その男「恋愛工学生」かも? スムーズすぎるナンパに要注意

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2019-10-30 06:00
投稿日:2019-10-30 06:00

「みゆき! ……あ、すみません、友人にすごく似てたので」

 人違いのような空気で声をかけられて、そのままスムーズにナンパされたことはありませんか? 普段なら無視するのに、一言目が面白くて、ついついナンパについて行ってしまったことは?

 気をつけて。ナンパの上手いその男、もしかしたら恋愛工学生かもしれません。

 恋愛工学生ってなに? なぜ彼らはナンパや女性への言葉選びが上手いのか? 今回は女性的に地雷な、都会に潜む「恋愛工学生」の特徴をお教えします。

恋愛工学生とは「恋愛を工学で学んだ」人たちのこと

 恋愛工学という言葉をネットでよく見かけます。藤沢数希氏の著書『僕は愛を証明しようと思う』が言葉の発祥で、恋愛工学とは「今までモテなかった人が、工学的に恋愛を理解することでモテるようになるための学問」。もちろん学校で習うようなものではないですが、ネットでは情報商材としての教材やパーソナルレッスンなどを受けることもできます。

 今までいわゆる“非モテ”だった人が、ストリートや飲み屋でのナンパやマッチングアプリなどを通して恋愛の必勝法を駆使して経験値をため、自分に自信をつけていくのです。

 彼らにとってナンパはフィールドワーク。あなたが引っかかってしまったナンパも、恋愛工学生のフィールドワークなのかもしれないのです。

恋愛工学生は女性を数としてカウントする

 恋愛工学生が女性にとって地雷男子となるのにはいくつか理由があります。まずひとつ、恋愛工学生は女性のことを「数勘定」します。

 恋愛に自信がなかった人たちが、恋愛工学を使ってまずやるのは「女性に慣れること」「自信をつけること」。ですから、彼らは自分に自信をつけるためにナンパをしているのです。

 そんな彼らが気にしているのは「何人と連絡先を交換できたか」「何人と関係を持ったか」……。

 ナンパににかかって恋をした相手がもし恋愛工学生だったら、あなたも彼の自信に結びつく女性の一人として、数をカウントされるだけかもしれないのです。

口達者は座学によるもの! 弾が尽きれば中身は…?

 恋愛工学生たちは、女性が喜ぶ話し方や聴き方についてよく勉強しています。だったら、コミュニケーションが上手そうでいいじゃん、と思うかもしれませんが、それはどうでしょう。

 これまでの長年続けてきたコミュニケーション方法はそう簡単に変わりませんから、多くの恋愛工学生たちが話す言葉は「本や他人の言葉のインプット」です。恋愛工学を通じて知った言葉を話すことはできても、自分で考えて話せないことには、いつかコミュニケーション終わりがきます。

 最初は話上手で頭の回転が早い、そう感じるかもしれませんが、インプットが尽きたら面白いコミュニケーションができない人が多いかもしれないのです。恋愛工学生たちは表面的にイケてる雰囲気を出してきますが、中身は意外と伴わない人も多いのです。

非モテ男子の養分にされない! 恋愛工学生の見抜き方は?

 自分のことをしっかり見てくれているわけでもない男の養分にされるなんてごめんですよね。知り合った男性が恋愛工学生かどうか、見抜く方法はないのでしょうか?

 まず、あまりにスムーズで”ナンパ慣れ”している男性に気をつけましょう。ルーティンワークでナンパしている人は恋愛工学的な可能性が高いです。

 次に、最初から馴れ馴れしい、距離が近い人にも気をつけましょう。飲食店などで急にナンパされて相席になったけど、最初からパーソナルスペースを詰めてくる人です。恋愛工学では突然失礼なことを言ったり、女性の言葉をオウム返しすることで女性の心を開かせようとする手法があります。

「この人、初対面なのに失礼だな」と思ったら、その人は空気が読めないか恋愛工学生の可能性が高いかもしれません。

 ◇  ◇  ◇

 クリスマスシーズンが近くなってくると、道や飲食店で行きずりの出会いも増えます。そんなせっかくの出会いの相手が、自分のことを無数の女の一人としてしか見てくれない恋愛工学生で、そんな男にハマってしまったら大変。

 ナンパも出会いの一つではありますが、やはりカジュアルで軽い出会いには違いありません。最初は少し警戒してコミュニケーションするようにしましょう。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ラブ 新着一覧


“不幸な恋愛”が続く理由と特徴を考えてみた 経験に糸口あり
 ある程度の年齢になってくると、恋愛経験も増えてくるはず。しかし、それにも関わらず、いくつになっても今までの経験を活かす...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
“バツが多い”男性との恋愛 離婚の原因以外に確認すべきこと
 3組に1組が離婚しているといわれる現代。年齢を重ねていくごとに、“バツ”ありの男性と出会うことは増えてくるでしょう。で...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「おはよ、本日の足」夫ウケ狙ったのに撃沈!愛の傍迷惑LINE
 世間には「夫のことが大好きで仕方がない妻」も、たくさんいますよね。そんな女性は、LINEでも健気に夫ウケを狙ってあれこ...
「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ
本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ
恋愛モード復活! 彼氏欲しい…恋人ってどう作るんだっけ?
「学生時代はすぐに恋愛ができたけど、今は好きな人すら見つからない」と悩んでいる方も多いはず。彼氏がいない期間が長ければ長...
若林杏樹 2022-04-27 16:49 ラブ
W不倫に溺れ、別居した元妻から婚姻費月10万円を請求された
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻に2...
30代40代大人の恋愛「きっかけのハードル」を下げてみない?
 大人になって恋愛の経験値が上がっていくと、付き合いはじめる前に「この人とは合わなそう」「この人はやめておいたほうがいい...
恋バナ調査隊 2022-04-25 06:00 ラブ
「長い不倫」の終わらせ方 “無知”ほど怖いものはありません
 恋愛は自由なもの。しかし、相手が既婚者となれば話は変わってきます。「出会ったのが遅すぎただけ」なんてセリフは、ドラマで...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:34 ラブ