更新日:2019-11-14 18:20
投稿日:2019-11-14 18:00
無視をしても襲ってくる現実
いまの仕事さえ終えたら、一刻も早く彼女とも会社とも縁を切ろう──
その一心で、彼女があの手この手で私を操ろうとするたびに感情を停止し、忘れた振りをし続けていました。
心理学の用語で、これを「否認」といいます。
認められない事実を無視することで、自己を防御する心の働きです。
もちろん、いくら否認をしても、現実はどんどん襲ってきます。
このままだと私は、おかしくなってしまうかもしれない──
その危険を感じました。
が、彼女のほうは彼女なりに、自分の欲求どおりに愛されてない事実に気づき、否認を続け、ストレスを溜めていたのかもしれません。
そして思いどおりにならない不愉快な事態への自己対策スキルを、狂気と同レベルで持ち得なかったのかもしれません。
このストレスが、やがて徐々に、彼女自身を蝕んでいきます。
次回に続きます。
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