更新日:2019-11-02 06:00
投稿日:2019-11-02 06:00
19世紀パリ、コルセットを脱いでの逢瀬は…
「愛」か「お金」か。結婚はそう取り沙汰されるケースがありますが、マリーは筆者の知人女性と同じく、「お金」に執着したのかもしれません。
離婚すると両親を悲しませてしまうといった事情もあったでしょう。結局、夫であるアンリの経済力に甘えながら、アンリの親友、ピエールと愛人関係になります。
マリー:「私(の写真)を撮って。思いきり淫らなポーズで」
ピエール:「夫になるのがムリなら愛人でいい。悪徳の限りを尽くそう」
このセリフをきっかけに、2人は禁断の関係に陥っていきます。
注目すべきは、マリーの私服。19世紀のパリに住む女性は、コルセットなど着替えに手間がかかる衣服を身につけています。時間がない中での逢瀬でマリーが焦りながらピエールに「着替えを手伝って」とお願いするシーンは、いくら時間がかかろうとお互いを欲しがる気持ちをあきらめないという情熱が垣間見えます。
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