行ってください! 絶対楽しいから大人になったら一軒くらい行きつけのスナックを…!!  と...
ギャー! 旅行先での恐怖体験6選。友人が車窓を見て真っ青に…満面の笑みを浮かべる人物が
 楽しいはずの旅行で、身の毛もよだつような恐怖体験をしたことはありますか?   この記事では、夏の暑さを吹き飛ばす...
大昔から「究極のモンスターペアレント」は存在した!? 激怒した親がトンデモ行動に…盲目的な愛が生んだ悲劇
 職場や近所、SNS界隈に現れる「残念な人」、いますよね。実は今から約2000年前から現在に伝わる「聖書」にも「残念な人...
ダンディな“にゃんたま様”の色気にメロメロ♡ これはもう、ガン見です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「あなたのためよ」に潰されないで。“優しさの押し付け”と戦うために、私が仕掛けた小さな反撃
 この時期になると、毎年思い出すのは姑のこと。実は、新婚当初、私たちは二世帯住宅で姑と同居していました。とあることがきっ...