更新日:2019-11-14 17:02
投稿日:2019-11-07 06:00
私はこの人に犯されたのだ
彼女がはっと振り返りました。一瞬、バツの悪そうな顔をしました。そして、「わあ」と、まるでいま気づいたというふうに、手にした布巾を広げます。
G「うっかりこれで、床を拭いちゃったぁ」
私「……いいですよ。私もたまにやりますし」
私はとにかく全裸の彼女を正視できませんでした。
G「ねえ、お腹空いた? 私がなにか作ってあげる。一緒にお買い物に行こう」
私「今日はこれから、やらなきゃいけない仕事があるので」
G「そんなの、明日だっていいでしょ。どこの会社の原稿? 私が見てあげるよ」
私「Gさんの会社に送る原稿なんです。ちゃんと集中してやりたいんので」
Gを尊重するような言い方で何度も伝えると、彼女はなんとか了承し、それでもシャワーを浴びたり丁寧にスキンケアしたりと一時間以上がかかり、ようやく帰り支度を終えた彼女を玄関まで送ろうとすると、彼女がおもむろに私に近づき、囁くのでした。
G「ねえ、キスして」
苦い液が口中に湧きました。でも、これで帰ってくれるのだから……
私は自分より背の低い彼女のために、身を屈めました。すると、彼女はさらに顔を俯かせるのでした。まるではにかむ少女のように。
私はさらに、身を屈めなければなりませんでした。その屈んだとき、私はもっとも、自分はこの人に犯されたのだ、との実感を持ち、脳味噌が床に引きずり落とされるような感覚を覚えました。
次回に続きます。
エロコク 新着一覧
かつて六本木の高級クラブのホステスだったP子さん(41歳主婦/子供アリ)。
ロングヘアのクール美人の彼女には、...
男女の「生涯未婚率」(調査年に50歳である男女のうち結婚歴がない人の割合)は、40年以上にわたり、男女ともに右肩上がり...
物価高に悩まされる日が続いています。なんでもかんでも値上がりするご時世では、ラブグッズを買うにも“お得感”を求めるのは...
かつて六本木の高級クラブで働いていたP子さん(41歳主婦/子供アリ)。
彼女はクラブ時代の仲間と定期的に行われ...
超高齢社会の日本ですが、いつの時代も変わらないのが「いくつになっても女でいたい」という女心です。
現在、愛人を...
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、2週連続で「し」の字形バイブの紹介です。それだけ、いま市場ではこのタイプが...
皆さんは「M男」と訊いてどのような印象を受けるだろう。
「変態」「気持ち悪い」——多くの方が嫌悪感を持つかもしれ...
読者のみなさんは親子丼はお好きですか? だしの染みた軟らかい鶏肉とトロ~リとした卵をご飯と一緒に口の中に……って、そっ...
今年一番のトレンドともいえる「し」の字形バイブ。挿入しながら、クリトリスにも何らかの刺激を与えるハイブリッドタイプの勢...
車や自転車のレンタルに始まり、ベビーシッター、衣服、畑にお金、はたまた医者まで……。近年は、物や空間、時間、スキルとい...
生理中のセックス、したくないという女性は少なくないと思いますが、したい人もいる。でも経血が出るのが気になる……。
...
復興しつつある航空業界。過去に日系エアラインでCAをしていたE子さん(35歳WEB関係/既婚・子供ナシ)が、現役時代の...
愛人関係にも“値引きあり”ってほんと?
風俗で働くお姉さまに接したときに、よく話題になるのが本番交渉に関する話。...
女性の性感帯は、とても多様。だから私はよく思うんです、「手が2本だけじゃ足りなくない?」と。
しかも片手はスマ...
復興しつつあるエアライン業界。かつて国内線CAをしていたE子さん(35歳WEB関係/既婚・子供なし)が現役時代の赤裸々...
外れデリヘルに嘆くなら、愛人をつくればいいじゃない
止まることのない物価高で、家計がますます苦しくなりそうなこの...